アナログ電話、ISDN電話等の固定電話は2024年で廃止される?!

株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポートしてきた実績あり。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に250社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。
目次
加入電話(アナログ回線、ISDN回線)とは?
昔ながらの固定電話。正確にはアナログ回線とデジタル回線(ISDN回線)というものを指します。この違いは以下の通りです。
アナログ回線
一番古くからある電話回線で、銅線を使った電話回線を言い、メタル回線とも言います。こちらは1回線で1通話が利用できます。NTT東日本で、東京の場合、月額料金は2,750円(ライトプラン・権利無のプラン)となります。電話番号は1契約に1つのみとなります。通話料は距離に応じて高くなります。
ISDN回線(デジタル回線の1つ)
アナログ回線より後に登場したのが、ISDN回線です。こちらもメタル回線とも言います。こちらは、1回線契約で2通話まで同時に使う事が可能です。NTT東日本で、東京の場合、月額料金は3,780円(ライトプラン・権利無のプラン)となります。また、「i・ナンバー」を契約すれば、最大3つの番号が利用できます。通話料は距離に応じて高くなります。
なお、このアナログ回線、ISDN回線の2つをまとめて、加入電話と言います。
また、NTT以外の会社も提供しており、ソフトバンクのおとくラインが知名度が高いと思います。おとくラインもこのアナログ回線とISDN回線の2つの種別が有り、両方契約が可能です。KDDIも以前は提供していたのですが、現在では受付を終了しています。
IP電話(デジタル回線の1つ)とは?
IPとは、Internet Protocolのことで、音声をパケットに変換して、インターネット回線を活用して音声通話をする電話をIP電話と言います。メリットとして、通話料は距離に関係なく一律で、携帯電話や国際電話への料金が加入電話よりも安くなります。
IP電話というよりも、NTTの商品名「ひかり電話」の方が分かるという方もいるかもしれませんね。ひかり電話もIP電話の中の一商品名です。
IP電話には主に以下の3種類があります。
1.0AB-J型
こちらは03や06などの地域局番が使えるIP電話契約を言います。NTTのひかり電話がこちらに該当します。
2.050型
各プロバイダーやCATV会社が提供するIP電話に多いのですが、こちらは050で始まる電話番号となります。
3.電話番号のないもの
LINE電話や、skypeなど、電話番号なしで使う電話ですね。みなさんも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。これらも全てIP電話です。
なお、弊社でオススメしているクラウドPBXは、電話機の話になりますので、回線としては上記1~3のどれも該当致します。

2024年にアナログ回線、ISDN回線はどうなる?
減り続ける加入電話
上記の総務省資料によると、毎年、加入電話、つまりアナログ回線・ISDN回線は減少しています。この加入電話の回線網を維持するのにお金がかかるのですが、IP電話の導入がすすみユーザーが減っていく一方の為、維持するのが難しくなっており、実は2024年にこの加入電話(アナログ回線・ISDN回線)は廃止予定になっています。
この加入電話で構成された電話網を公衆電話網と言い、専門用語で、PSTN網とも言います。
こちらが現在の構想をまとめたものになります。
アナログ電話はメタルIP電話に!
上記画像を見ると分かりますが、実はISDN回線は残ります!そして、アナログ回線は、「メタルIP電話」という新設の商品に変更予定です。
メタルIP電話の料金はどうなる?
基本料は以下のように、現状と同額となる予定です。以下総務省の資料より抜粋です。
通話料は以下のように距離に関係なく一律料金となります。
ただ、それでもIP電話(ひかり電話)の全国一律8円/3分と比べると少し高いんですね。
移行により廃止されるサービスとは
この2024年の移行にともない、INSネット(デジタル通信モード)が廃止予定です。これは銀行とのやりとり、電子商取引、警備などの業界で安定した高い品質の通信という事で使われてきましたがこちらが廃止されます。この辺りは、各業界がメタルIP電話で、同様のサービスを構築していくのではないかと予想しております。
分かり辛いのですが、ISDN回線(電話で使う)は廃止されずそのまま利用が可能です。廃止されるのはアナログ回線とISDN回線の一部オプションになる「INSネット(デジタル通信モード)」です。
番号は変わる?
メタルIP電話への移行でも、番号は変わらず、料金もそれほど変わらずに利用し続けることが可能な予定です。
まとめ
ということで、2024年に今使っている電話が使えなくなる?ということではなく、
代替商品としてメタルIP電話というものに移行します。基本的な電話として利用している方にはあまり影響はなさそうですが、業種、業界によってはデータ通信や特別なオプションを活用しているような場合には、そのままですと影響がでるものもありそうです。
弊社では現在7社のクラウドPBXサービスの代理店を行っておりまして、御社に料金や評判、機能などから最適なサービスをご提案可能です。また、音質を高めるために光ファイバーや携帯についてのトータルでアドバイスをさせて頂いておりますし、電話番号が今の番号そのままに導入できるかなどもその場で回答できす。
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