クラウドPBXの音質は実際どのくらいか?音声データで紹介
クラウドPBXとは
クラウドPBXとは、インターネットを使った企業向けのビジネスホンの事を言います。今までは主装置という機械をオフィスに置いていましたが、これをクラウドサーバーのソフトウェアが代わりに行います。そのため、スマートフォンでも代表番号の発着信が可能となります。テレワーク、リモートワークには最適な商品になっています。
詳細はこちらから↓
クラウドPBXの通話品質が決まるポイントとは
クラウドPBXは、インターネットを使った電話のため、音質がネットワーク環境によって影響を受けます。
具体的には以下のように電話の着信がクラウド―サーバーを経由して、インターネットを使って着信します。
ここで問題になるのが、①クラウドサーバーの性能。そして、②インターネットの速度環境、そして最後に着信する③アプリの性能です。これらの総合的なもので、クラウドPBXの通話品質が決まってきます。このどれかで、遅延が起きると、実際の音質が悪く聞こえます。
なお、個人的な感覚ですが、NTT等の今までの電話の音質を100としたときに、85くらいに下がる気がします。
たまに着信しない、若干音が変な感じに聞こえるということは発生すると思います。
クラウドPBXの実際の音声、音質はこちら
クラウドPBXの音質がどのくらいなのかを比較するため、以下のテストを行いました。
iphone11に入っているクラウドPBXアプリから、ソフトバンクの電源が入っておりませんというアナウンスを録音しました。また、ネット環境による差を確認するため、WIFIとソフトバンクの4G回線2パターンを試しています。
また、弊社のWIFI環境での速度計測結果はこちらです。
また、携帯電波の速度計測結果はこちらです。
ソフトバンクの一般的な携帯電話から発信
これが携帯電話の音質です。これを100と考えましょう。
クラウドPBXから発信:WIFI
「ただいま~」の「い」、電話にでることができませんの「ま」あたりで途切れた感じがしますね。また、携帯電話と比べると少し、くぐもっている印象です。
クラウドPBXから発信:4G
WIFIのときよりは、途切れが少ない感じがしますね。これは電波方式の違いだと思われます。通話品質としては、仮に同じネットワークの速度環境だとすると、携帯電波の方が安定します。
次に、クラウドPBXの商品ごとに差があるのかを検証してみます。
クラウドPBX(circle)から発信:携帯電波
弊社でメインで使っているcircleという商品の音質です。ちょっと音量が小さいですね。あと、最初に大きく途切れた感じがします。ただ、それ以降はわりとクリアに聞こえます。
クラウドPBX(INNOVERAPBX)から発信:携帯電波
これは先ほども聞いていただいたデータですが、商品はINNOVERAPBXというものでした。こちらの方が繋がった最初の途切れは小さいですね。ただ、その後はちょっとくぐもった感じでしょうか。
まとめ
クラウドPBXの方が、いままでの電話の音質よりも落ちる結果となりました。これは、当然なので、今後5G回線が広まっていくことにより、より改善していくと思われます。また、クラウドPBXの音質がどの程度落ちるかですが、まずつながった最初で一瞬途切れた感じになります。これはどの商品でも同じようです。また、電波方式としては、携帯電波の4G回線の方がより安定している結果となりました。
最後に商品ごとの音質差ですが、今回聞き比べて、私も差があるのだと実感しました。ただ、正直聞き比べないと気付かないくらいの差かと思います。弊社でももう3年くらい使っていますが、問題なく利用できるレベルではあると思います。気になる場合は、導入前にデモをして、比較してみましょう!
弊社では現在7社のクラウドPBXサービスの代理店を行っておりまして、御社に料金や評判、機能、音質などから最適なサービスをご提案可能です。また、クラウドPBXは社内のネットワーク環境によっては、著しく音質が劣化してしまいますが、私たちは、音質を高めるために光ファイバーや携帯についてのトータルでアドバイスをさせて頂いておりますし、電話番号が今の番号そのままに導入できるかなどもその場で回答できす。
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株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
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