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スプレッドシートのタブの作り方は左下の+|名前変更・色分け・非表示とスマホでできないこと【2026年版】

スプレッドシート下部のシートタブを色分けして整理した画面

Googleスプレッドシートで、月ごと・店舗ごとに表を分けたいのに、タブ(シート)の増やし方が分からない。
あるいは、タブが増えすぎて目的の表が探せない。

この記事では、タブの作り方から整理のコツ、スマホでできない操作、そして「隠したつもりが見えていた」という共有時の落とし穴までをまとめます。

先に結論(30秒で読めます)
① タブは画面左下の[+]で追加できます。パソコンなら Shift+F11 でも追加できます。
② 名前の変更・色分け・並べ替え・コピー・削除は、タブの右側の[▼](下矢印)のメニューにまとまっています。
③ タブを「非表示」にしても情報は守れません。閲覧者でも中身を見られるので、見せたくない表は別のファイルに分けてください。

手順はGoogleの公式ヘルプの記載に沿って整理しています。
パソコンとスマホでは、できる操作が違う点にも触れます。

目次

スプレッドシートの「タブ」と「シート」は何が違う?

呼び方が違うだけで、同じものです。

1つのファイル(スプレッドシート)の中に、ページのように切り替えられる表が複数入っていて、その1枚1枚を「シート」、画面下に並ぶ見出しを「シートタブ」と呼びます。

呼び方 指しているもの 例
スプレッドシート(ファイル) Googleドライブに保存される1つのファイル全体 「2026年度 売上管理」というファイル
シート ファイルの中に入っている1枚の表 「4月」「5月」「6月」の表
シートタブ(タブ) 画面の下に並んでいる、シートを切り替える見出し クリックすると「5月」の表に切り替わる

Excelの「ワークブック」と「ワークシート」の関係と同じだと考えると分かりやすいです。

なお、Googleドキュメントにも「タブ」機能が加わっていますが、こちらは文書の章を分ける別の機能です。

タブ(シート)の作り方は?追加する3つの方法

新しいタブは、次の3つの方法で追加できます。普段は1つ目だけ覚えておけば十分です。

方法 操作 向いている場面
1. 左下の[+]を押す 画面左下にある[+](シートを追加)をクリックする いちばん簡単。初めての人はこれだけでよい
2. ショートカット Windows は Shift+F11、Mac は Shift+Fn+F11 表を続けて何枚も作るとき
3. 既存のタブをコピー タブの[▼]→[コピーを作成] 前月と同じ形の表を作るとき。書式も数式も引き継がれる

毎月同じ形式の表を作るなら、白紙のタブを追加するより、3つ目の「コピーを作成」が圧倒的に早く、入力ミスも減ります。

コピーしたタブには「(元の名前)のコピー」という名前が付くので、すぐに名前を変えておきましょう。

新しいタブに付く名前は「シート2」「シート3」

追加したタブには自動で「シート2」「シート3」と名前が付きます。

そのままにすると、数式で別のタブを参照するときに何の表か分からなくなるので、作ったらすぐに名前を変えるのがおすすめです。

タブの名前変更・色分け・並べ替え・削除のやり方は?

タブの操作は、ほとんどがタブの右側にある[▼](下矢印)のメニューにまとまっています。
パソコンでの手順は次のとおりです。

やりたいこと パソコンでの操作 覚えておきたいこと
名前を変える タブの文字をダブルクリックして入力する [▼]→[名前を変更]でも同じ
色を付ける [▼]→[色を変更]→色を選ぶ 部署・月・状態ごとに色を決めると探しやすい
並べ替える タブをクリックしたまま左右にドラッグする よく使うタブを左端に寄せる
同じファイル内にコピー [▼]→[コピーを作成] 元のタブの右隣に作られる
別のファイルへコピー [▼]→[別のワークブックにコピー]→コピー先を選ぶ 書式や数式ごと別ファイルに移せる
削除する [▼]→[削除]→[OK] 削除しても、すぐなら[元に戻す](Ctrl+Z)で戻せる

複数のタブをまとめて操作できる

公式ヘルプによると、Shiftキーを押しながらタブをクリックすると複数のタブを同時に選べます。

この状態で、コピー・削除・コピーの作成・非表示・タブの移動をまとめて行えます。
年度末に古い月のタブを一度に非表示にするときなどに便利です。

削除したタブは「変更履歴」から戻せる

削除したことに後から気づいても、[ファイル]→[変更履歴]から削除前の版を選べば、その時点の状態に戻せます。

ただし版を戻すとファイル全体がその時点に戻るので、戻す前に「この版をコピー」で別ファイルとして取り出すほうが安全です。

スマホのアプリでタブは操作できる?できないことは?

スマホのGoogleスプレッドシートアプリでも、タブの追加や名前の変更はできます。
ただし、Android と iPhone・iPad で、できる操作が少し違います。
公式ヘルプの記載をまとめると次のとおりです。

操作 パソコン Android iPhone・iPad
タブを追加する ○ ○ ○
名前を変える ○ ○ ○
コピーを作成する ○ ○ ○
並べ替える ○(ドラッグ) ○([左に移動][右に移動]) ○(ドラッグ)
タブに色を付ける ○ ○([タブの色]) ×(パソコンで操作)
非表示・再表示 ○ ○ ×(パソコンで操作)
シートや範囲の保護 ○ ×(パソコンで操作) ×(パソコンで操作)
別のファイルへコピー ○ × ×

スマホは「見る・少し直す」、色分けや保護などの整理は「パソコン」と役割を分けると迷いません。

特に iPhone では色の変更も非表示もできないので、タブの整理はパソコンでまとめて行ってください。

スマホとパソコンでスプレッドシートのタブを操作する社員

タブの切り替えが早くなるショートカットは?

タブが10枚を超えると、マウスで探すだけで時間がかかります。次のショートカットを覚えると移動がかなり楽になります。

やりたいこと Windows Mac
新しいシートを追加 Shift+F11 Shift+Fn+F11
次のシートへ移動 Ctrl+Shift+PageDown Option+↓
前のシートへ移動 Ctrl+Shift+PageUp Option+↑
シートの一覧を表示 Alt+Shift+K Option+Shift+K
ショートカット一覧を表示 Ctrl+/ ⌘+/

タブが多いファイルでは、左下の[≡](すべてのシート)を押すと、シート名の一覧から目的のタブへ直接移動できます。

ショートカットは言語やキーボードによって使えない場合があると公式ヘルプにも書かれているので、うまく動かないときは[≡]を使ってください。

タブが増えすぎて探せないときの整理のコツは?

タブの数が増えると、目的の表を探すたびに数十秒かかり、間違ったタブに入力する事故も起きやすくなります。
実際に社内で決めておくと効果が大きいルールは次のとおりです。

ルール 具体例 決めないとどうなるか
名前の先頭に番号を付ける 「01_入力」「02_集計」「99_マスタ」 並び順が人によってバラバラになり、どこが入口か分からない
月の名前は形式をそろえる 「2026-04」「2026-05」のように年月で統一 「4月」「5月分」「R8.6」が混在し、数式で参照しにくい
色の意味を決める 赤=入力用、灰=計算用、青=提出用 色が飾りになり、どこに入力すべきか分からない
1ファイルの枚数の上限を決める 月別のタブは12枚まで、年度ごとにファイルを分ける ファイルが重くなり、開くまでに時間がかかる
入力用と集計用を分ける 入力するタブと、数式で集計するタブを別にする 入力時に数式を上書きして集計が壊れる
迷ったら、まずこの3つだけ決めてください
「入口のタブを左端に置く」「色は入力用だけ赤にする」「1年たったらファイルを分ける」の3つです。
これだけで、タブを探す時間と入力ミスの両方が目に見えて減ります。追加費用はかかりません。

タブが増えすぎて目的のシートが探せず困る社員

ファイルには容量の上限がある

公式ヘルプでは、Googleスプレッドシート1ファイルの上限を2,000万セルまたは100MBまでとしています。

タブを何枚に増やしても、ファイル全体のセルの合計がこの上限の対象です。

上限に届く前でも、タブが数十枚・数万行になると表示が遅くなるので、年度ごとにファイルを分けるのが現実的です。

別のタブのデータを参照・集計するには?

タブを分けた後は、別のタブの数字を集計したくなります。同じファイルの中なら、数式でタブ名を指定するだけで参照できます。

やりたいこと 数式の例 間違えやすいところ
別のタブの1つのセルを使う =’2026-04′!B10 タブ名に記号や空白があるときは ‘ で囲む
別のタブの範囲を合計する =SUM(‘2026-04’!C2:C100) 範囲を広めに取ると行を足しても漏れない
複数のタブの合計を集計する =’2026-04′!B10+’2026-05′!B10 月が増えるたびに数式を直す必要がある
タブ名をセルから指定する =INDIRECT(“‘”&A2&”‘!B10”) A2 に年月を入れると、そのタブの値を引ける
別のファイルのデータを使う =IMPORTRANGE(“URL”,”シート名!A1:D100″) 初回だけ[アクセスを許可]が必要

タブ名を変えると、そのタブを参照している数式は自動で新しい名前に置き換わります。

ただし INDIRECT のように文字でタブ名を指定している数式は自動で直らないので、タブ名を変えるときは注意してください。

タブが見当たらない・消えたときの原因は?

症状 考えられる原因 直し方
画面の下にタブが1つも出ない ブラウザの表示倍率が大きく、タブの帯が画面外にある Ctrl+0(Macは⌘+0)で表示倍率を100%に戻す
あったはずのタブが一覧にない 誰かが非表示にした [表示]→[(シート名)の表示]で再表示する(編集者のみ)
タブが多くて右端まで見えない タブの帯に収まりきっていない 左下の[≡](すべてのシート)から選ぶ
タブが丸ごと消えている 誰かが削除した [ファイル]→[変更履歴]で削除前の版を開き、必要なタブをコピーする
スマホで色や非表示の項目がない iPhone・iPadのアプリでは非対応 パソコンで操作する

特定のタブを相手に直接開いてもらうには

タブを開いた状態でブラウザのURLを見ると、末尾に「#gid=数字」が付いています。

このURLを送ると、相手はファイルを開いた瞬間にそのタブが表示されるので、「下の5番目のタブを見てください」と説明する手間がなくなります。

セルを右クリック→[このセルへのリンクを取得]を使えば、特定のセルまで指定して共有できます。

タブを「非表示」にすれば、見られたくない表を隠せる?

隠せません。ここが、社内でいちばん多い勘違いです。

公式ヘルプには、シートを非表示にすることとシートを保護することは異なり、閲覧者は非表示になっているシートの内容にアクセスできる、と明記されています。

操作 できること できないこと
シートを非表示 画面のタブ一覧から見えなくして、見た目を整理する 閲覧者から中身を隠すこと。編集者は再表示でき、閲覧者もコピーを作れば再表示できる
シートを保護 指定した人以外が編集できないようにする 見られないようにすること。保護したシートも閲覧はできる
別のファイルに分ける 見せる相手ごとに共有範囲を分けられる 1つのファイルで管理する手軽さはなくなる

公式ヘルプでは、保護も「セキュリティ対策ではない」と書かれています。

給与・原価・個人情報など、見せたくない表がある場合は、タブを隠すのではなく別のファイルに分けて、見せてよい人だけに共有してください。

必要な数字だけを IMPORTRANGE で共有用ファイルに取り込めば、元の表を見せずに集計結果だけ渡せます。

⚠️ 書き出し・公開でも注意が必要です
PDFや Excel 形式で書き出した場合、非表示のシートは非表示のまま出力されます。
一方、ウェブに公開したページのURLにシートの番号(#gid=)を付けると、非表示のシートが表示されると公式ヘルプに書かれています。公開設定を使うときは特に注意してください。

色分けしたシートタブの使い方を確認する上司と部下

大事なタブを、うっかり書き換えられないようにするには?

集計用やマスタのタブを壊されないようにするには、パソコンで[データ]→[シートと範囲を保護]を使います。
手順は次のとおりです。

手順 操作 補足
1 [データ]→[シートと範囲を保護]を開く 右側に設定の欄が出る
2 [シート/範囲を追加]→[シート]を選び、保護するタブを選ぶ 一部のセルだけ入力させたいなら[特定のセルを除く]
3 [権限を設定]で編集できる人を選ぶ 「自分のみ」か、指定したメンバーだけにする
4 警告だけにしたい場合は「警告を表示」を選ぶ 編集はできるが、確認のメッセージが出る

保護はスマホのアプリでは設定できず、パソコンで行う必要があります。

また、Excel形式のまま開いているファイルでは保護のメニューが出ないので、Googleスプレッドシート形式に変換してから設定してください。

1つのファイルにタブを増やすか、ファイルを分けるか、どう決める?

自社に当てはまるもの 結論 そう言い切れる理由
月別・週別に同じ形の表を作る 1ファイルにタブで並べ、年度ごとにファイルを分ける 1年分ならタブで比べやすく、年をまたぐと重くなる
店舗別・部署別に担当者が入力する 入力は担当ごとのファイル、集計は1つのファイルにまとめる 他店舗の数字を見せずに済み、上書き事故も起きない
給与・原価など見せたくない表がある 必ず別のファイルにする タブの非表示や保護では閲覧を防げない
社外の人と一部だけ共有する 共有用のファイルを別に作り、必要な数字だけ取り込む 共有範囲はファイル単位でしか分けられない
入力する人が数人で、全員が全部見てよい 1ファイルにタブを分けて、集計タブだけ保護する 管理が最も簡単で、追加費用もかからない
迷ったら、こう決めてください
「見せる相手が同じならタブで分ける、見せる相手が違うならファイルで分ける」の1つだけを基準にしてください。
タブは整理の道具で、ファイルは共有範囲の区切りです。この区別ができると、隠したつもりの情報が見えてしまう事故はほぼ防げます。

タブでの管理が限界になったら?

タブを増やして管理するのは、少人数・少ない件数のうちは最も手軽な方法です。
一方で、次のような状態になったら、表計算ではなく業務アプリに切り替える時期です。

こんな状態になったら 起きている問題 次の手段
タブが30枚を超えた 探す時間と、開くまでの時間が毎日かかる 年度・用途ごとにファイルを分ける
同じ数字を複数のタブに手で転記している 転記ミスと作業時間が増える QUERY や IMPORTRANGE で自動集計する
入力する人が10人を超えた 誰がいつ直したか追えず、上書き事故が起きる AppSheet や kintone で入力画面を作る
スマホで現場から入力したい スマホでは表が見づらく、入力が続かない 入力専用のアプリやフォームを用意する

毎月の転記や集計に10時間以上かかっているなら、時給2,500円換算で年30万円分の作業が表の管理に消えている計算です。

業務アプリの導入には、デジタル化・AI導入補助金を活用できる場合があります(対象は登録されたITツールに限られ、要件は年度で変わるため、公募要領の確認が必要です)。

今日からできる3ステップ

ステップ やること 所要時間・費用
STEP1 よく使うファイルを開き、タブ名の先頭に番号を付けて入口を左端に寄せる 10分・0円
STEP2 入力用のタブだけ赤に色分けし、集計用のタブを保護する 10分・0円
STEP3 非表示にしているタブに見せたくない情報がないか確認し、あれば別のファイルに移す 15分・0円

STEP3は特に大切です。タブを隠しただけで安心しているファイルが社内にないか、一度見直してみてください。

よくある質問

Q. タブ(シート)は何枚まで追加できますか?

A. 枚数そのものの上限よりも、ファイル全体で2,000万セルまたは100MBまでという上限が先に効きます。
実際には数十枚を超えると動作が遅くなるので、年度や用途ごとにファイルを分けるのがおすすめです。

Q. 非表示にしたタブは、共有した相手に見られますか?

A. 見られます。閲覧者は非表示のシートの内容にアクセスでき、編集者は再表示もできます。見せたくない表は、非表示ではなく別のファイルに分けて、共有する相手を絞ってください。

Q. スマホでタブの色を変えられないのはなぜですか?

A. iPhone・iPadのアプリでは、タブの色の変更と非表示はパソコンで行うよう公式ヘルプに書かれています。Androidのアプリでは[タブの色]から変更できます。
整理はパソコンでまとめて行うのが確実です。

Q. タブを別のスプレッドシートに移すことはできますか?

A. パソコンでタブの[▼]→[別のワークブックにコピー]を選ぶと、別のファイルにコピーできます。移動ではなくコピーなので、元のファイルのタブは必要に応じて削除してください。

まとめ

Googleスプレッドシートのタブは、左下の[+]で追加し、名前の変更・色分け・コピー・削除はタブの[▼]のメニューから行います。

スマホでもタブの追加や名前の変更はできますが、iPhoneでは色分けと非表示、保護はパソコンでの操作が必要です。

そして、タブの非表示や保護は見た目の整理と編集の防止であって、情報を隠す仕組みではありません。

「見せる相手が同じならタブ、違うならファイル」で分けるだけで、整理のしやすさと情報の守りを両立できます。

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