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クラウドPBXの音質を改善する方法 10選

クラウドPBXは インターネットの電話で 03/06 等の地域代表番号を発着信できるサービスですが、ネット環境によって音質が大きく左右されます。本記事では クラウドPBXの音質を改善する10の方法を、効果が大きい順に解説します。

結論を3行で言うと、音質改善の優先順位は ① 有線LAN化/4G・5G利用、② ルーターのQoS設定とWi-Fi6化、③ LANケーブル6e以上 + 専用IP電話機、④ クラウドPBX会社・コーデック切替です。コストをかけず即効性があるのは有線化、コストをかけて確実に改善したいなら専用回線とQoS対応ルーターの組合せです。

クラウドPBXの基本仕組みについてはこちら↓

クラウドPBXの音質を改善する10の方法とは?

クラウドPBXの音質改善は、使用端末(スマホ / PC / 固定電話機)× 通信経路(モバイル電波 / Wi-Fi / 有線LAN)× ネットワーク機器(ルーター / LANケーブル)× サービス(クラウドPBX会社・コーデック)の4軸を順に最適化していくのが王道です。以下10の方法を効果順に解説します。

方法① スマホのキャリアを大手3社に変える

スマホキャリアと音質

3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)以外の電波で使うと、音質はかなり悪化します。格安SIMでスマホ運用している場合、キャリアの変更を最初に検討しましょう。番号ポータビリティで番号は維持できるので、電波のキャリアの変更だけで済みます。

法人で社員のプライベートスマホを使っているケースでは、個人のキャリア切替はハードルが高いので、法人携帯の導入を選ぶのが現実解です。

方法② スマホはWi-Fiではなくモバイル電波で使う

Wi-Fiの遅延

現状のWi-Fi環境は遅延が発生しやすく、音が途切れがちです。SIMなしのスマホでなければ、基本は4G/5G電波で使うと音質が相当安定します。社内Wi-Fiは便利ですが、電話用途では帯域競合と遅延でかえって不利になることが多い点に注意です。

方法③ Wi-Fiで使うなら、インターネット回線を高品質にする

理想は NURO Biz など完全専用光ファイバーへの切替です。専用回線なら速度計測で500Mbps超がWi-Fi経由でも出るため、音質はかなり安定します。

そこまでコストをかけられない場合は、NTTフレッツ光をIPv6(IPoE)対応に切り替えるだけでも大きく改善します。詳細はこちら↓

方法④ ルーターをQoS対応に変え、QoS設定をする

QoS(Quality of Service)とは、光ファイバー帯域を特定の通信に優先的に割り当てる仕組みです。音声通話を優先的に割り当てれば、他のメール送受信やWeb閲覧より通話が優先され、音質が安定します。内線数20人以上のオフィスなら、QoS対応ルーターの導入を検討すべきです。

QoS設定ができるルーターの代表格は YAMAHA。企業向けで価格は高めですが、機能は豊富でVPN接続にも対応しています。

YAMAHA QoSルーター

代表的な製品:ヤマハ ギガアクセスVoIPルーター NVR510

方法⑤ Wi-Fiの規格を最新のWi-Fi 6 / Wi-Fi 7 にする

Wi-Fi6規格

Wi-Fi 6(2019年〜)、Wi-Fi 7(2024年〜)と新規格は遅延が大幅に改善されています。ルーター・スマホ・PC のいずれもWi-Fi 6以降対応で揃えれば、Wi-Fi経由でも音切れがかなり抑えられます。これからルーターを買うなら、Wi-Fi 6/7対応モデルを選びましょう。

方法⑥ Wi-Fiではなく、有線LAN接続をする

ノートPCの場合、Wi-Fiをやめて 有線LAN接続に切り替えるだけで、ネット速度が劇的に改善し、音質も安定します。PCソフトフォンを使うなら、有線LAN接続は必須レベルです。

LANポートがないノートPCでも、以下のような USB-to-LAN変換アダプタで対応できます。

USB to LAN変換アダプタ

代表的な製品:USB Type C 有線LANアダプター

方法⑦ LANケーブルはカテゴリー6e以上に変更する

意外と盲点ですが、LANケーブルのカテゴリーが古い(CAT5以下)と、それが帯域のボトルネックになります。カテゴリー6e以上に交換するだけで、有線でも音質が圧倒的に快適になります。

方法⑧ 専用の固定電話機(IP電話機)で導入する

クラウドPBX対応IP電話機

Wi-Fiよりも携帯電波よりも、有線LAN接続が最も音質が安定します。クラウドPBXは 専用の電話機(IP電話機)を導入することで、音質がぐっと向上します。スマホはサブとして、メインは電話機もしくは有線LAN接続のPCに切り替えるのがおすすめです。

方法⑨ クラウドPBX会社を切り替える

最終手段としては、クラウドPBX会社自体の切替を検討しましょう。サービスごとに音質には明確な差があり、当社の代理店経験でも切り替えによって大幅改善するお客様が多数います。音質に影響するのは「サーバー品質」と「アプリ品質」で、特にサーバーのメモリ・CPU等が直接効きます。これは実際に使ってみないと分からない部分なので、複数社を試せる代理店経由がおすすめです。

方法⑩ コーデックを変えてみる

コーデックとは音声の圧縮方式のことです。画像でいうJPG / GIFと同じく、音声にも複数の圧縮方式(G.711 / G.729 / OPUS など)があります。多くのクラウドPBXでコーデック選択が可能なため、ネット環境に合わせてコーデックを変えると音質改善するケースがあります。

どの順番で音質改善を試すのがベスト?

10の方法を全部一気にやる必要はありません。コスト負担と効果の出やすさで優先順位をつけて段階的に進めるのがおすすめです。当社推奨の改善順は以下の通りです。

  • ステップ1(コスト0・即効性大):PCを有線LAN化、スマホは4G/5Gで使う、LANケーブルを6e以上に交換、コーデック切替
  • ステップ2(小〜中コスト):Wi-Fi 6対応ルーター導入、QoS設定、専用IP電話機の追加
  • ステップ3(中〜大コスト):光ファイバーをIPv6対応 or 専用回線(NURO Biz等)に切替
  • ステップ4(最終手段):クラウドPBXサービス自体を別社に切替

テレワーク環境のネットワーク改善については、厚生労働省の テレワーク総合ポータルサイト でも通信品質に関する公式ガイドラインが公開されています。

クラウドPBX音質改善のよくある質問は?

クラウドPBXの音質改善でよく寄せられる質問をまとめました。導入前・運用中いずれの段階でも役立つポイントを整理しています。

Q. クラウドPBXの音質が悪くなる主な原因は?

A. クラウドPBXの音質はネットワーク環境に大きく依存します。主因は、① スマホの電波(格安SIMやキャリア電波の不安定)、② Wi-Fiの遅延・帯域不足、③ ルーターのQoS未設定、④ LANケーブル規格の古さ、⑤ クラウドPBXサービス側のサーバー品質・コーデック設定、の5つです。

Q. Wi-FiでクラウドPBXを使うと音切れします。改善できますか?

A. 改善できます。①ルーターをQoS対応の業務用(YAMAHA等)に変える、②Wi-Fi6規格に切り替える、③可能ならスマホは4G/5G電波で使う、④PCソフトフォンは有線LAN接続にする、の順で効果が高いです。Wi-Fi由来の音切れは構造的な問題なので、有線化が最も確実です。

Q. 法人で社員のプライベートスマホを使っている場合、音質改善はどうすれば?

A. プライベートスマホのキャリア変更は社員の負担が大きいので現実的でないケースが多いです。代わりに、① 法人携帯(3大キャリア)の支給、② 固定電話機(IP電話機)の社内配備、③ 有線LAN接続のPCソフトフォンを基本動線にする、のいずれかが推奨です。

Q. クラウドPBXサービス会社を変えると音質は変わりますか?

A. はい、明確に変わります。クラウドPBX各社は使うサーバー品質・アプリ実装・コーデック対応が異なり、サービスごとに音質差があります。当社では7社の代理店として取り扱いがあり、お客様の環境に合わせて最適なサービスを提案・切替後の音質改善事例も多数あります。

Q. コーデックの変更で音質が変わるって本当ですか?

A. 本当です。コーデックは音声を圧縮する方式で、画像のJPGやGIFと同じく、音声にも複数の圧縮方式(G.711, G.729, OPUS など)があります。クラウドPBXの多くで設定変更可能で、ネット環境に合わせてコーデックを変えるだけで明らかに音質改善するケースがあります。

クラウドPBXの音質はどこを改善する?

クラウドPBXの音質トラブルは「サービスが悪い」と思われがちですが、多くは自社のネットワーク・機器・設定に原因があり改善できます。改善対象は次のとおりです。

項目 内容
回線品質 不安定な回線・帯域不足は音切れの主因。光化や帯域確保で改善する
QoS設定 音声通信を優先する設定がないと、混雑時に品質が落ちる
接続方式 無線より有線接続のほうが遅延・揺らぎが少なく安定する
端末・ヘッドセット 安価な機器はノイズ・エコーの原因。業務用機器で改善する

 ポイントは、音質はサービス単体でなく「自社の環境と機器の合算」で決まるという点です。サービスを変える前に、回線・QoS・有線化・機器を見直すだけで実用品質まで改善することが多くあります。原因を切り分けず乗り換えても、環境が同じなら音質は変わりません。

環境改善を起点にすることが、音質改善の出発点になります。焦って決めず、ここで挙げた観点を一つずつ確認・比較してから判断することが、結果的に手戻りやコストの無駄を防ぐ近道になります。

中小企業はどう手順で改善すべき?

音質改善は、原因の切り分けから手順を踏むのが効率的です。押さえる進め方は次のとおりです。

項目 内容
現状測定 実環境で音切れ・遅延の発生状況を把握し、再現条件を特定する
切り分け 回線・QoS・接続方式・端末のどこがボトルネックかを順に確認する
環境改善 光化・帯域確保・QoS設定・有線化・業務用ヘッドセットを順に実施する
効果確認 改善前後を比較し、実用品質に達したかを確認する

 最大のつまずきは、原因を切り分けずサービスを乗り換え、環境が同じで改善しないことです。音質は環境改善で多くが解決します。当社はクラウドPBXの音質改善を、現状測定からネットワーク・機器の最適化まで伴走支援しています。

サービス変更の前に環境改善を起点にすることが、確実に品質を底上げする要点になります。自社だけで判断が難しい場合は、専門家や第三者の視点も取り入れ、総額と要件・将来計画の両面から総合的に判断することをおすすめします。

音質改善チェック

音質改善チェック

クラウドPBXの音質改善とは、クラウドPBXの通話音質を改善することのことで、サービスが悪いと思われがちですが多くは自社のネットワーク・機器・設定に原因があり改善できます。

不安定な回線・帯域不足という音切れの主因、音声を優先するQoS設定の有無、無線より安定する有線接続、ノイズ・エコーを生む安価な端末・ヘッドセットが改善対象で、音質はサービス単体でなく自社の環境と機器の合算で決まります。

サービスを変える前に回線・QoS・有線化・機器を見直すだけで実用品質まで改善することが多く、原因を切り分けず乗り換えても環境が同じなら音質は変わりません。

実環境での発生状況の測定と再現条件の特定、回線・QoS・接続方式・端末のボトルネック切り分け、光化・帯域確保・QoS・有線化・業務用ヘッドセットの順次実施、改善前後の効果確認が要点で、切り分けずサービスを乗り換え改善しない失敗を避け、

環境改善を起点にすることが要点となります。

 以下に、押さえるべき要点とその内容を整理します。

項目 ポイント 解説
回線 品質を確保 光化・帯域確保で音切れ改善
QoS 音声を優先 混雑時の品質低下を防ぐ
接続 有線が安定 遅延・揺らぎが少ない
機器 業務用に 安価品はノイズ・エコー源
手順 切り分け先行 乗り換え前に環境改善

まとめ:クラウドPBX音質改善のチェックリスト

クラウドPBXの音質改善は、「使用端末・通信経路・ネットワーク機器・サービス」の4軸で順に最適化するのが王道です。一気にやらず、コスト負担の少ない有線化・キャリア変更などから始めて、効果を見ながら次の手を打つのがコツです。

本記事で紹介した音質改善10の方法

  • スマホのキャリアを大手3社に変える
  • スマホはWi-FiではなくWi-Fiモバイル電波で使う
  • Wi-Fi利用時はインターネット回線を高品質に
  • ルーターをQoS対応に変える
  • Wi-Fi 6 / 7規格にする
  • 有線LAN接続に切り替える
  • LANケーブルをカテゴリー6e以上に交換
  • 専用IP電話機で導入
  • クラウドPBX会社を切り替える
  • コーデックを変えてみる

当社(株式会社アーデント)では 7社のクラウドPBXサービスの代理店を行っており、料金・評判・機能・音質を踏まえて最適なサービスをご提案できます。社内のネットワーク環境(光ファイバー・Wi-Fi・スマホ)まで含めたトータルアドバイスも可能です。電話番号がそのまま継続できるかも即時回答できます。

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