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【2026年版】Microsoft 365とCopilotはセットと別々購入どちらが安い?|Business Standard・Premium+Copilot Businessの料金比較と30名の年額試算

Microsoft 365とCopilotのセットプランと別々購入の費用を天秤で比べる概念図

「Microsoft 365 に Copilot を付けたい。でも、最初から Copilot 付きのプランで契約するのと、今の Microsoft 365 にあとから Copilot を足すのと、どちらが安いのか分からない」。
2026年に入って、当社に寄せられる Copilot の相談でいちばん多いのがこの質問です。

先に結論を言うと、2026年9月時点の Microsoft 公式価格では、Copilot 付きの「セットプラン」のほうが、別々に買うより1人あたり月1,600〜1,700円ほど安く表示されています。
ただしセットは原則として新規契約向けで、すでに Microsoft 365 を使っている会社はアドオン(追加購入)が基本の買い方になります。
さらに、全員に付けるか一部の人だけに付けるかで、年額は数十万円単位で変わります。

この記事では、公式サイトの価格をもとに「セット」と「別々購入」を1人あたり・30名の年額で比べ、自社がどちらを選ぶべきかを判断できるように整理します。
価格はすべて税抜・年間契約の月額換算で、2026年9月29日に Microsoft 公式サイトで確認した表示価格です。

この記事の結論(3行)
① 新規契約なら、Copilot 付きセット(Business Standard+Copilot Business=月3,523円)が別々購入(月5,246円)より1人月1,723円安い
② ただし全員に Copilot を配る必要はない。30名の会社で使う人5名だけに付ければ、全員セットより年約43万円安くなる
③ 既存契約の会社はアドオンが基本。切り替えは契約更新のタイミングで販売店に相談するのが現実的

そもそも「セットプラン」と「別々購入」は何が違う?

Microsoft 365 で有料の Copilot(Microsoft 365 Copilot Business)を使う方法は、大きく2つあります。
1つは Business Standard や Business Premium と Copilot が1つにまとまった「セットプラン」を契約する方法。
もう1つは、今の Microsoft 365 の契約に Copilot Business を「アドオン」として追加する方法です。

どちらも、使える Copilot の機能は同じです。
Microsoft の公式FAQにも「Copilot Business アドオンは、Microsoft 365 Copilot 製品と同じ機能を提供します」と書かれています。
違うのは、価格と「誰が買えるか」の2点です。

買い方 公式の商品名 買える会社 月額(税抜・年間契約)
セットプラン(Standard) Microsoft 365 Business Standard と Microsoft 365 Copilot Business 新規契約が基本 3,523円
セットプラン(Premium) Microsoft 365 Business Premium と Microsoft 365 Copilot Business 新規契約が基本 4,797円
別々購入(アドオン) Microsoft 365 Copilot Business Basic・Standard・Premium の既存契約者 3,148円(2026年12月31日までの初年度は2,698円)

「新規のお客様は Copilot を含む Microsoft 365 プランを購入できます。既存のお客様は、対象の Microsoft 365 プランに Copilot をアドオンとして追加し、Microsoft 365 管理センターで管理できます。」
(Microsoft 公式「一般法人向け Microsoft 365 のプランと価格」よくある質問より)

つまり、セットと別々購入は「どちらでも自由に選べる2択」ではありません。
これから Microsoft 365 を契約する会社はセットが、すでに契約中の会社はアドオンが、それぞれ標準の買い方として用意されています。

Microsoft 365とCopilotの契約形態をノートPCで比較検討する日本人の社員2名

1人あたりで比べると、セットと別々購入はいくら違う?

公式サイトの表示価格をそのまま足し算して、1人あたりの月額を並べました。
Copilot Business のアドオンは、2026年7月1日〜12月31日に申し込むと初年度だけ2,698円になるキャンペーン中なので、通常価格とキャンペーン価格の両方を載せています。

組み合わせ セットプラン 別々購入(通常) 別々購入(キャンペーン初年度) セットとの差(通常)
Business Standard + Copilot 3,523円 5,246円(2,098+3,148) 4,796円(2,098+2,698) 月1,723円・年20,676円
Business Premium + Copilot 4,797円 6,446円(3,298+3,148) 5,996円(3,298+2,698) 月1,649円・年19,788円
Business Basic + Copilot セットの設定なし 4,197円(1,049+3,148) 3,747円(1,049+2,698) —

注目したいのは、セットプランに含まれる Copilot 部分の実質価格です。
Standard のセットは単体の Business Standard(2,098円)より1,425円高いだけなので、Copilot を実質月1,425円で使えている計算になります。
アドオンの通常価格3,148円と比べると半額以下で、キャンペーン価格2,698円よりも1,273円安い水準です。

見落としやすいポイント:Basic+Copilot より Standard のセットのほうが安い
「Word や Excel はブラウザ版で十分だから、いちばん安い Business Basic に Copilot を足そう」と考えると、月4,197円になります。
一方、デスクトップ版の Office まで付いた Business Standard のセットは月3,523円です。安いプランに足すほうが、上のプランのセットより月674円高いという逆転が起きています。
新規で Copilot を使う前提なら、Basic から考え始めるのではなく、Standard のセットから比較するのが近道です。

月間契約・年間契約で、選べる買い方はどう変わる?

もう1つの違いは契約期間です。セットプランは月間契約(いつでも解約できる契約)でも買えますが、アドオンの Copilot Business は年間契約しか用意されていません。

買い方 年間契約(月額換算) 月間契約 途中でやめたいとき
Standard+Copilot セット 3,523円 4,228円 月間契約ならいつでも解約でき、解約料なし
Premium+Copilot セット 4,797円 5,756円 同上
Copilot Business アドオン 3,148円 なし(年間契約のみ) 年間契約の途中では減らせない

「Copilot Business プランは、月単位または年単位の請求で年間契約として利用できます。Copilot Business プランには、月間購入契約はありません。」
(Microsoft Learn「Microsoft 365 Copilot Business に関する FAQ」より)

「まず数か月だけ試して、合わなければやめたい」という会社にとっては、この違いが大きく効きます。
アドオンは1年間の契約になるため、試してみて使われなかった場合でも、残りの期間の料金は払い続けることになります。

なお、年間契約のライセンス数を減らせるのは、原則として購入・更新から7日以内に限られます。ライセンスを減らすタイミングの詳しい考え方は、次の記事で解説しています。

30名の会社なら、年額でいくら差がつく?

従業員30名の会社を例に、Business Standard を使う前提で5つのパターンを比べました。すべて税抜・年間契約・12か月分です。

パターン 契約の組み合わせ 年額(税抜) Copilot を使える人
A 全員 Business Standard のみ(Copilot なし) 755,280円 0名(無料の Copilot Chat のみ)
B 全員 Standard+Copilot セット 1,268,280円 30名
C 全員 Standard + アドオン(通常価格) 1,888,560円 30名
D 5名だけセット+25名は Standard のみ 840,780円 5名
E 25名 Standard のみ+5名にアドオン(通常価格) 944,160円 5名

全員に付ける場合、セット(B)と別々購入(C)の差は年620,280円です。
一方で、使う人を5名に絞ると、セット(D)は全員セット(B)より年427,500円安く、Copilot なしの状態(A)からの上乗せは年85,500円で済みます。

Business Premium で同じ比較をすると、全員セットは年1,726,920円、全員を別々購入(通常価格)にすると年2,320,560円で、差は年593,640円です。
Premium でも、セットのほうが大きく安くなる構図は変わりません。

Copilotを必要な社員だけに付けて総額を下げる考え方の概念図

この試算の前提
価格は Microsoft 公式サイトの2026年9月29日時点の表示価格(税抜・年間契約の月額換算)です。販売店(CSP パートナー)経由の場合は価格が異なることがあります。
アドオンのキャンペーン価格(2,698円)は2026年12月31日までの申し込みで初年度のみ適用です。2年目以降は通常価格で計算しています。
Copilot Cowork などの従量課金部分は含めていません。Cowork はどちらの買い方でも別料金(使った分だけ)です。
セットプランの価格が期間限定の価格かどうかは、契約時点の公式サイトと見積書で必ず確認してください。

結局、自社はセットと別々購入のどちらを選べばいい?

ここまでの内容を、状況別の結論にまとめました。自社に当てはまる行を探して、右の結論をそのまま検討の出発点にしてください。

自社に当てはまるもの 結論 そう言い切れる理由
これから Microsoft 365 を新しく契約する Copilot を使う人だけセット、残りは単体プラン セットは Copilot 部分が実質月1,425円で、アドオンより半額以下
すでに Microsoft 365 を使っている(年間契約) 当面はアドオン。更新日にセットへの切り替えを相談 既存契約者の標準はアドオン。年間契約の途中では数を減らせない
まず1〜2か月だけ試したい セットの月間契約(4,228円)か無料試用 アドオンは年間契約のみで、途中でやめられない
全員に Copilot を配るかまだ決めていない 3〜5名で始めて、使われ方を見てから広げる 30名全員と5名では年40万円以上の差がつく
Business Basic を使っていて Copilot も付けたい Standard のセットと比較する Basic+アドオン(4,197円)より Standard セット(3,523円)が安い
300名を超える、または超えそう Copilot Business ではなく大企業向け Microsoft 365 Copilot を検討 Copilot Business はテナントあたり最大300シートまで
迷ったら、この順番で決めてください
① まず無料の Copilot Chat を全員に使ってもらい、「社内の資料を読ませたい」という声が出る人を洗い出す
② その人数が3〜5名なら、その人たちだけ有料 Copilot を付ける(新規ならセット、既存ならアドオン)
③ 3か月後に使われ方を確認し、効果が出た部署から広げる
30名で最初から全員に付けると年126万円(セット)かかりますが、5名から始めれば上乗せは年8万5,500円です。

すでに Microsoft 365 を使っている会社は、セットに切り替えられる?

既存契約の会社がいちばん気になるのが、「今の Business Standard を、セットプランに切り替えて安くできないか」という点です。
公式の案内では、既存のお客様はアドオンで追加するのが標準の買い方とされています。

一方で、公式FAQでは「組織のニーズの変化に応じて、お客様のアカウントを別のプランに移行できます」とも書かれています。
プランの変更そのものは可能ですが、年間契約の途中で今の契約を減らすことは原則できないため、実務では次の2つのタイミングで考えるのが現実的です。

タイミング できること 注意点
契約の更新日 更新時に一部の人をセットプランへ移し、残りを単体プランで更新する 更新日の2〜3週間前までに、誰に Copilot を付けるかを決めておく
人員が増えるとき 増えた分をセットプランで契約する 同じ会社で複数のプランを持てるのは合計300名まで
今の契約を解約して新規契約し直す 理屈上は可能だが、おすすめしない メール・ファイル・設定の移行作業が発生し、差額より手間が大きくなりやすい

また、Microsoft 365 Copilot(大企業向け・月4,497円)をすでにアドオンで買っている会社は、
公式FAQに「年間購入契約が終了するまで待ってからプランを変更する必要があります」とあり、更新時に自動で Copilot Business に切り替わることもありません。
更新日を管理画面で確認し、販売店に早めに相談してください。

そのまま販売店に送れる質問文
「現在 Business Standard を◯名で年間契約しています。次の更新日(◯月◯日)に、◯名だけをセットプラン(Business Standard と Copilot Business)へ変更したいと考えています。」
「残りを Business Standard のまま更新することは可能ですか。可能な場合の見積もりと、データや設定の引き継ぎの有無を教えてください。」

Standard と Premium、どちらのセットを選ぶべき?

セットプランは Standard 版と Premium 版の2種類です。差は1人月1,274円(4,797円−3,523円)で、Copilot の機能はまったく同じです。
違うのは、セキュリティと端末管理の機能です。

比べる項目 Standard+Copilot(3,523円) Premium+Copilot(4,797円)
Copilot の機能 Premium と同じ Standard と同じ
パソコン・スマホの管理(Intune) 含まれない(別製品で対策) 含まれる(追加費用なし)
ウイルス対策・EDR(Defender for Business) 含まれない(アドオン月449円) 含まれる(追加費用なし)
条件付きアクセス(Entra ID P1) 含まれない(無料版のみ) 含まれる(追加費用なし)
機密情報の持ち出し対策(DLP など) 含まれない 含まれる(メールとファイル)
30名の年額の差 — 年458,640円高い

Copilot は、本人がアクセスできる社内のファイルやメールを横断して答えを出します。
そのため、共有範囲が雑なまま Copilot を配ると、見せるべきでない資料が回答に出てくることがあります。
すでに別製品でウイルス対策や端末管理をしている会社は Standard のセットで十分ですが、何も対策をしていない会社は Premium のセットのほうが、あとから製品を買い足すより安く済むことが多いです。

セットでも別々購入でも、追加でかかる費用はある?

月額のライセンス料だけを比べると見落としやすい費用が3つあります。どちらの買い方を選んでも共通でかかるので、予算を組むときに一緒に見積もってください。

費用 かかる条件 目安
Copilot Cowork の利用料 AIに作業をまるごと任せる機能を使ったとき 使った分だけ(1クレジット=0.01米ドル)。事前に上限を設定できる
エージェントの利用料 Copilot Studio で作ったエージェントを社外向けに使うなど Copilot クレジットの従量課金またはパック購入
社内の準備にかかる時間 ファイルの共有範囲の整理、社内ルール作り 30名規模で数日〜2週間ほどの社内作業

生成AI業務利用ガイドラインの作り方(c-compe) ➡

契約前に確認しておきたい5つのこと

セットか別々購入かを決める前に、次の5つを確認しておくと、あとから「思っていたのと違った」を防げます。

確認すること どこで確認するか 見落とすとどうなるか
今の契約の更新日 Microsoft 365 管理センター > 課金 > お使いの製品 年間契約の途中では減らせず、使わないライセンスを1年払い続ける
Copilot を本当に使う人数 無料の Copilot Chat の利用状況と部署へのヒアリング 全員に配って半分しか使わず、年数十万円のムダが出る
購入経路(直販か販売店か) 請求書の発行元 販売店経由だと管理画面から数を変えられず、手続きが遅れる
見積もりの価格がキャンペーン価格かどうか 見積書の単価と適用期間 2年目から単価が上がり、予算を超える
ファイルの共有範囲 SharePoint・OneDrive・Teams の共有設定 見せるべきでない資料が Copilot の回答に出てくる

補助金は使える?

Microsoft 365 や Copilot のライセンス費用は、デジタル化・AI導入補助金の対象になる場合があります。
ただし、補助金の対象となるのは IT導入支援事業者が登録した ITツールを、交付決定後に契約した場合に限られます。
今の契約にアドオンを足すだけ、プランを切り替えるだけ、というケースは対象になりにくいので注意が必要です。

状況 補助金の考え方
新規で Microsoft 365+Copilot を導入する 会計・勤怠など他のツールとまとめて申請すると対象になりうる
既存契約にアドオンを足すだけ 対象になりにくい
交付決定前に先に契約した 対象外

補助対象や要件は年度ごとに変わるため、必ず最新の公募要領を確認し、IT導入支援事業者や専門家に相談してください。

今日からできる3ステップ

ステップ やること 所要時間・費用
1 管理センターで今の契約の種類と更新日を確認する 10分・0円
2 無料の Copilot Chat を使っている人の中から、有料 Copilot が必要な人を3〜5名選ぶ 30分・0円
3 その人数で「セット」と「アドオン」の見積もりを販売店に依頼する 15分・0円

この3つがそろえば、自社にとってセットと別々購入のどちらが安いかは、見積書1枚で判断できます。
当社では Microsoft 365 と Copilot の契約形態の比較から、更新日に合わせた切り替えの手続きまでお手伝いしています。

Microsoft 365 の導入・切り替えの相談(aclouds) ➡

Microsoft 公式「一般法人向け Microsoft 365 のプランと価格」 ➡

Microsoft Learn「Microsoft 365 Copilot Business に関する FAQ」 ➡

よくある質問

Q. セットプランとアドオンで、使える Copilot の機能は違いますか?

A. 違いはありません。
Microsoft の公式FAQでも、Copilot Business アドオンは Microsoft 365 Copilot と同じ機能を提供すると説明されています。
違うのは価格と、新規・既存のどちらが買えるかという条件、そして契約期間です。

Q. 10名の会社でも、セットプランのほうが得ですか?

A. 新規契約で Copilot を使う人が決まっているなら、人数に関係なくセットのほうが1人月1,600円以上安くなります。ただし全員に付ける必要はありません。
使う人だけセット、残りは単体プランにするのが最も安い組み合わせです。

Q. アドオンのキャンペーン価格2,698円なら、セットより安くなりますか?

A. なりません。Business Standard に2,698円のアドオンを足すと月4,796円で、セットの3,523円より1,273円高くなります。
しかもキャンペーン価格は初年度だけなので、2年目以降は差がさらに広がります。

Q. 無料の Copilot Chat だけではだめですか?

A. 社外のWeb情報を使った文章作成や要約なら、無料の Copilot Chat で足りることも多いです。
社内のファイルやメール、Teams の会議内容を読ませたい場合や、Word・Excel の中で直接使いたい場合に有料の Copilot が必要になります。

まとめ

判断のポイント 結論
1人あたりの価格 新規ならセット(3,523円)が別々購入(5,246円)より月1,723円安い
既存契約の会社 アドオンが基本。セットへの切り替えは更新日に相談
全員に配るか 使う人だけに絞るのが最も効く。30名→5名で年40万円以上の差
お試し アドオンは年間契約のみ。短期で試すならセットの月間契約か無料試用
Basic の会社 Basic+アドオン(4,197円)より Standard セット(3,523円)が安い

Copilot の費用は、「どのプランを選ぶか」よりも「誰に付けるか」と「いつ切り替えるか」で大きく変わります。
Microsoft 365 の契約内容の確認から見積もりの比較まで、お気軽にご相談ください。

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