30人までのコールセンターシステムならクラウドPBXが驚きの安さだった!

「30人程度の小規模コールセンターを立ち上げたいが、専用システムは高い」「クラウドPBXで代替できないか」とお悩みの担当者向けに、本記事では 専門のコールセンターシステムとクラウドPBXの機能比較・料金比較・選び方を解説します。
結論を3行で言うと、30人規模までの小規模インバウンドコールセンターなら クラウドPBX一択。専門のコールセンターシステムは1人月額8,000〜15,000円なのに対し、クラウドPBXは 1人月額1,000〜1,300円と圧倒的な低コストで、機能面でも通話録音・モニタリング・IVR・CTI(CRM連携)まで実用レベルでカバーできます。
コールセンターシステムとは何ですか?
コールセンターシステムとは、コールセンターで必要な電話機能と、着信時に顧客情報を表示するCTI機能を兼ね備えたサービスのことです。インバウンド(受電)・アウトバウンド(発信)でそれぞれ必要機能が異なりますが、電話を多用する企業向けの専門システムです。
主要な機能を整理すると以下の通りです。インバウンドのコールセンターでよく使われる機能を中心に解説します。
コールキューイング
着信が重なり対応できるオペレーターがいない時に、「ただいま電話が混み合っております」のアナウンスでお客様に待ってもらい、手が空いた人が対応する機能。混雑時間帯の取り逃し防止に必須の機能です。
モニタリング・ウィスパリング
モニタリングは、オペレーターの通話を上司が聞ける機能(3者通話と違いお客様には声が聞こえない)。ウィスパリングは、お客様に聞こえないように上司がオペレーターへアドバイスする機能。新人教育・品質管理に多用されます。
通話録音
文字通り通話内容を録音するサービス。半年程度の記録保持が一般的で、トラブル対応・教育・コンプライアンス確認に活用されます。
IVR(自動音声応答)
「新規のお客様は1を、サポートのお問い合わせは2を押してください」のアナウンスを流し、対応する部署をお客様側で選んでもらう機能。受電の振り分けを自動化し、オペレーターの負担を減らします。
通話状況の一覧表示
画面にオペレーターの一覧が表示され、誰が今通話中なのか、待機しているかを画面で確認できる機能。スーパーバイザーが状況把握する際に重要です。
コールレポート
一定期間で 誰が多く通話しているか、手が空いている時間はどれくらいかなどのレポートを出す機能。生産性分析・シフト最適化に使われます。
これらは便利な機能ですが、専門のコールセンターシステムは1人当たり月額8,000〜15,000円程度かかります。10人規模で月額10万円超、30人規模で月額30万円超となり、小規模事業者には負担が大きいのが現実です。
クラウドPBXでコールセンター機能はどこまで使える?
専門のコールセンターシステムに対して、クラウドPBXを導入しCRM連携でCTI機能を実現すると、コストはかなり抑えられます。特にインバウンドコールセンターを作るならクラウドPBXがおすすめです。
多くのクラウドPBXサービスがコールセンター用の機能を備えており、そういったサービスを選べばコールセンターシステムにかなり近い運用が可能です。
クラウドPBXで同等レベルに使える機能
- モニタリング
- ウィスパリング
- 通話録音
- IVR(自動音声応答)
クラウドPBXがやや弱い機能
- コールキューイング:機能としてはあるが、専門コールセンターシステムのほうが使いやすい
- コールレポート:基本的なレポートは出せるが、待機時間・平均通話時間など細かい分析は専門システムに軍配
- 画面でのオペレーター一覧表示:20人くらいまでは見やすいが、それ以上だと専門システムのほうが快適
クラウドPBXのオペレーター画面例(INNOVERA PBX)
以下は1社のクラウドPBXのオペレーター表示画面です。このアカウントでは3人のオペレーターが表示され、通話中の人が1人いて、29秒通話していることが分かります。20人くらいまでは見やすいレイアウトですが、それ以上増えるとやや見づらくなります。

シンプルでオペレーター数が多くても見やすい例(3CX)
こちらの会社では、シンプルですが より多くのオペレーターを1画面に表示できそうです。

CRMとの連携によるCTI機能(3CX × Zoho CRM)
こちらは3CXというクラウドPBXとZohoというCRMサービスとの連携事例です。着信時に顧客情報を検索し、応答する前に顧客情報を画面表示でき、CTI機能を実現できます。
ただし、これはかなりうまく連携できている事例で、多くのクラウドPBXは「応答した後に検索する方式」が主流です。30人くらいまでのインバウンドコールセンターなら、これで十分対応可能です。
クラウドPBXとコールセンターシステムの料金はどれくらい違う?
機能面では専門のコールセンターシステムが優位ですが、料金は圧倒的にクラウドPBXが安いです。1人当たりの月額料金で比較すると以下の通りです。
| 項目 | 専門コールセンターシステム | クラウドPBX |
|---|---|---|
| 1人当たり月額 | 8,000〜15,000円 | 1,000〜1,300円 |
| 10人運用 | 80,000〜150,000円/月 | 10,000〜13,000円/月 |
| 30人運用 | 240,000〜450,000円/月 | 30,000〜39,000円/月 |
30人運用で比較すると、月額20〜40万円のコスト差になります。年間では240〜480万円もの違いです。小規模コールセンターの立ち上げを検討している場合、クラウドPBXは必ず比較対象に入れるべき選択肢です。
クラウドPBXの基本仕組みについてはこちら↓
クラウドPBXコールセンター運用で押さえるべき注意点は?
30人以下の小規模コールセンターでクラウドPBXを運用するなら、「ネット環境」「通話録音保存先」「CRM連携の対応事例」の3点を必ず確認しましょう。
- ネット環境:オペレーター席で同時通話が発生するため、QoS対応ルーター・有線LAN化を推奨。詳細は クラウドPBXの音質を改善する方法 10選 を参照。
- 通話録音の保存先・保存期間:守秘義務がある業務では、録音データの保存サーバーが国内か海外か、保存期間が何日かを確認。
- CRM連携の対応事例:Zoho・Salesforce・kintone等の連携実績があるか、CTI機能を完全実装しているかを契約前に確認。
テレワーク対応のコールセンター運用については、厚生労働省の テレワーク総合ポータルサイト も公式ガイドラインとして参照できます。
コールセンターシステム vs クラウドPBXのよくある質問は?
30人規模までの小規模コールセンター導入でよく寄せられる質問をまとめました。
Q. コールセンターシステムとクラウドPBXの価格差はどれくらいですか?
A. 1人当たり料金で 大幅な差があります。専門のコールセンターシステムは1人あたり月額8,000〜15,000円ですが、クラウドPBXなら1人あたり月額1,000〜1,300円程度。10人規模で月額7〜14万円、30人規模で月額21〜42万円のコスト差になります。
Q. クラウドPBXで対応できないコールセンター機能はありますか?
A. 高度なキューイング・詳細なコールレポート・大人数のオペレーター画面表示の3点は専門コールセンターシステムに劣ります。30人を超える大規模コールセンターや、詳細な分析レポートが必要な場合は専門システムを推奨。30人以下のインバウンドコールセンターなら、クラウドPBXで十分対応可能です。
Q. クラウドPBXのCTI機能(着信時の顧客情報表示)は使えますか?
A. CRMとの連携で実現可能です。代表的な事例は 3CX × Zoho CRMの組合せで、着信時にCRMから顧客情報を自動検索して画面表示できます。多くのクラウドPBXは「応答後に顧客情報を検索する」方式ですが、CTI機能をフル活用したい場合は連携対応サービスを選びましょう。
Q. 通話録音やモニタリング機能は標準で使えますか?
A. はい、多くのクラウドPBXで 標準機能として利用可能です。通話録音は半年程度のデータ保持が一般的で、モニタリング(上司が通話を聞く)・ウィスパリング(顧客に聞こえないオペレーター指示)も搭載しています。専門コールセンターシステムと同等の品質で使えます。
Q. 小規模コールセンターを始める場合、最初の選定基準は?
A. 規模・必要機能・連携CRMの3軸で考えるのがおすすめです。10〜30人の小規模インバウンドならクラウドPBX、30人超または高度な分析が必要なら専門コールセンターシステム。CRM連携でCTIを実現したい場合は、対応事例のあるサービスを選びましょう。
まとめ:小規模コールセンターはクラウドPBX一択?
30人規模までの小規模インバウンドコールセンターなら、クラウドPBXが圧倒的なコスト優位です。一部の機能(高度なキューイング・詳細レポート・大人数表示)は専門システムに劣りますが、ほとんどのコールセンター業務には十分なレベルです。
選定の判断軸
- 10〜30人規模 / 標準的なインバウンド業務 → クラウドPBX
- 30人超 / 高度な分析が必須 → 専門のコールセンターシステム
- CTI機能を重視 → CRM連携実績の豊富なクラウドPBX(3CX × Zoho等)
当社(株式会社アーデント)では 7社のクラウドPBXサービスの代理店を行っており、規模・必要機能・連携CRMを踏まえて最適なサービスをご提案できます。コールセンター運用に必要な光ファイバー・QoSルーターまでトータルアドバイス可能です。
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株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
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