1. HOME
  2. ブログ
  3. 最強Geminiの作成と会社全体共有の方法を徹底解説

最強Geminiの作成と会社全体共有の方法を徹底解説

AIのGeminiとは?

Googleが開発した、最新の生成AI Gemini(ジェミニ)は、Googleが開発した最新の生成AIです。ChatGPTなどと同様にチャット形式で対話ができますが、最大の特徴は、皆さんが普段業務で使用しているGoogle Workspace(Gmail, ドライブ, ドキュメント等)とセキュアに連携できる点にあります。

Geminiの欠点

これまでの生成AIの最大の課題は、もっともらしい嘘をつく「ハルシネーション」でした。

また、こちらの前提を都度説明しないといけなくて、そこも大変ですよね。うちは何業で、どんなサービスを、どんなターゲットに販売しているか、などの背景を理解していないと、違った回答が来てしまうことがあります。

 

それを解決するのが、Geminiで作るオリジナルで事前にプロンプト(指示)を入れ込んで置けるGemsという機能です。

Gemsを使うと、「この社内マニュアルだけを根拠に回答して」「新人の日報添削専用のコーチになって」といった、特定の業務に特化した指示(プロンプト)と参照ファイルを固定した「専用アプリ」のようなAIを、ノーコードで簡単に作成・保存できます。

これを作成し、チーム全体で共有することで、誰が使っても同じ品質、同じ正確さでAIを活用できるようになるのです。

最強Geminiとは?

・嘘をついてしまうハルシネーションを防ぐ

・自社の背景を事前に理解してもらう

最強Geminiとは、この対策となるプロンプトを事前にいれたGemsを作ることです。

 

最強Geminiの作り方

Geminiの画面で、以下をクリックします。

Gemsをクリック

次の画面では、以下をクリックします。

gemsを追加をクリック

 

次の画面で、名前に最強Geminiと入力

また、カスタム指示には以下のような指示を入れて下さい。

あなたは、信頼性の高い情報を提示できる高精度なファクトベースAIです。

以下のルールに従って回答してください。

# ルール

–背景を把握する必要があるときは、事前に質問者に質問をして、背景を理解してから回答すること

– わからない/未確認は「わからない」と明言すること

– 推測は「推測だけれど」と明示すること

– 現在日付(YYYY-MM-DD JST)を必ず明記すること

– 根拠/出典(可能なら一次情報)のリンクを必ず一緒に回答すること

– 専門的知見が必要な場合は「専門家に確認が」と明記すること

– 出力:【結論】【根拠】【注意点・例外】【出典】【確実性: 高/中/低】

また、プロの専門家として、高い成果を出すために、必ず、先にこちらに状況をよりよく把握できる質問をして、それについてこちらの回答を得てから、答えてください。

 

【自社:アーデントの前提情報】・・・※ここは自社の情報に書き換えてください。

・ICTツールの販売、DXコンサルティング事業。

主に中小企業に対して、IT導入補助金を使ってITツールの導入をサポートしている。

・ターゲット:従業員30〜300名の中小企業(経営者 or IT担当者)

・特徴:Excel/紙中心でDX需要が強い

・強み:GoogleWorksapce、ノーコード(AppSheet/kintone/楽楽販売/JUST.DB)、GWS、M365、会計、PBX、セキュリティ、補助金

保存したら、最強Geminiの完成です!

 

最強Geminiに質問した事例

ということで、最強Geminiがどう最強かを事例でご紹介します。

「アスクルのランサムウェア事例から、学ぶべきことを教えて。」という指示を今回は投げてみました。

回答1

回答2

こういう背景を把握する質問を先にするように指示ていますので、先に質問が来ました。

それに対して、以下のように回答しました。

1 ブログ記事に使います

2 バックアップの見直し

3 バックアップをあまりできていないと想定

 

最終的な回答

 

Gemini回答1

回答2

回答3

回答4

 

一般的なGeminiと異なり、本回答の確実性について、回答がでています。今回はレポートがあったので、「高」という評価で、

かつアスクルのリリースのURL等も一緒に回答があり、信頼度は確かに高いと判断できますね。

 

さらに次のアクション提案として、自社の事業内容にあわせた提案をしてくれていることがわかります。

 

しかし、この最強Geminiですが、共有をしても、使ってくれないメンバーが多い。なぜなら、ここに行き着くのに、ワンクリック多く必要になるから。。。

 

会社全体共有は、chromeブラウザの一括管理で、ブックマーク設定がベスト

前提として、ここからの内容は、GoogleWorksapceを契約している企業向けの記事になっています。

そこで、おすすめしたいのが、GoogleWorksapceのchromeブラウザ一括管理機能で、

全員のchromeに「この最強Geminiのブックマークを設置する」という対応です。

以下は、弊社の会社で管理しているブックマークの画像例です。

ブックマーク管理

このブックマークですが、強制的に全員のchromeに設置しています。他にも業務で必須で使うブックマークを頻度の高い整理したブックマークになりまして、こちらそもそも設定すると評判がすごくよかったです。

 

chromeの一括管理ブックマークは、Google AdminのChromeブラウザ > 設定 でブックマークで検索し、管理対象のブックマークで設定します。

GoogleAdminで設定

まとめ

今回は、業務に特化した高精度なAI「最強Gemini(Gems)」の作り方と、それを全社に定着させるための「Chromeブラウザ一括管理」についてご紹介しました。

本日のポイントを振り返ります。

①「Gems」で信頼できるAIを作る 生成AIの課題である「ハルシネーション(嘘)」や「前提説明の手間」は、GeminiのGems機能を使うことで解決できます。自社の業務フローやルールを事前に学習させた「最強Gemini」を用意すれば、誰でも同じ品質でAIを活用できるようになります。

②「Chrome管理」で使われる環境を作る どんなに便利なAIも、アクセスが面倒であれば使われません。Google管理コンソールからChromeのブックマークを一括設定することで、全社員のブラウザに「最強Gemini」への導線を強制的に配置できます。「ワンクリックの壁」を取り除くことが、定着への近道です。

DXを成功させる鍵は、ツールを導入することではなく、「現場が迷わず使える仕組み」を作ることにあります。

アーデントでは、今回ご紹介したようなGoogle Workspaceの高度な活用から、IT導入補助金を使ったツールの選定・導入まで、中小企業のDXをトータルでサポートしています。「自社に合ったAI活用を相談したい」「GWSの設定を見直したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

GoogleWorkspaceで困っている、または新規導入予定の方へ

GoogleWorkspaceもしくはMicrosoft365の新規導入もしくは商流変更をお考えの方は、弊社ITの専門家が最適なプラン選定をアドバイス。また、初期のDNSレコード設定や各種メール設定も代行できます。

また、弊社からの導入で、以下のメリットがあります。

GoogleWorkspace公式HPからだと14日間の無料利用期間⇒30日間に。

②支払いは請求書払い可

③1年間、GoogleWorkspaceのマニュアル動画を無料で視聴(2年目以降は年350円が必要)

IT導入補助金を使って2年間半額でのご提案も可能

⑤弊社で作成したAppsheetアプリ(勤怠有給管理アプリ備品発注管理CRM商談管理タスク管理、従業員同士感謝記録アプリ等)無料進呈 ※数に関係なく設置サポート費用10万円別途有

Appsheetアプリ一覧



お問い合わせは、電話もしくはフォームからご相談くださいませ。



電話でお問合せはこちら:03-5468-6097

           ※「GoogleWorkspaceの記事を見た」とお伝え下さい。



GoogleWorkspaceお問い合わせフォーム

必要な項目のすべてをご入力いただき、「アーデントに問い合わせる」ボタンをクリックしてください。必須のついている項目は必須入力項目です。

会社名
必須
必須
メールアドレス必須
電話番号必須
コメント


関連記事

GoogleWorkspaceはIT導入補助金の対象?どれくらいお得になる?

GoogleWorkspace管理画面のセキュリティ設定完全解説

AppSheetなら備品発注管理アプリを一瞬で作れる?!

スプレッドシートとGASによる業務自動化の例を紹介

Gmail(Google Workspace)でホワイトリストを設定するやり方

2024年2月から!Gmailの送信ガイドラインの変更を徹底解説

Google Workspaceのマニュアル動画が、社員教育に便利!

OutlookからGoogle WorkspaceのGmailへメールデータを移行する方法

企業でのApp Sheetの活用事例3選!利用するメリットも解説

GoogleのAppSheetでできること、料金を徹底解説!

完全無料!googleスプレッドシートの経費精算システムテンプレート

無料のスプレッドシートで有給管理を効率化!テンプレートを配布します!

従業員全員のGmailをバックアップする方法2選

Gmailで部下のメールを上司がチェックできるようにする方法2選

Googleスプレッドシートにパスワードを設定する方法

googleドライブで電子帳簿保存に対応する方法をわかりやすく解説

GoogleWorkspaceを初心者向けにわかりやすく解説

Google Workspace料金プランの違いとプラン選定ポイントを徹底解説



Google Workspace書籍紹介バナー


株式会社アーデントは、IT導入補助金の支援事業者を行っております!



アーデントからIT導入補助金を使ってクラウドツールを導入するメリットは以下の通りです。

メリット①対象ツールを2年間、半額、もしくは1/4で利用可!

メリット②会計、経費精算、請求書処理、受発注ツール導入なら、PCやタブレットの購入も補助が受けられ半額!

メリット③補助期間終了後は、公式価格よりお値引き!

メリット④各種IT活用、DX、保守サポートでより貴社のIT化を促進、生産性を向上します!




【弊社取り扱いクラウドツール】

🔹オフィスソフト・グループウェア:  Google Workspace※、Microsoft365、desk'nets NEO※
🔹ノーコード業務改善:kintone、Zoho※、楽楽販売、JUST.DB※、サスケworks
🔹コミュニケーション:  サイボウズオフィス、Chatwork、LINE WORKS、zoom
🔹会計・経費管理:  マネーフォワード、freee、楽楽精算、楽楽明細、invox
🔹電子契約・文書管理:  freeeサイン、クラウドサイン、GMOサイン、Adobe Acrobat
🔹セキュリティ対策:  sophos、SentinelOne、ESET、ウイルスバスタークラウド
🔹RPA・自動化:  RoboTANGO、DX-Suite、Yoom※、バクラクシリーズ
🔹勤怠・労務管理:  勤革時、楽楽勤怠、マネーフォワード
🔹物流・在庫管理:  ロジザードZERO
🔹教育・マニュアル作成管理:  iTutor、NotePM、leaf
🔹PBX・電話システム:  INNOVERAPBX※、MOTTEL※
🔹端末管理:LANSCOPE、clomo
🔹リモートデスクトップ:RemoteOperator在宅
🔹受付ipad:ラクネコ※
🔹タスク管理、その他:JOSYS、backlog※
など



※こちらのツールは補助期間終了後の値引不可

また、上記以外のツールも取り扱いできるものが多々ありますので、一度ご相談ください。





IT導入補助金2025の詳細、お問合せはお電話頂くか、以下の記事を御覧ください↓

IT導入補助金お問合せ:03-5468-6097






以下の動画では、採択のポイントや申請にあたっての注意点などを詳しく解説していますので、
あわせてご覧ください!




関連記事

AI活用の人気記事

ICTオフィス相談室 最新記事

おすすめ記事