クラウドPBXなら無料で利用できる7つの項目
近年では、ビジネスフォンよりも優れた機能を持つクラウドPBXという電話サービスの普及が進んでいます。
そもそもクラウドPBXが何かについては以下の記事をご覧ください↓
そんなクラウドPBXの最大の特徴といえば、従来のビジネスフォンでは多くの費用負担がかかる多くの項目が無料になり、コスト削減効果が見込める点です。
本記事では、企業の電話サービスをクラウドPBXにすることで無料で利用できる7つの項目について解説します。
クラウドPBXなら無料で利用できる7つの項目
クラウドPBXとは、ビジネスフォンの主装置となるPBX機能をクラウド化し、インターネット回線を使用して携帯電話やスマートフォン、PCなどの端末をビジネスフォンとして利用できる電話システムです。
クラウドPBXは、一般的なビジネスフォンと比べて圧倒的にコスト削減ができる電話システムで、通常であればコストがかかる項目も無料で利用できるという点が特徴です。
そこで、クラウドPBXの導入時に無料となる7つの項目についてご紹介します。
主装置の本体費用
ビジネスフォンを導入する場合であれば、小規模な事業所であっても主装置の本体費用は最低でも20 、事業規模の大きさや受電業務の多さに比例して主装置の本体費用も高額となります。
しかし、クラウドPBXなら1つの回線を複数の電話機で共有するために必要な主装置(PBX、構内電話交換機)をクラウド上に用意するため、通常であれば発生するはずの主装置の本体費用がかからず無料となります。
ビジネスフォンを30台以上必要とする大企業であれば、主装置の本体費用だけでも200万円前後となることも少なくありません。初期投資にかかる20万円~数百万円の高額な費用が無料になると思うと、クラウドPBXはかなりコストパフォーマンスが高い電話システムといえるでしょう。
ビジネスフォンの電話機本体費用
ビジネスフォンを導入する場合には、使用する電話機の数に応じて固定電話機を購入する必要があります。
ビジネスフォンとして利用する固定電話機は、社内に設置した主装置に対応する純正の電話機を購入しなければならず、新品を購入する場合は1台あたり約 がかかります。
一方、クラウドPBXを導入する場合はインターネット回線を活用してパソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末をビジネスフォンとして利用できるため、固定電話機を購入する必要がありません。
その結果、クラウドPBXにすることでビジネスフォンの本体費用は丸々浮くということになります。
工事費用
ビジネスフォンを導入する場合は、必要に応じて固定電話機を購入する必要があり、また複数の固定電話機を1つの回線で共有するためには主装置を購入する必要があります。
また、購入した固定電話機をビジネスフォンとして運用するには、当然ながら固定電話機と主装置を社内に設置するための工事が必要となり、工事費用もかかります。
それに比べ、クラウドPBXの場合は固定電話機を用意する必要もなければ、主装置もクラウド上にあることで工事をする必要もないため、工事費用が実質無料となります。
内線通話料
従来のビジネスフォンであれば、社内に設置した固定電話機同士では内線通話はできるものの、拠点間での通話は主装置から外れたところでの通話となるため、社内間であっても外線通話料が発生してしまいます。
しかし、クラウドPBXは日本全国で内線構築ができるため、社外であっても場所を問わず社内間連絡はすべて内線通話となります。これにより、これまでビジネスフォンでかかっていた社内間連絡にかかる通話コストを大幅に減らすことができます。
転送通話料
主装置と有線接続されたビジネスフォンは、社内に設置された固定電話機同士であれば転送や取り次ぎを行うことができます。しかし、転送相手が社外にいる場合には、携帯電話やスマートフォンへの転送設定を行わなければなりません。
携帯電話やスマートフォンへの転送設定は別途有料サービスを利用する必要があるため、転送通話料がかかってしまうのがネックです。
しかし、クラウドPBXなら携帯電話やスマートフォンがビジネスフォンの機能を担うため、外出先であっても直接電話を受け取ることができ、転送にかかる通話料も無料になります。
オプション料
各メーカーが提供するクラウドPBXサービスのなかには、充実した通話機能に加え、通常なら有料オプションとなるような顧客管理や営業管理に役立つ機能が基本機能に含まれているものも多くあります。
そのため、新たにオプション料金を支払うことなく、無料で便利な機能を有効活用することができます。ただし、無料で提供されているオプション機能はメーカーによって内容が異なるため、どのようなオプションが基本機能に含まれているかはそれぞれ確認する必要があります。
無料トライアル
クラウドPBXサービスを提供する多くのメーカーでは、一部の機能または全ての機能を無料で試すことができる「無料トライアル」を設けています。
無料トライアルは各メーカーが定める一定期間にはなりますが、運用前に試せることで通話品質や求めるニーズに対応した機能かどうかといった点を判断できるため、非常にありがたいサービスとなります。
ただし、すべてのメーカーが無料トライアルを実施しているわけではないため、運用前にはキャンペーン内容をよく確認するようにしましょう。
まとめ
クラウドPBXは、インターネット回線を利用してパソコンやスマートフォンをビジネスフォン化できる次世代の電話サービスです。通常であれば社内に設置しなければならない固定電話機や主装置を一切用意する必要がないため、初期投資にかかるコストや運用コストの多くを無料にすることができ、大幅なコストカットが実現できます。
とはいえ、コスト削減にばかりに着目し、本来のビジネスフォンとしての機能を後回しにするのは厳禁です。クラウドPBXサービスの多くは無料トライアルができるため、実際に試してみて品質を確認することをおすすめします。
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