固定電話番号を引越先でも変えないでそのまま使う方法!【2026年】
会社のオフィス移転や引越しを検討するとき、「NTTに電話番号が変わると言われた」というご相談が頻繁にあります。本記事では 固定電話番号が引越し先で変わる条件と、変えずに継続利用する方法(クラウドPBXの活用)を、2026年5月時点の制度に沿って解説します。
結論を3行で言うと、同じNTT局のエリア内なら番号はそのまま継続できます。違うNTT局へ移転する場合は クラウドPBXへポータビリティすればNTT局外でも番号を維持できます。市外局番(03/06/045 等)が変わるエリアへの移転は総務省ルール上、番号継続はできません。
固定電話番号が引越しで変わるエリアとは?
固定電話番号が変わるかどうかは、「同じ区内」「同じ町内」かどうかではなく、NTT電話局の管轄が同じかどうかで決まります。同じ町内でも違うNTT局が管轄しているケースがあるため注意が必要です。

例えば、「渋谷区渋谷三丁目 → 渋谷区渋谷三丁目」の移転でも、電話番号が変わるケースがあります。一方、「渋谷区渋谷4丁目 → 渋谷区広尾4丁目」の移転は電話番号が変わりません。渋谷4丁目と広尾4丁目は同じNTT局が管轄しているからです。
そのため、違う区に事務所を引っ越したからといって、必ず電話番号が変わるとは限りません。逆に、同じ区内・同じ町内でも変わってしまうケースもあります。
市外局番が変わるエリアへの引越しは番号継続できる?
市外局番(03/06/045 等)が変わるエリアへ移転する場合、どんな方法でも電話番号を継続することはできません。総務省のルール・指導により、住所地や拠点がない人が、離れた場所の市外局番を利用することは認められていないためです。
例えば、東京23区内(市外局番03)から横浜市(市外局番045)へ引っ越す場合、市外局番自体が変更となるため、番号継続はできません。同じNTT局管轄でも市外局番が変わるパターンは、まずありません。
電話番号がオフィス移転で変わるかどうかの調べ方は?
現在の住所と移転候補先の住所をNTTに伝えれば、移転で電話番号が変わるかどうかを確認できます。NTT東日本の場合は 0120-116-000 に電話して問い合わせます。

現在のNTT局がわかれば、同じNTT局の地域(カバーエリア)も特定できます。NTT東日本の NTT局のカバーエリア から該当エリアの電話局一覧をダウンロードして調べる方法もあります。
番号が変わらない地域で物件を探すには?
現在のNTT局のカバーエリアを特定すれば、同じNTT局管轄の住所=電話番号が変わらない物件のリストが作れます。物件選定時にこのリストと照合することで、番号継続を前提とした移転先を絞り込めます。

不動産業者には「NTT局名」を伝えて「このエリア内で探したい」と相談すると、効率的に絞り込めます。NTTのカバーエリア情報も一緒に渡すとスムーズです。
NTT以外の電話回線(SoftBank・KDDI 等)の場合はどうなる?
ソフトバンクやKDDI、その他のIP電話(光電話)も、基本的にはNTTの固定電話局と同じ管轄で判定されます。NTTの局が同じであれば電話番号は変わりませんし、局が変わる地域への移転であれば電話番号は変わります。
ただし、ソフトバンク・KDDI で発番した番号はNTT以外への ポータビリティができない場合があるため、現在の電話会社にまず確認が必要です。
NTT局が変わってもクラウドPBXで番号を変えない方法は?
代表電話番号を変えずにオフィス移転をする方法として最も有効なのが、クラウドPBXへのポータビリティです。クラウド上のサーバーに電話番号が紐づくため、NTTの局外へ移転しても今の番号を継続利用できます。
クラウドPBXの基本については以下の記事で詳しく解説しています。
クラウドPBXを使うメリットは番号維持だけではありません。
- 外出先でも、スマホで03/06/052等の代表番号で発着信ができる
- 移転のたびに電話番号を変える手間がなくなり、既存顧客からの連絡を取り逃すリスクが消える
- 在宅ワーカーやスタッフのスマホにアプリを入れれば、通話料は会社負担で会社の電話機として活用できる
- ビジネスホン本体や移設工事が不要になる
- FAXもクラウド管理で、外出先で受信・送信が可能
業種別のクラウドPBX活用例については以下の記事を参考にしてください。
クラウドPBX化が対応できる番号の条件は?【2026年版】
クラウドPBXへの番号ポータビリティが可能かどうかは、「最初にどの電話会社で発番されたか」と「対象エリアに入っているか」の2点で決まります。2025年からの双方向ポータビリティ制度開始により、ひかり電話発番の番号も対象が広がりました(2026年5月時点)。
① NTTのアナログ回線・ISDN回線で取得した番号の場合
- 移転先が03なら03、06なら06と 同じ局番エリアへの移転であること
- 局番が以下のいずれかであること
北海道011/宮城県022/埼玉県04・042・048・049/千葉県04・043・047・0476/東京都03・04・042・0422・0428・044/神奈川県042・044・045・046・0463・0466・0467/山梨県0428/愛知県052・0561・566・0568・0586/岐阜県0586/京都府075/大阪府06・072・0725/兵庫県06・072・078・079・0797・0798/広島県082/福岡県092・09
2025年から始まった固定電話番号の双方向ポータビリティ制度がスタートしても、NTTのアナログ・ISDN発番で取得した番号については、NTTの局を超えたオフィス移転をする場合などは番号が変わってしまうケースがあります。
② NTTのひかり電話(コラボ光含む)で取得した番号でエリア内の場合
- 移転先が03なら03など 同じ局番エリアへの移転であること
- 2025年からの双方向ポータビリティ制度により、移転先にNTTフレッツ光が引けなくても番号継続が可能
- 局番が①と同じエリア内であること
③ NTTのひかり電話で取得した番号でエリア外の場合
- 移転先が0235なら0235など 同じ局番エリアへの移転であること
- 移転先の物件にNTTのフレッツ光を引き込めること(または社長自宅等にGW機器を設置する代替手段あり)
④ ソフトバンク・KDDI 等で取得した番号の場合
基本的に①と同じ対象エリア内であれば、クラウドPBXへの移行が可能です。ただし会社ごとに条件が異なるため、まずは当社までご相談ください。
クラウドPBXへのポータビリティに関するよくある質問は?
電話番号をそのままにオフィス移転する場合のポータビリティについて、よくある質問をまとめました。
Q. NTTの局外でも番号を変えずに移転先で利用できますか?
A. NTTのアナログ回線・ISDN回線で発番された電話番号であれば、ポータビリティが可能で、NTTから電話会社が変わるため、NTTの局外に移転した場合でも番号を維持して利用できます。ただし、同じ局番のエリア内であること、ポータビリティ対象エリア内であることが条件です。NTT光電話やソフトバンク等で発番した番号はポータビリティができないため、現在の電話会社に番号が変わると言われた場合は、変わってしまいます。
Q. 今がひかり電話でもポータビリティできますか?
A. 現状ひかり電話かどうかは重要ではなく、最初にアナログ・ISDN回線で対応エリアで取得した番号がポータビリティ可能となります。現状ひかり電話を使っていれば、その番号を自宅や別オフィスに移動させ、クラウドPBXに連携して、移転先の新オフィスで使う方法も可能です。詳細は当社までお問合せください。
Q. FAXもポータビリティ可能ですか?
A. はい、FAXもポータビリティが可能です。対応方法は3つあり、(1)インターネットFAXを紐づける、(2)別のFAX番号に転送する、(3)アナログ変換器を接続し、現状の複合機につなぐ、というパターンから選べます。それぞれ一長一短があるので、お問合せ時にベストな方法をご提案します。
Q. 音質は大丈夫ですか?
A. 通話の音質はクラウドPBXサービス自体よりも、ユーザー側のネット環境に大きく左右されます。光ファイバー有線接続であれば心配いりませんが、スマホで格安SIM等を使うと音質が劣化します。下り40Mbps程度出ていれば安定して通話が可能です。当社では事前にサーバー品質を確認したサービスを提案しています。
Q. ポータビリティした電話番号をまたNTTに戻せますか?
A. はい、可能です。ただし、現在ご利用のNTT基地局内に住所がないと、戻す時に電話番号が変わってしまいますのでご注意ください。
Q. 最低利用期間はありますか?
A. 当社は7社のクラウドPBXを取り扱っており、最低利用期間は各社で異なります。設定がない会社もあれば、長い会社で1年というところもあります。設定がある場合でも、1年以上使えば違約金は無くなります。
Q. スマートフォンはプライベート携帯でも使えますか?
A. はい、可能です。プライベート携帯にアプリを入れて使った場合でも、通話料の請求は会社にいきます。SIMなしのスマホでも、Wi-Fi環境があれば利用できます。
引越し先でも番号を変えない方法は?
オフィス移転で電話番号が変わると、名刺・Web・取引先周知など膨大な手間と連絡途絶が生じます。番号を維持する主な方法は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番号ポータビリティ | 事業者を変えても同じ番号を継続利用する正攻法(区分・対象の確認が前提) |
| クラウドPBX活用 | 番号をクラウドPBXで運用し、移転しても設定変更で同番号を使い続ける |
| 局内/局外移転 | 移転先が同一区域か等で継続可否・方式が変わるため事前確認が必要 |
| 段取り | 移転と番号切替の日程を調整し、不通期間を出さない |
ポイントは、番号維持は「移転当日に何とかなる」ものでなく、番号区分・方式・移転先条件を事前に確認して初めて成立するという点です。確認を怠ると、移転先で同番号が使えない・不通になるといった手戻りが起きます。
移転計画と並行して番号継続の可否と方式を早期に確認することが、出発点になります。
中小企業は失敗しないどう進めるべき?
番号を変えない移転は、事前確認と切替段取りが成否を分けます。中小企業が押さえる進め方は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 継続可否の確認 | 現番号の区分と、移転先で継続できる方式(ポータビリティ/PBX等)を早期に確認する |
| 方式の選択 | 移転先条件に合う方式を選び、必要な手続き・期間を把握する |
| 切替段取り | 移転日と番号切替を調整し、業務影響の小さい時間帯・並行運用で不通を防ぐ |
| 周知準備 | 万一番号が変わる場合に備え、関係先への周知計画も用意しておく |
最大のつまずきは、移転を決めてから番号継続を確認し、間に合わず番号変更や不通になることです。番号は事業の連絡先という重要資産のため、移転計画の初期から確認すべきです。当社は番号を変えないオフィス移転を、
継続可否の確認から方式選定・切替段取りまで伴走支援しています。早期確認と段取りが、手戻りを防ぐ要点になります。番号は事業の重要な連絡先のため、移転が決まったら最優先で継続可否を確認することが肝心です。
番号維持チェック

引越し先での電話番号維持とは、オフィス移転(引越し)後も固定電話番号を変えずに使い続けることのことです。
番号が変わると名刺・Web・取引先周知など膨大な手間と連絡途絶が生じるため、番号ポータビリティ、クラウドPBXでの番号運用、移転先条件に応じた局内/局外移転といった方法で番号維持を図ります。
番号維持は移転当日に何とかなるものでなく、番号区分・方式・移転先条件を事前に確認して初めて成立し、確認を怠ると移転先で同番号が使えない・不通になる手戻りが起きます。
進め方は、現番号の区分と移転先での継続方式の早期確認、移転先条件に合う方式の選択と手続き・期間の把握、移転日と番号切替の調整による不通防止、番号変更時に備えた周知計画で、移転を決めてから確認し間に合わず番号変更・不通になる失敗を避け、
移転計画の初期から確認することが要点となります。
以下に、押さえるべき要点とその内容を整理します。
| 項目 | ポイント | 解説 |
|---|---|---|
| 方式 | ポータビリティ等 | 区分・対象の事前確認が前提 |
| PBX活用 | 設定で継続 | クラウドPBXで同番号運用 |
| 移転先 | 条件で可否変動 | 局内/局外で方式が変わる |
| 切替 | 不通を防ぐ | 日程調整・並行運用で対応 |
| 早期確認 | 計画初期に | 間に合わず番号変更を回避 |
まとめ:電話番号を変えずに移転する手順は?
電話番号を変えずにオフィス移転をするには、同じNTT基地局内で移転するか、クラウドPBXを導入するかのどちらかです。クラウドPBXなら料金も今とそれほど変わらず導入でき、番号維持以外にも多くのメリットがあります。
クラウドPBX導入で得られるメリット
- 外出先でスマホで代表番号の発着信ができる
- ビジネスホン本体の購入が不要。移設工事も不要
- FAXもクラウド管理で、外で受信・送信が可能
- 特定部署を先に鳴らし、取れない時に全員を鳴らすコールルールが無料設定可能
- 通話料も6.18円/3分まで下げられる
- 共有電話帳が無料
- 内線通話は日本中・世界中どこでも無料
- フリーアドレス対応で、机や会議室から電話機がなくなる
当社(株式会社アーデント)では、現在7社のクラウドPBXサービスの代理店を行っており、ほぼどんな電話番号にも対応可能です。対応できるかどうかすぐに回答できますので、まずはお気軽にご相談ください。
電話事業者の制度や番号ポータビリティの公式情報は、総務省の ICT政策ページ で確認できます。
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