Chrome Enterprise Premiumとは?機能、料金を徹底解説
SaaSや生成AIの活用が進む中で、企業ではブラウザを通じた業務が増えています。しかし「社外サービスへの情報漏えいが不安」「従業員のブラウザ利用を適切に管理できていない」といった課題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。
こうした課題を解決するソリューションが「Chrome Enterprise Premium」です。本記事では、Chrome Enterprise Premiumの機能、料金をわかりやすく解説します。
Chrome Enterprise Premiumとは
Chrome Enterprise Premiumとは、ChromeブラウザやChromeOSを企業で安全に利用するための管理・セキュリティ強化ソリューションです。
Chrome Enterpriseには、「Core」と「Premium」の2種類のライセンスが用意されています。Coreは無料で基本的な管理機能を提供しており、Premiumではより高度なセキュリティ機能を利用できます。
Chrome Enterprise Premiumの料金・機能
Chrome Enterprise Premiumは、1ユーザー月額6ドルで利用できます。CoreとPremiumの主な違いは以下のとおりです。
| プラン | Core | Premium |
| 料金 | 無料 | 1ユーザー月額6ドル |
| 組み込みの生成AI | ○ | ○ |
| Chromeウェブストアのカスタマイズ | ○ | ○ |
| AI搭載の検索機能 | ○ | ○ |
| セーフブラウジングによるマルウェア対策やフィッシング対策 | ○(スタンダード) | ○(リアルタイム) |
| パスワードの保護 | ○ | ○レポート機能付き) |
| マルウェアのディープスキャン | × | ○ |
| データ損失防止(DLP) | × | ○ |
| URL のフィルタリング | × | ○ |
| エビデンスロッカー | × | ○ |
Chrome Enterprise Premiumの活用例
Chrome Enterprise Premiumは、ブラウザを起点としたセキュリティ対策が可能であり、さまざまなシーンで活用できます。主な活用例は以下のとおりです。
生成AI利用時の情報漏えい対策
ChatGPTやGeminiなどの生成AIツールを業務で利用する際は、機密情報の入力による情報漏えいリスクが課題となります。Chrome Enterprise Premiumでは、入力内容の制御やコピー・貼り付けの制限を行うことで、機密情報の外部送信を防止することが可能です。
SaaS利用時のセキュリティ強化
Chrome Enterprise Premiumを利用すれば、SalesforceやGoogle Workspace、Boxなどのクラウドサービス利用時にも、アクセス制御やデータ保護を適用できます。従業員の利用状況に応じた柔軟なセキュリティ対策が可能です。
リモートワーク環境のセキュリティ確保
Chrome Enterprise Premiumでは、端末の状態やアクセス元に応じた制御を行うことで、安全なリモートワーク環境を維持できます。
IT部門による一元管理
企業内のすべてのChromeブラウザを一元管理できるため、ポリシーの適用や拡張機能の制御、利用状況の把握が可能です。セキュリティレベルを保ちながら運用負荷を軽減できます。
Chrome Enterprise Premiumのメリット
Chrome Enterprise Premiumを導入することで、企業は以下のメリットを得られます。
ブラウザ単位でセキュリティ対策を講じられる
従来はアプリやサービスごとにセキュリティ対策を行う必要がありましたが、Chrome Enterprise Premiumではブラウザレベルで一括制御が可能です。管理の手間を削減しながら、SaaSやWebサービス全体に対して統一されたセキュリティ対策を実現できます。
不正アクセスや情報漏えいのリスクを低減できる
ユーザー、デバイス、アクセス状況に応じて細かく制御を行うことで、ゼロトラストセキュリティの考え方に対応できます。不正アクセスや情報漏えいのリスクを低減し、より安全なIT環境を構築できるでしょう。
IT部門の管理負担を軽減できる
ブラウザの設定やセキュリティポリシーを一元管理できるため、IT部門の運用負荷を軽減できるのもメリットです。さらに、利用状況やセキュリティリスクを可視化できるため、問題発生時にも迅速な対応が可能になります。
まとめ
今回は、Chrome Enterprise Premiumの機能、料金について解説しました。
Chrome Enterprise Premiumは、ブラウザを起点にセキュリティ対策を強化できるサービスです。データ損失防止(DLP)やゼロトラストアクセス制御などの機能により、情報漏えいリスクを抑えながら安全な業務環境を構築できます。セキュリティを強化したい企業は、ぜひChrome Enterprise Premiumの導入を検討してみてください。
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