Microsoft 365 Copilot Chat とは?無料で使える範囲と有料 Copilot との違いを徹底解説

『Microsoft 365 Copilot は気になるけれど月額4,497円は高い』『無料の Copilot Chat って結局何ができるの?』――2026年に入り、有料 Microsoft 365 Copilot の導入を検討中の中小企業から最も多く寄せられる質問のひとつです。
本記事では、2026年5月時点の Microsoft 365 Copilot Chat(無料)の利用範囲・有料 Microsoft 365 Copilot との違い・商用データ保護(EDP)の仕組み・Teams/Web の起動手順・ChatGPT/Gemini との比較を、従業員10〜100名規模の中小企業のIT担当者・経営者向けにわかりやすく整理します。
Microsoft 365 Copilot Chat とは?無料で使える法人向け AI チャットの全体像
Microsoft 365 Copilot Chat は、対象の Microsoft 365 サブスクリプションを契約していれば、追加費用なしで使える法人向け AI チャットサービスです。以前は「Bing Chat Enterprise」と呼ばれていた機能を、2025年1月のリブランドで Microsoft 365 Copilot ファミリーに統合した位置づけになります。
ChatGPT に似た対話型インターフェースで、Web 検索・ファイルアップロード(PDF・Word・Excel等)・画像生成・Copilot ページ作成といった汎用 AI 機能をテナント内で利用でき、入力データには商用データ保護(Enterprise Data Protection)が標準で適用されます。
無料 Copilot Chat の対象ユーザー
Microsoft Entra ID(旧Azure AD)アカウントを持ち、次のいずれかの Microsoft 365 サブスクリプションを契約しているユーザーが対象です。
- Microsoft 365 Business Basic(899円/月、Web版Office)
- Microsoft 365 Business Standard(1,874円/月、デスクトップ版Office)
- Microsoft 365 Business Premium(3,298円/月、Defender for Business 同梱)
- Microsoft 365 E3 / E5(大企業向け)
- Microsoft 365 F1 / F3(Frontline ワーカー向け)
つまり、既に Microsoft 365 Business を導入済みの中小企業であれば、追加で1円も払うことなく全社員に法人向け AI チャットを開放できる、というのが Copilot Chat の最大の特徴です。
「無料 Copilot Chat」と「有料 Microsoft 365 Copilot」は別物
ここで混乱しやすいのが、同じ「Copilot」という名前のサービスが2つ存在する点です。
①Microsoft 365 Copilot Chat(無料):Web ブラウザ/Teams/Copilot アプリで動作する独立したAIチャット。
②Microsoft 365 Copilot(有料アドオン):Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teams 内に組み込まれ、社内データを横断検索する本命プラン。
無料 Copilot Chat は『AIチャット単体』、有料 Copilot は『Officeアプリ × AIチャット × 社内データ横断』とイメージするとわかりやすいです。
無料 Copilot Chat では何ができる?2026年最新の機能リスト
無料の Copilot Chat で実際に使える機能を、業務目線で整理します。
| 機能 | 無料 Copilot Chat で何ができるか |
|---|---|
| 対話型AIチャット | 最新の大規模言語モデル(GPT-4 系)に自然言語で質問・指示し、応答を得る。文章下書き・要約・翻訳・アイデア出し・コード生成にも対応 |
| Web 検索 | プロンプトに連動して Bing の最新Web情報を参照し、出典リンク付きで回答する |
| ファイルアップロード | PDF・Word・Excel・PowerPoint・画像等をアップロードし、内容の要約・抽出・質問が可能(容量・回数の制限あり) |
| 画像生成 | テキストプロンプトから DALL·E ベースの画像を生成(社内資料・SNS・販促物用の挿絵向け) |
| Copilot ページ | AIとの対話結果を共同編集可能なページとして保存し、Teams やチームメンバーと共有できる |
| 商用データ保護(EDP) | プロンプト・応答はMicrosoft 365 サービス境界内に保持され、公開LLMの学習に再利用されない。GDPR・ISO/IEC 27018 準拠 |
| IT管理機能 | Microsoft 365 管理センター・Microsoft Purview から監査ログ・利用状況・データ保護ポリシーを管理できる |
| カスタムエージェント | Copilot Studio で自社業務に特化したエージェントを作成し、Copilot Chat 上から実行(実行はメーター課金) |
要するに、「ChatGPT Plus が法人テナント内にビルトインされたもの」に近い体験を、追加費用なしで全社員に開放できるのが無料 Copilot Chat です。社外の ChatGPT Free / Plus を社員が私的契約で使っている状況は、機密漏えいの観点では危ういため、Copilot Chat への置き換えがまず最初の一歩になります。
無料 Copilot Chat と有料 Microsoft 365 Copilot は何が違う?

中小企業の意思決定で最も重要なのが、「どこまでが無料で、どこからが有料になるのか」の境界線です。両者を機能・データ参照・料金の3軸で比較します。
| 比較項目 | 無料 Microsoft 365 Copilot Chat | 有料 Microsoft 365 Copilot |
|---|---|---|
| 追加料金 | 0円(M365契約者) | 4,497円/ユーザー月 (キャンペーン2,698円) |
| 提供インターフェース | Web/Teams/Copilot アプリ | Word/Excel/PowerPoint/Outlook/Teams 内に統合 |
| 社内データ横断検索 | ×(手動アップロードのみ) | ○(SharePoint/OneDrive/Teams/Outlook 全データを参照) |
| Web情報の参照 | ○ | ○ |
| ファイルアップロード分析 | ○(容量・回数制限あり) | ○(優先アクセス) |
| 画像生成 | ○ | ○(優先アクセス) |
| 商用データ保護(EDP) | ○ | ○ |
| 議事録の自動生成(Teams会議) | × | ○ |
| カスタムエージェント実行 | △(メーター課金) | ○(一部含まれる) |
| LLMへの優先アクセス | 標準アクセス | 優先アクセス(混雑時も遅延少) |
ポイントを言い換えると、無料 Copilot Chat は「外部 ChatGPT の安全な置き換え」として十分な機能を持ち、有料 Microsoft 365 Copilot は「Word/Excel/Outlook アプリ内で社内データを呼び出す」ことに価値の本丸があります。
有料 Copilot で初めてできる代表機能
無料 Copilot Chat ではできず、有料 Microsoft 365 Copilot に契約しないと開放されない代表的な機能をまとめます。
- Word/Excel/PowerPoint/Outlook/OneNote 内の Copilot ボタン(文書作成や数式生成、メール返信案などをアプリ内で完結)
- Teams 会議の議事録・要約・アクションアイテム自動生成(リアルタイム要約や決定事項抽出)
- SharePoint/OneDrive/Teams/Outlook の社内データ横断検索(「先月の○○社案件のメールと提案書をまとめて」)
- Microsoft Graph 連携によるパーソナライズド応答(ユーザーごとに関連性の高い情報を優先表示)
- LLM への優先アクセス(業務時間帯の混雑時にも応答遅延が少ない)
商用データ保護(EDP)は本当に効く?情報漏えいリスクの考え方

中小企業の情シス・経営層が無料Copilot Chatに踏み切る最大の論点が、「入力した内容が AI の学習に使われないか」「機密情報がテナント外に漏れないか」です。Microsoft 365 Copilot Chat には商用データ保護(Enterprise Data Protection、EDP)が標準で適用されます。
EDP で守られるポイント
EDP の保護範囲は、社員が AI と対話する全データに及びます。次の4点が公式に保証されています。
- プロンプトと応答はMicrosoft 365 のサービス境界内に保持される(テナント外に出ない)
- 入力データは公開 LLM の学習に再利用されない(OpenAI/Microsoftの基盤モデル学習に流用されない)
- GDPR・ISO/IEC 27018 等のコンプライアンスに対応した契約条件で提供される
- Microsoft Purview による監査・eDiscovery・データ損失防止(DLP)の対象になる
つまり、社員が個人契約の ChatGPT に機密情報を貼り付けてしまうリスクと比べると、テナント境界内に閉じて利用できる Copilot Chat に置き換えること自体がガバナンス面の大きな前進になります。
それでも残る運用上の注意点
EDP は強力ですが、「AI に何でも入力してOK」という意味ではありません。次の3点は依然として運用ルールで担保する必要があります。
①個人情報・他社の機密情報の取扱い:個人情報保護法・NDA の観点では、AI に入力する前提で取得していない情報は AI に投入してはいけません。
②ハルシネーション対策:AI 応答には事実誤認が混じることがあります。社外送付前のレビューは必須です。
③社内利用ルールの整備:「どの種別のデータを Copilot Chat に入れてよいか」を Acceptable Use ポリシーとして文書化し、社員教育を実施することが推奨されます。
Copilot Chat はどこから使う?Teams/Webの起動手順
無料 Copilot Chat はインストール不要で、次の3つの経路から起動できます。
① Web ブラウザから起動
最も手軽な方法は、組織アカウントで m365.cloud.microsoft にサインインし、画面左ナビゲーションから「Copilot」を選択する方法です。ブラウザだけで動作するため、Mac/Windows/Chromebook どのデバイスからもアクセスできます。
② Microsoft Teams のチャット欄から起動
Teams アプリ左側のアプリバーから「Copilot」を選ぶと、Teams 内のチャットインターフェースで直接 Copilot Chat を利用できます。会議中のメモ・チャット要約・社内文書のたたき台作成など、Teams を中心に1日を過ごす情シス・営業職に向きます。
③ Microsoft 365 Copilot Chat スマホアプリ(iOS/Android)
App Store / Google Play から「Microsoft 365 Copilot」アプリをインストールし、組織アカウントでサインインすれば、スマホからも同じ環境を利用できます。外出先で議事録の要約や提案文の下書きを行うのに便利です。
IT管理者側で必要な準備
無料 Copilot Chat はデフォルトで有効化されている組織が多いですが、念のため Microsoft 365 管理センターで以下を確認しておくと安心です。
- Microsoft 365 管理センター → 「設定」→「Copilot」で組織レベルの利用許可がオンになっているか
- 条件付きアクセス(MFA/信頼デバイス)が有効になっているか
- Microsoft Purview の DLP ポリシー対象に Copilot のプロンプト/応答が含まれているか
- 監査ログが有効化されているか(Microsoft Purview コンプライアンスポータル → 監査)
有料 Copilot を検討すべきタイミングは?判断基準と料金
無料 Copilot Chat で AI に慣れた次のステップとして、有料 Microsoft 365 Copilot へのアップグレードを検討するタイミングを整理します。
有料アップグレードを検討する3つのサイン
中小企業の現場で「無料の限界が見え始めた」シグナルは、次の3パターンで現れることが多いです。
- Word/Excel/PowerPoint の作業時間が依然として長い:アプリ内 Copilot ボタンで時間削減効果が直接効く
- Teams 会議が多く、議事録作成の負担が大きい:Teams 会議の自動議事録は有料 Copilot で開放される
- 「過去メールや過去資料を AI に探させたい」シーンが頻発:SharePoint/OneDrive/Outlook 横断検索は有料の本丸
有料 Microsoft 365 Copilot の料金
2026年5月時点の有料 Microsoft 365 Copilot の料金は、次のとおりです。
| 契約形態 | 通常価格(税抜) | キャンペーン価格(税抜) |
|---|---|---|
| 年契約 | 4,497円/ユーザー月 | 2,698円/ユーザー月(約40%オフ) |
| 月契約 | 4,722円/ユーザー月 | 3,778円/ユーザー月 |
キャンペーン価格は2025年12月1日〜2026年6月30日に新規契約する顧客向けです。中小企業にとっては「無料 Copilot Chat で AI 活用の手応えを掴み、効果が見える数名分だけ有料に切り替える」段階運用がコストと効果のバランスが最も取りやすい流れです。
有料 Copilot の機能・ROI 試算・SharePoint権限整備など、本格導入の前提条件は別記事で詳しく解説しています。
Microsoft 365 Copilot 法人向け 料金・機能・導入効果を徹底解説【2026年版】 ➡
有料 Microsoft 365 Copilot のプラン・前提ライセンス・ROI試算・パイロット導入の進め方を中小企業の情シス向けにまとめた本命解説記事。
Copilot Chat の先にある自律型AI「Copilot Cowork」とは?
2026年に入って Microsoft が発表し、注目を集めているのが Copilot Cowork(コーワーク)です。無料 Copilot Chat や有料 Copilot が『質問に答える・下書きを作る』アシスタントであるのに対し、Copilot Cowork はあなたに代わって実際に作業を実行する自律型 AI エージェントという、もう一段先の位置づけになります。
Copilot Cowork が代行できる作業
「○○社向けの議事録メールをチームに送って」「Q3実績をまとめたスライドを作って」のように依頼するだけで、Cowork はタスクを複数ステップに分解し、進捗を見せながら順に実行します。2026年5月時点で代行できる主な作業は次のとおりです。
- メール対応:Outlook でメールの作成・返信・転送・送信、受信トレイの仕分けや削除
- 会議・カレンダー管理:自然言語での会議設定、出席者追加、予定の調整・重複解消、当日のブリーフィング作成
- 資料作成:Word・Excel・PowerPoint・PDF をゼロから作成、既存ファイルの編集・整理
- Teams 投稿:チャネルやチャットへのメッセージ送信、ステークホルダー向けの連絡文作成
- 社内検索・ディープリサーチ:組織内の文書・メッセージを横断検索し、複数ソースを統合したレポートを作成
- 定型業務の自動化:繰り返しタスクをスケジュール実行(定時のレポート配信など)
Copilot Chat と Copilot Cowork の違い
同じ Copilot ファミリーですが、役割が明確に異なります。
| 比較項目 | Copilot Chat | Copilot Cowork |
|---|---|---|
| 役割 | 質問に答える・下書きを作る | 作業を代行して実行する |
| 処理単位 | 1回の対話で完結 | 複数ステップを数分〜数時間かけて実行 |
| アクション実行 | ×(提案まで) | ○(承認を取りつつ送信・作成) |
| スキル/プラグイン | Copilot Studio エージェント | 組込スキル+自作スキル(最大50)+App Storeプラグイン |
| 提供状況(2026年5月) | 一般提供(無料) | Frontierプレビュー(有料Copilot契約者向け) |
中小企業が今おさえるべきポイント
Copilot Cowork は2026年5月時点で 「Frontier」という早期アクセスプログラムを通じて提供されるプレビュー機能で、利用には Microsoft 365 Copilot(有料)契約と管理者による Frontier 登録が必要です。ブラウザ(m365.cloud.microsoft)・デスクトップアプリ(Windows/Mac)・モバイルアプリ(iOS/Android)から使え、各アクションの実行前には必ず承認を求める「人間が最終判断する」設計になっています。
重要なのは、メール送信や会議設定といった実アクションを AI に任せる時代に向かっているという方向性です。中小企業がいきなり Cowork を導入する必要はありませんが、まず無料 Copilot Chat で社員を AI に慣れさせておくことが、将来 Cowork のような自律型エージェントを安全に使いこなすための下地になります。導入の順番としては『無料 Copilot Chat → 有料 Copilot → Cowork(自律エージェント)』という段階が現実的です。
ChatGPT・Gemini と比べて Copilot Chat は何を選ぶべき?

無料法人向け AI チャットの選択肢は、Copilot Chat 以外にも OpenAI の ChatGPT(個人版/法人版)、Google の Gemini(無料/有料)が存在します。中小企業の情シス目線で3者を整理します。
| 比較項目 | Microsoft 365 Copilot Chat | ChatGPT Free / Plus | Gemini(無料/Workspace) |
|---|---|---|---|
| 無料利用 | ○(M365契約者) | ○(個人アカウント) | ○(個人アカウント) |
| 商用データ保護(EDP相当) | ○(標準で適用) | ×(個人契約は学習対象) 有料Team以上は対象外 |
△(無料は学習対象) Workspace版は対象外 |
| IT管理・監査ログ | ○(Purview/管理センター) | ×(個人版は管理不可) | △(Workspace版は管理可) |
| Office/Workspace 連携 | 有料Copilotで深く統合 | 独立Webアプリ | Gmail/Docs/Sheets と統合 |
| カスタムエージェント | Copilot Studio | GPTs/Assistants API | Gems |
| 向いている組織 | M365契約済み 機密データ多めの企業 |
個人で気軽に試したい人 アプリ非依存運用 |
Workspace中心 Web完結業務 |
選定の最重要ポイントは『すでに使っているグループウェアと一致させる』ことです。Microsoft 365 を導入済みの中小企業は Copilot Chat、Google Workspace 中心ならGemini、グループウェア非依存で AI 機能だけ独立して使いたいなら ChatGPT という分け方が現実解です。
Microsoft 365 既存契約者にとっての特筆点は、「有料Copilot を契約する前に、無料 Copilot Chat で社員のAI慣れと機密データの外部流出防止を一気に解決できる」点にあります。ChatGPT 個人契約の社員利用を止めて Copilot Chat への置き換えを進めるだけでも、情報漏えいリスクは大きく下がります。
ChatGPTよりもGeminiの方がお得になる?料金、特徴を徹底比較! ➡
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Google 側の本命法人プラン Gemini Enterprise の料金・機能を解説。Copilot との並行検討時に必読。
公式情報も合わせてご確認ください。
Microsoft 365 Copilot 公式ドキュメント ➡
Microsoft 365 Copilot Chat のよくある質問(FAQ)
本記事のテーマでよく寄せられる質問をまとめました。
Q. Microsoft 365 Copilot Chat は本当に無料ですか?
A. はい、対象の Microsoft 365 サブスクリプション(Business Basic / Standard / Premium、E3 / E5 等)と Microsoft Entra ID をお持ちのユーザーは、追加ライセンス費用なしで Copilot Chat を利用できます。Webブラウザや Teams アプリ、Microsoft 365 Copilot Chat アプリから起動でき、商用データ保護(Enterprise Data Protection)も標準で適用されます。
Q. 無料 Copilot Chat と有料 Microsoft 365 Copilot は何が違うのですか?
A. 無料版は独立した AI チャット(Web/Teams)として動作するのに対し、有料版は Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teams の各アプリ内に Copilot ボタンとして組み込まれ、SharePoint / OneDrive / Teams / Outlook など社内データを横断検索して文書作成や要約を支援できます。社内データを取り込んだ業務自動化が必要なら有料版、まずは AI に慣れたい・機密データを ChatGPT に貼り付けるのを止めたいなら無料 Copilot Chat が出発点になります。
Q. Copilot Chat に入力したプロンプトや社内ファイルは AI の学習に使われますか?
A. いいえ、Microsoft 365 Copilot Chat には商用データ保護(Enterprise Data Protection)が標準で適用され、入力したプロンプト・アップロードしたファイル・応答内容が公開 LLM の学習に再利用されることはありません。データはMicrosoft 365のサービス境界内に保持され、GDPR・ISO/IEC 27018 等のコンプライアンスにも対応した状態でテナント外には出ません。
Q. Copilot Chat でカスタムエージェントを作れますか?費用はかかりますか?
A. Copilot Studio で自社業務に特化した AI エージェント(社内FAQ Bot・受発注 Bot 等)を作成し、Copilot Chat 上で実行できます。エージェントの実行は「従量課金(メッセージ単位)」のメーター課金で、Pay-as-you-go契約で必要分だけ支払えます。Microsoft 365 Copilot 有料アドオンを保有するユーザーは、公開された一部のエージェントを追加費用なしで利用できます。
まとめ — 無料 Copilot Chat を最大限活かして次の一手を打つ
Microsoft 365 Copilot Chat は、対象のM365契約者なら追加費用なしで全社員に法人向け AI チャットを開放できる、中小企業のAI活用の最も現実的な出発点です。
要点を整理すると、次の通りです。
- Microsoft 365 Business Basic 以上の契約者は追加料金 0円で利用可能
- 商用データ保護(EDP)標準適用で機密データの公開LLM学習リスクなし
- 個人契約 ChatGPT の社内利用をテナント境界内の Copilot Chat に置き換えてガバナンス強化
- アプリ内 Copilot や社内データ横断検索が必要になった段階で有料 Microsoft 365 Copilotへ段階アップ
- その先には、メール送信や資料作成を代行する自律型エージェントCopilot Cowork(Frontierプレビュー)という発展形がある
最初の一歩は『社内利用ルール(Acceptable Use)の策定と社員への周知』、次が『個人 ChatGPT 契約からの置き換え』、その先が『パイロット5〜10名で有料 Copilot を試す』、さらに将来は『Copilot Cowork のような自律型エージェントで実作業を任せる』という流れです。ICTオフィス相談室では、Microsoft 365 の最適構成・Copilot Chat の社内導入支援・SharePoint 権限棚卸し・有料Copilot のパイロット設計までトータルでご相談いただけます。
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