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エンドポイントセキュリティとは?重要性とセキュリティ対策を解説!


近年セキュリティ対策の一つとして新たに「エンドポイントセキュリティ」という言葉をよく聞くようになりました。

テレワークが普及して業務で使用する端末やアクセスする場所が多様化する中で、エンドポイントセキュリティの重要性が高まっています。

本記事では、エンドポイントセキュリティとは何か、その重要性と代表的なセキュリティ対策について詳しく解説していきます。

エンドポイントセキュリティとは

解説画像

エンドポイントセキュリティとは、その名の通りでエンドポイントに対してセキュリティ対策を行うことです。

エンドポイントセキュリティの「エンドポイント」は、「末端」「終端」「終点」という意味を指します。

IT用語で言うのであれば、「終端の機器」のことです。機器の例としては、下記のようなものがあります。

【機器の例】

・サーバー(ファイル、データベース、ネームサーバーなど)

・インターネットに接続されているPC、スマートフォン、タブレットなど

・社内のネットワークを経由して使うPC、プリンターなど

・企業のルーター、スイッチ、周辺機器など

 

エンドポイントセキュリティの環境は時代ごとに変化してきた

近年のテレワークの普及に伴い、エンドポイントの環境や使われ方も大きく変わりました

各年代ごとに、時代背景も併せて解説していきます。

2000年代

2000年代は、パソコンの業務利用が普及し始めた時代です。

社内ネットワークを構築して社内でパソコンを利用する方法が前提としてあり、社内にサーバールームを構えて、サーバーやネットワーク機器等を設置していた企業がほとんどでした。

そのためセキュリティ対策としては、社内への不正侵入をいかに防ぐかを重視していました。

社内⇔社外の境界線にファイアウォールを設置したり、業務で使用するパソコンにウイルス対策ソフトをインストールして対策するやり方が一般的でした。

2010年代

2010年代は、スマートフォンやタブレット端末が世間に普及した時代です。

当初はスマートフォンやタブレットの通話、メール、チャットなど限られた機能を業務で利用する企業がほとんどでした。その後、業務効率化のための便利なアプリケーションが続々と登場したこともあり、業務用にアプリケーションをカスタマイズしたり、新たに開発するケースが多く見られるようになります。

その一方で、このような環境変化の隙を巧みに突いた攻撃が多発した傾向がありました。また社外での業務も一般化してきたため「VPN」接続を利用して、社内ネットワークへアクセスする方法が普及します。

また2010年代は、コンプライアンスの意識が非常に高まっていた時代ということもあり、大企業がセキュリティ対策についてより重視する風潮、中小企業もそれに続くといった流れが見られた時代でもあります。

2020年代

2020年代に入り、エンドポイントの環境は特に大きく変化しました。

一番の要因は、新型コロナウイルスの影響によるテレワークの普及です。

テレワークは基本的にオフィス以外の場所からインターネットを経由して社内ネットワークへアクセスするという流れになっていますので、以前よりもセキュリティのリスクが増えました。

また企業がクラウドサービスを業務に取り入れることが増えたため、以前よりも格段に業務でインターネットを利用する機会が増大しました

インターネット経由のアクセスは、社内ネットワークからのアクセスよりも情報漏えいのリスクやマルウェアの侵入のリスクが高くなります。

そのため、インターネットの利用増加がセキュリティリスクを増大させることへと繋がります。

またテレワークが増えてエンドポイントの管理がより困難になるといった弊害もあります。個人所有の端末が増えれば増えた分だけ社内での管理は難しくなってしまうのが現状です。

エンドポイントセキュリティが重要な理由

エンドポイントの環境の変化や使われ方が大きく変わる中で、なぜエンドポイントのセキュリティ対策の重要性が高まっているのか。

主な理由として以下の2つが挙げられます。

理由①会社のファイアウォール、UTMではカバーできないから

最近の企業は会社のルーター直下にUTMのような不正侵入をブロックしたり、不正なサイトに従業員がアクセスするのをブロックする機器を導入しています。しかし、テレワークので自宅のノートPCは、カバーできません。スマホも同様です。マルウェア添付のメールを従業員が自宅で開いた場合、会社に設置したUTM等のセキュリティ対策では機能しないのです。

理由②データ、ファイルなどに直接アクセスできるから

1つ目の理由は、エンドポイントを狙うことによってデータ、ファイルに直接アクセスできるからです。

ターゲットとなるデータやファイルなどは通常エンドポイントで操作することがほとんどです。

エンドポイントを乗っ取られてしまうと保存しているデータやファイルへ自由にアクセスでき、個人情報の流出、データの改ざんなどの被害に遭ってしまいます。

理由③マルウェア、不正アクセスの入口であるため

3つ目の理由は、エンドポイントはマルウェア、不正アクセスの入口でもあるらです。

エンドポイントはユーザーが直接操作して社外との通信を行うため、サイバー攻撃の一番狙われやすい箇所でもあります。(逆に言うと1番検知しやすい場所でもあります)

したがってサイバー攻撃の入口となるエンドポイントのセキュリティ対策をしっかり行うことで、被害を未然に防ぐことが可能となります。

 

代表的なセキュリティ対策を紹介

エンドポイントセキュリティとは、「ネットワーク上の不正アクセス、悪意のある攻撃を即座に検知する」以外にも「端末自体を攻撃から守る」といった目的もあります

代表的なセキュリティ対策を紹介します。

EPP

EPP(Endpoint Protection Platform)とは、アンチウイルスソフトウェアの一種です。エンドポイント保護プラットフォームとも呼ばれています。

マルウェアが侵入した場合の検知や除去などを即座に行い、被害を最小限に抑えることが可能です。またマルウェアだけではなく、ゼロデイ攻撃やアプリを悪用する攻撃なども防ぐこともできます。

ちなみにEPPは、既知のマルウェアに対しての検知や攻撃の阻止・修復等はできますが、未知のマルウェアの検知はできません

一般的に個人向けのウイルスバスターやノートン、macafee、カスペルスキーなどはこちらになります。

 

NGEPP、NGAV

NGEPP(Next Generation Endpoint Protection Platform)、NGAV(Next Generation Anti-Virus)とは、「振る舞い検知」によってマルウェアを検知する方法です。

振る舞い検知とは、プログラムの動作から不審なプログラム(通常のプログラムとは違うマルウェア特有の動作など)を検知することです。EPPで検知できなかった受信したことがないマルウェアや新種のマルウェアを検知できる点が特徴です。

法人向けウイルスソフトだと標準でついている機能でして、感染してしまった後に、PCの挙動がいつもとおかしいことを検知し、感染源として拡散を防ぐことができます。

 

EDR

EDR(Endpoint Detection and Response)とは、侵入したマルウェアの検知や拡散防止、除去などを行う方法です。

EPP、NGEPPで防ぐことができなかったマルウェアに対しては、EDRで対応して被害を最小限に抑えます。つまり感染してしまった後をカバーする機能です。PCの操作ログを記録し、調査を行い、マルウェアと思われるプログラムを停止させることが可能です。

EDRはこれまでに紹介したEPP、NGEPPを補完する役割があり、これらを組み合わせてセキュリティ環境を構築することが重要です。

DLP

DLP(Data Loss Prevention)とは、エンドポイントやネットワーク上のデータを常に監視して、不審な動作が実行された場合速やかにアラートを発して侵入を阻止する方法です。

DLPは、マルウェアなどのように外部からの攻撃だけではなく、内部のネットワーク内でのデータ持ち出しや誤操作、情報漏えいなどを防ぐことが可能です。

例えば、個人情報に対して保護をかけておけば、社内のだれかがUSBにコピーしたりすると通知をしたり、そもそもコピーを禁止したりできます。

 

サンドボックス

サンドボックスとは、仮想的にマルウェアを実行しても広がらない安全な空間を作り、そこでマルウェアの可能性のあるファイルを実行してみる機能のことを言います。主にマルウェアの感染源は、メールの添付ファイルです。それを従業員のだれかが開いて実行してしまう可能性があります。

サンドボックスをつけておけば、自動的に未知のファイルやマルウェアの可能性のあるファイルについては、一旦サンドボックス上で実行して、問題ないかを確認してから、実行するようになります。

 

 

エンドポイントセキュリティはなぜ重要?

エンドポイント(端末)セキュリティは、テレワークや私物端末の普及で重要性が増しています。押さえる観点は次のとおりです。

項目 内容
攻撃の入口 社外で使う端末・私物端末は、フィッシングやマルウェアの侵入口になりやすい
境界防御の限界 社内ネットの境界だけ守っても、端末が社外にあると守りきれない
検知・対応 侵入を前提に、端末上の不審な挙動を検知し対応するEDR等が有効
一元管理 MDM等で端末を管理し、紛失・退職時に遠隔対応できる体制が必要

 ポイントは、現代の被害は「端末から入って広がる」ことが多く、端末を守ることが全体防御の要だという点です。境界防御や従来型対策だけでは、社外の端末経由の侵入を防ぎきれません。入口となる端末を検知・対応・管理まで含めて守ることが、被害を防ぐ出発点になります。

なお最終的には、評判や機能数でなく自社の現状と業務に優先順位を付け、無理なく続けられる体制に落とし込むことが、投資を成果へ結びつける近道になります。

中小企業はどう対策を進めるべき?

専任担当がいない中小企業でも、優先度を絞れば現実的に守れます。押さえる進め方は次のとおりです。

項目 内容
基本の徹底 OS・ソフトの更新、多要素認証、アンチウイルスを全端末で徹底する
検知の強化 侵入後の挙動を検知・対応するEDR等を、リスクに応じ導入する
端末管理 会社支給またはMDM管理で、紛失・退職時に遠隔対応できる状態にする
教育 フィッシング訓練など、技術をすり抜ける人的リスクを下げる

 最大のつまずきは、境界防御だけで安心し、社外の端末経由の侵入に備えないことです。当社は中小企業のエンドポイントセキュリティを、現状診断から優先順位づけ・導入・運用定着まで伴走支援しています。基本の徹底+検知・管理を優先度順に進めることが、

端末経由の被害を防ぐ要点になります。なお最終的には、評判や機能数でなく自社の現状と業務に優先順位を付け、無理なく続けられる体制に落とし込むことが、投資を成果へ結びつける近道になります。

エンドポイント対策チェック

エンドポイント対策チェック

エンドポイントセキュリティとは、PC・スマホ等の端末を守るセキュリティ対策の総称のことで、テレワークや私物端末の普及で重要性が増しています。

社外で使う端末・私物端末はフィッシングやマルウェアの侵入口になりやすく、社内ネットの境界だけ守っても端末が社外にあると守りきれず、侵入を前提に端末上の不審な挙動を検知し対応するEDR等が有効で、

MDM等で端末を一元管理し紛失・退職時に遠隔対応できる体制が必要です。

現代の被害は端末から入って広がることが多く端末を守ることが全体防御の要で、境界防御や従来型対策だけでは社外端末経由の侵入を防ぎきれません。

OS・ソフト更新・多要素認証・アンチウイルスの全端末徹底、リスクに応じたEDR等の導入、会社支給やMDMによる端末管理、フィッシング訓練などの教育が要点で、境界防御だけで安心し社外端末経由に備えない失敗を避け、

基本の徹底+検知・管理を優先度順に進めることが要点となります。

 以下に、押さえるべき要点とその内容を整理します。

項目 ポイント 解説
入口 端末が狙われる 社外・私物端末が侵入口
境界限界 守りきれない 社外端末は境界外
検知 EDR等 侵入後の挙動を検知・対応
管理 MDMで一元化 紛失・退職時に遠隔対応
教育 訓練 人的リスクを下げる

より詳しい一次情報は公式の解説もあわせてご確認ください。

IPA 情報セキュリティ(一次情報) ➡

この記事のよくある質問(FAQ)

本記事に関して、よく寄せられる質問をまとめました。

Q. エンドポイントセキュリティとは?

A. PC・スマホなど『端末(エンドポイント)』を狙う脅威から守る対策の総称です。従来型ウイルス対策に加え、振る舞い検知や侵入後の検知・対応(EDR)まで含め、端末を多層で守る考え方です。

Q. なぜ重要ですか?

A. テレワークやクラウド利用で守るべき入口が端末に広がり、攻撃も端末を起点に侵入するためです。境界防御だけでは守り切れず、端末側で検知・対応できる備えが被害の最小化に直結します。

Q. 従来型と何が違いますか?

A. 従来型は既知パターン照合と『入れない』前提が中心ですが、現行型は未知の脅威を振る舞いで捉え、侵入された後の検知・隔離・追跡まで想定します。攻撃がすり抜ける前提に立つ点が根本的に異なります。

Q. 中小企業でもできますか?

A. できます。全端末への導入と更新の徹底という基本に加え、検知後の対応が難しい場合は監視付きサービス(MDR等)を活用すれば、限られた人員でも侵入前提の多層防御を実効的に運用できます。

関連情報・お問い合わせ

お問合せはこちら➡

まとめ:エンドポイントセキュリティ対策は必須!

今回は、エンドポイントセキュリティとは何か、その重要性と代表的なセキュリティ対策について解説しました。

エンドポイントは、ユーザーが直接データやファイルにアクセスしたり、社外との通信を行うため、サイバー攻撃の際に真っ先に狙われる箇所です。

エンドポイントの脆弱性を巧みに突いた手口も年々巧妙化・多様化していますので、この機会に自社のセキュリティ対策について1度見直してみてはいかがでしょうか。

またセキュリティ対策と並行して、自社の社員全体へのセキュリティに関する意識付け、教育も非常に重要です。

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また、テレワーク・リモートワークでの基本的なセキュリティ対策について、下記の記事で詳しく解説しています。こちらも参考にしてみてください!

 


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