クラウドPBXのFAX機能とは?番号そのまま接続する4つの方法 詳細解説!
クラウドPBXを導入する際に「FAXは使えるのか?」「今のFAX番号は維持できるのか?」と悩む担当者は多いと思います。本記事では クラウドPBXとFAXを連携する4つの方法・メリット・選び方を、2026年5月時点の制度に沿って解説します。
結論を3行で言うと、クラウドPBXは ① インターネットFAX、② 変換アダプター、③ 新規番号転送、④ アナログ戻しの4方法でFAXと接続できます。最も推奨は インターネットFAX連携で、テレワーク・出張対応・コスト削減・BCP対策まで一気に実現できます。
クラウドPBXのFAX機能とは何ですか?

クラウドPBXにFAX機能を組み合わせると、インターネット回線を使ってFAXを送受信できます。従来のFAX機のように紙を印刷せず、専用サーバーに受信データを保存し、送信時はスマホやPCからデータを送る形式(インターネットFAX)です。
インターネットFAXは紙・インク・メンテナンス代を削減でき、近年注目を集めています。クラウドPBXとの相性が良く、業務での使用頻度が高い通話とFAXをワンサービスで効率化できます。今のFAX複合機を継続利用したい場合も、後述する変換アダプターでFAX番号を変えずに利用可能です。
クラウドPBXの基本仕組みについてはこちら↓
クラウドPBXとFAXはどうやって連携するのですか?
FAXは アナログ信号でデータをやり取りするため、デジタル通信のクラウドPBXとは仕組みが根本的に異なります。FAXは電話回線、クラウドPBXはインターネット回線を使う点でも差があり、そのままでは接続できません。
連携方法は ① インターネットFAX、② 変換アダプター、③ 新規番号転送、④ アナログ戻しの4種類。いずれの方法も基本的にどのクラウドPBXでも使えますが、サービスによっては未対応のケースもあるため、選定時に対応可否を確認してください。
クラウドPBXとFAXの接続方法4選とは?
クラウドPBXとFAXの接続方法は、以下の4種類です。テレワーク重視ならインターネットFAX、既存複合機・FAX番号維持を最優先するなら変換アダプターが選ばれるケースが多いです。
方法① インターネットFAXに接続する

クラウドPBX事業者が提供するインターネットFAXとセットで申込む方法です。FAX専用機械が不要で、コストカット・ペーパーレス化が可能。サービスによってFAX番号を継続利用できる場合と新規取得が必要な場合があるため事前確認が必要です。
メリット:紙を使わないためペーパーレス化が促進され、紙・インク代を削減できます。FAX複合機がない場合でもスマホ・PCから操作可能。インターネット環境さえあればテレワーク・出張先からも利用できます。受信FAXは管理画面で確認できるほか、指定したメールアドレスにPDFで自動送信可能。送受信履歴も自動記録されるため、過去のFAXの再確認も簡単です。
デメリット:従来のFAXとは使い方が異なるため、慣れるまで負担があります。紙のFAX送信は一度スキャンしてPCに戻ってから操作する手順になります。大量にFAX送受信する企業ではメール通知が大量に来るため、運用ルールの整備が必要です。
インターネットFAXは機能差が大きいため、たとえば circle のネットFAXの詳細などサービス別仕様を比較しましょう。

方法② 変換アダプターを接続する

FAXは電話回線、クラウドPBXはインターネット回線を使うため、そのままでは連携できません。アナログ→デジタル変換アダプターを挟むことで、既存複合機をクラウドPBXに接続し、これまで通りの作業を継続できます。
メリット:慣れ親しんだ複合機をそのまま使い続けられ、新たな操作を覚える必要がありません。FAX番号も継続利用可能なため、社員の多くがFAXを使う企業や、番号変更通知が面倒な場合に最適です。
デメリット:インターネット接続が不安定だと遅延が発生し、画像が乱れることがあります。フレッツ光などの光ファイバーをIPv6対応にする、フレッツ光クロス(10G回線)にするなどの対策が必要です。
方法③ NTT等で新しく取得した番号に転送する

FAX番号を変えずクラウドと接続したい場合、NTTで新しい番号を1つ取得し、既存FAXで受信したデータを新番号に転送する方法です。
メリット:アダプター不使用のため信頼性が高く、データ品質劣化が起きません。複合機の使い方も従来通りで、新しい操作を覚える必要がありません。
デメリット:FAXの受信は古い番号で行いますが、送信は新番号からになります。FAX受信ごとに転送通話料(1回8円程度)が発生する点もコスト面でデメリットです。
方法④ FAX番号をアナログ回線に戻して複合機に接続(アナログ戻し)
「アナログ戻し」と呼ばれる方法で、IP電話・光電話のうちFAX番号だけをアナログ回線に戻し、複合機に直接接続するパターンです。
メリット:送受信データの劣化が起きにくく、複合機の使い方も完全に従来通りです。
デメリット:アナログ回線で取得した電話番号であることが必須条件です。最初から光電話・IP電話で取得した番号はアナログ回線に戻せません。発番時にアナログ・ISDN回線で契約したかの確認が必要です。
クラウドPBXでFAXを使うメリットは何ですか?
クラウドPBXでFAXを使うメリットは、場所を問わない柔軟性・コスト削減・データ共有・営業拡張・ペーパーレス・BCP対策の6点に集約されます。それぞれ具体的に解説します。
① 場所を問わずFAXを送受信できる
インターネット環境さえあればスマホ・PCから自由に操作可能で、複合機の側に立つ必要がありません。出張中の外出先からの受信確認や、テレワーク導入時のFAX業務効率化に直結します。
② コストを削減できる
従来のFAXは回線工事費・複合機購入費(高機種で100万円超)に加え、紙・インク・メンテナンス・電気代がかかります。クラウドPBXでFAX機能を利用すると、複合機購入・回線工事が不要、ランニングコストは月額料金と電気代のみ。修理メンテナンス費もかかりません。
③ 複数の拠点間でデータを共有できる
支社が複数ある企業で従来FAXを使うと、転送作業で内容共有に時間がかかります。クラウドPBXはサーバーに送受信データが保存されるため、インターネット環境があればどこからでもFAXを確認・共有可能。経営層・管理職にとって特に便利な機能です。
④ 新規営業の幅を広げられる
FAXは 1度の操作で複数企業に同報送信できるため、テレアポより営業範囲が広がります。文字や画像での詳細説明も可能。業界によってはメールよりFAXが主流のため、営業チャネル拡張に有効です。
⑤ ペーパーレス化につながる
紙を使わないためペーパーレス化が促進されます。サーバー上にデータが保管されるため、FAXのファイリングスペースも不要。オフィスの省スペース化を進めたい企業に最適です。
⑥ 災害時のBCP対策になる
BCP(事業継続計画)対策として、クラウドPBX+インターネットFAXの併用は非常に有効です。地震・火災等でオフィスが使えなくなっても、FAXの送受信は各社員のスマホ・PCで継続可能。通話も同様に、本社着信を社員の携帯で受けられます。テレワーク全般のBCPは厚生労働省の テレワーク総合ポータルサイト も参考になります。
FAX機能を搭載したクラウドPBXはどう選ぶ?
FAX連携を前提にクラウドPBXを選ぶ際は、送受信料金・データ容量・インターネットFAX対応有無・モバイル端末対応の4点を必ずチェックしましょう。
① 送信・受信料金はいくらか
FAX送信は事業者によって料金体系が大きく異なります。インターネットFAXを提供している3社の送信料金事例は以下の通りです(2026年5月時点)。
| サービス | circle | INNOVERA PBX | clocall |
|---|---|---|---|
| FAX送信料金 | 6.18円/3分 | 4.6円/90秒 | 8円/3分 |
FAX送信は90秒程度で済むケースが多いため、課金単位が短い INNOVERA PBX が送信料金面では最有利です。月間送信枚数で実コストを試算しましょう。
② 送受信できるデータ容量はどれくらいか
事業者ごとに、1か月で送受信できるFAX枚数・データ量が異なります。契約書などページ数の多い資料を扱う場合、上限にすぐ達することもあるため、自社の月間FAX量を分析して適切なプランを選びましょう。多くの事業者は「300枚まで○○円、1,000枚まで○○円」の段階制を採用しています。
③ インターネットFAXに対応しているか
インターネットFAX非対応のクラウドPBXは意外と多いため、選定時に必ずチェックすべき項目です。アダプター接続・アナログ戻しは複合機の側にいる必要があるため、テレワーク主体・出張多めの企業には適しません。場所を問わずFAX送受信したい場合、インターネットFAX対応は必須です。
④ 最新のモバイル端末に対応しているか
クラウドPBXは 手持ちのスマホで利用できるのが最大のメリットですが、対応端末が少ないと活用しきれません。社用携帯を貸与する企業は、社用端末の機種がクラウドPBX・FAX機能に対応しているかを必ず確認しましょう。
FAX機能を搭載したおすすめクラウドPBXは?
FAX機能を搭載した実績豊富なクラウドPBXとして、UNIVOICE と MOTTELの2社を紹介します。利用人数・コスト体系・FAX対応の3軸で比較してみてください。
UNIVOICE
UNIVOICEは高い満足度が特徴のクラウドPBXです。これまで 500社・1.2万人の導入実績があり、充実したサポート体制で継続利用率は98%。既存番号の継続利用に加え、応答代理・転送など従来PBX機能も利用できます。不正アクセス対策にも力を入れており、顧客情報の流出が心配な企業に適しています。リモートワーク完全対応・インターネットFAX対応・全通話録音機能搭載。導入は問合せから平均1か月程度です。
MOTTEL
MOTTELは 定額制が特徴のクラウドPBXです。人数分の料金ではなく、20内線まで月額3,980円(税抜)、50内線まで8,500円(税抜)と利用規模に応じた定額制を採用しています。既存番号の継続利用と03/06等の新規取得が可能、インターネットFAX対応済み。日本全国7拠点のデータセンターで高音質・安定運用を実現しています。日本人向けUI設計でFAX複合機からの転換も直感的に操作可能です。
クラウドPBXのFAX機能に関するよくある質問は?
クラウドPBXとFAXの連携について、よくある質問をまとめました。
Q. クラウドPBXでFAXは使えますか?
A. はい、使えます。FAXはアナログ信号、クラウドPBXはデジタル通信という違いがありますが、① インターネットFAX連携、② 変換アダプター、③ 新規番号への転送、④ アナログ戻し、の4つの方法のいずれかで接続できます。最も使い勝手が良いのはインターネットFAX連携です。
Q. FAX番号は今のままで使えますか?
A. 条件を満たせば継続できます。アナログ・ISDN回線で発番した番号なら多くの場合継続可能、最初から光電話・IP電話で発番した番号は条件が制限されます。変換アダプターでの接続なら今の番号をそのまま使えます。詳しくは導入前に対応可否を確認してください。
Q. インターネットFAXのメリットは何ですか?
A. 場所を問わずスマホ・PCでFAX送受信ができる・複合機購入が不要・紙やインク代がかからない・複数拠点でデータ共有可能・ペーパーレス化・災害時BCP対策にもなる、の6点が主要メリットです。テレワーク主体や複数拠点企業ほど効果が大きくなります。
Q. インターネットFAXのデメリットは?
A. 従来のFAX複合機と使い方が変わるため、ITが苦手な方は慣れるまで負担があります。紙のFAX送信は一度スキャンしてPCから送信する形になります。また、月間で大量にFAXを受信する企業はメール通知が大量に届くため運用ルールの整備が必要です。
Q. FAX送信料金はどのくらいかかりますか?
A. 事業者によって大きく異なり、circle 6.18円/3分、INNOVERA PBX 4.6円/90秒、clocall 8円/3分が代表例です。1回のFAX送信は90秒程度で済むことが多く、課金単位が短いINNOVERA PBX が送信料金面で最有利です。月間送信枚数で実コストを試算するのがおすすめです。
まとめ:クラウドPBX×FAXのベストな組合せは?
クラウドPBXとFAXを連携するには、4つの方法があります。
- インターネットFAX:テレワーク・出張対応の最有力候補
- 変換アダプター:既存複合機・FAX番号維持の場合
- 新規番号転送:番号維持+データ品質重視の場合
- アナログ戻し:アナログ・ISDN発番の番号がある場合のみ
最もおすすめは インターネットFAXです。テレワーク・出張に強く、いつでもどこでもスマホ・PCからFAX送受信ができます。コストカット・ペーパーレス化・複数拠点間のFAX共有・BCP対策など、豊富なメリットがあります。
FAX連携を前提にクラウドPBXを選ぶ際は、送受信料金・データ量・インターネットFAX対応有無・モバイル端末対応の4点をチェックしましょう。
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