クラウドPBXのモッテル(MOTTEL)メリット・デメリットを解説
クラウドPBXとは
このページを御覧の方は、クラウドPBXについては、ご存じだとは思いますが、
念のためご説明させて頂きます。
クラウドPBXとは、従来のビジネスホンとは異なり、PBX機能をクラウドサーバーが行うものをいいます。また、電話機はインターネットにつながるスマートフォンやPCで発着信もできるため、場所を問わず、自宅でも、出張先でも、会社の代表番号の発着信と保留転送が可能となります。
そのため、フリーアドレスやテレワークには非常に有効なツールですし、
旧来のビジネスホンのリースが切れるタイミングで、メンテナンスコスト削減のために切り替える企業が多いです。
クラウドPBXの詳細については以下の記事で詳しく解説していますので、御覧ください↓
クラウドPBXのモッテル(MOTTEL)とは
クラウドPBXのモッテル(MOTTEL)とは、バルテック社が提供するクラウドPBXサービスです。かなり長く提供されているサービスで、そういう意味では安心感がありますね。
モッテル(MOTTEL)が対応できる電話番号
モッテルは以下の番号に対応が可能です。
種別 | 番号帯 |
新規発番 | 050、0120 |
既存番号 | NTT光電話発番のすべての電話番号 |
上記の表を見てもわかる通り、NTTの光電話で発番した番号での利用に強みを持っています。
このケースでは、ゲートウェイ(GW)という機械を設置して接続する方式になります。
KDDIやソフトバンク、楽天、CATV会社等で取得した電話番号では利用ができません。
MOTTELのスマートフォン画面
MOTTELのPCソフトフォン画面
モッテル(MOTTEL)のメリット
①ライセンス課金単位が20人、50人など定額制
他のクラウドPBXサービスが、1人約1000円程度の料金体系が多い中、MOTTELは、一定の人数ごとの定額制を採用しています。
モッテル料金表
プラン名 | 利用可能ライセンス数 | MOTTEL料金 |
スタンダードプラン | 20ライセンス | 3,980円(最大人数利用時単価199円) |
ミドルプラン | 50ライセンス | 8,500円(最大人数利用時単価170円) |
プレミアムAプラン | 100ライセンス | 15,000円(最大人数利用時単価100円) |
ゲートウェイスタンダードプラン | 20ライセンス | 3,980円(最大人数利用時単価199円) |
ゲートウェイミドルプラン | 50ライセンス | 8,500円(最大人数利用時単価170円) |
プレミアムBプラン | 100ライセンス | 35,000円(最大人数利用時単価350円) |
プラチナクラウドプラン | 200ライセンス | 85,000円(最大人数利用時単価425円) |
上記の事例でいえば、20名の企業がクラウドPBXを導入する場合、例えば、ゲートウェイスタンダードプランを使うと、月3980円÷20人で、1人あたり199円で利用が可能になります。
これは、他社が1人1000円前後かかるのと比べると、相当お得です。
②インターネットFAXも提供
モッテル(MOTTEL)のもう1つの強みは、インターネットFAXを無料で提供していることです。通常他のクラウドPBXメーカーのインターネットFAXは別料金がかかります。それだけで、追加料金がかかるのですが、MOTTEL契約者は、インターネットFAXを無料で利用が可能です。
※ゲートウェイ接続の場合のみ。050番号の新規発番で利用する場合は、別途インターネットFAXの利用料金がかかります。
③全国の支店網で安心のサービス
バルテック社は、全国、北海道から沖縄まで拠点を持っていて、何かあればサポートを提供することができます。
また、不具合発生時のサポートも専用窓口が、PCをリモートでつないで、その日中に対応してくれます。
④プロバイダも行っていて、低料金の固定IPを契約できる
NTTの光電話で契約した固定電話番号をクラウドPBX化する場合は、ゲートウェイ(GW)という機械をオフィスに設置します。その際に、固定IPを設定して、外部と通信ができるようにする必要があります。
通常固定IPは1IP月3000円~が多い中、MOTTELでは、月1500円で契約が可能です。
※自社で別プロバイダで用意したものでも、問題はありません。
⑤ipad受付システムが安い!
最近の企業の受付にipadを設置するケースが増えています。こういったものは、それだけで月額数千円~数万円かかるのですが、MOTTELの場合、アプリが買い切りで3万円(税別)のみ。
ipad受付を導入するなら、相当お得と言えるでしょう。
⑥勤怠、人事システムが利用可能
実は電話サービスのMOTTELですが、クラウドを使っているため、無料でMOT/Cloudというサービスが利用できるようになります。このMOT/Cloudには、勤怠サービスとして、タイムカード機能や有給管理機能があったり、チャット機能があったりします。
これらのサービスをまだ導入していない場合は、無料で使えるので、お得です!
モッテル(MOTTEL)のデメリット
①初期費用が高い
モッテルでは、ゲートウェイ設置の場合、必ず下見をして、後日訪問工事を行います。他のクラウドPBXが、機器を郵送して、自分で設置するところが多い中、安心ではあるのですが、その分初期費用が高くなります。
ゲートウェイ設置の場合、22万円くらいからとなります。
②IP電話機が高い
モッテルのIP電話機は、ナカヨ製のもので、1台40,000円程度かかります。他のクラウドPBXが1台2万円前後なのと比べると、かなり高くなります。電話機を導入する場合は、要注意です。
③管理画面の提供がない
他の多くのクラウドPBXでは、管理画面の提供があり、ユーザー側で、例えば社員が退職して、新しい人を採用したので、名前を変えたいなどの変更を自分でできるのですが、MOTTELではこれができません。
変更は、都度サポートに依頼して行うようになります。特に費用は掛からないのですが、単純に手間ですよね。
まとめ
クラウドPBXのモッテル(MOTTEL)をご紹介させて頂きました。一番の強みは、月額料金の安さになると思います。従業員数が多い企業ほど、その恩恵を受けられると思いますので、従業員数で10名以上の企業であれば、一度検討すべきサービスでしょう。
なお、現在使っている電話番号でMOTTELが利用できるかどうかなどは、弊社にお問合せいただければすぐに回答が可能です。
弊社では現在7社のクラウドPBXサービスの代理店を行っておりまして、料金や評判、機能、音質などから最適なサービスをご提案可能です。また、クラウドPBXは社内のネットワーク環境によっては、音質が劣化してしまいますが、私たちは、音質を高めるために光ファイバーや携帯についてもトータルでアドバイスさせて頂きます。
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株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
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