Google Workspaceの無料版、Essentials Starterとは?
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Google社は、2022年2月に「Google Workspace Essentials Starter」という無料版のサービスの提供をはじめました。
「Google Workspace」の中でも人気の高いGoogle ドライブ、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Google Meetなどは変わらず利用できますが、Gmail機能、Gmailと紐づいている機能は使用できません。
本記事では、「Google Workspace Essentials Starter」について分かりやすく解説していきます。
Google Workspace Essentials Starterとは
Google Workspace Essentials Starterとは、ビジネスユーザー向けに提供している契約プランです。
「Google Workspace」のビジネスユーザー向けのプランは、主に「Business Starter」「Business Standard」「Business Plus」「Enterprise」などが挙げられます。
下記の記事で詳しく解説しています。
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Google Workspace Essentials Starterは、これらのプランと比較すると少し特殊なプランとなっています。
一番の特徴は無料で利用ができる点です。下記の表に使える機能をまとめましたのでご覧ください。
Google Workspace Essentials Starterの搭載機能 | |
料金 | 無料で利用可能 |
ストレージ | 1人あたり15GB |
登録可能ユーザー数(1チームアカウント) | 最大25人まで |
Google ドライブ | 〇 |
Googleドキュメント、スプレッドシート | 〇 |
Google Meet | 〇 |
Gmail | × |
Gmailと紐づいている機能(カレンダーなど) | × |
この表にあるとおり、Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、Google Meetなどは利用できますが、Gmail機能、Gmailと紐づいている機能は使えません。
※3名以上のグループ会議は各回60分まで可能(2名なら無制限)です。
Google Workspace Essentials Starterの利用手順
Google Workspace Essentials Starterを利用するためには、事前の準備として仕事用のメールアドレスを用意する必要があります。
下記の公式ページから、アカウントの作成を行って利用をスタートできます。
※クレジットカードは不要、トライアルの期限はありません
注意点としては、仕事用としてGmailアドレス(@gmail.comのもの)は、Google Workspace Essentials Starterで利用ができない点です。
【ユーザー名】@【会社名】.com といった仕事用のアドレスを使う必要があります。
Google Workspace Essentials Starterが向いている企業、メリットとは?
ここまで解説してきた特徴を踏まえて、「Google Workspace Essentials Starter」が向いている企業、メリットについて解説していきます。
小規模の組織、予算を抑えたい企業に向いている
「Google Workspace Essentials Starter」は、小規模の組織に向いています。
たとえば、会社や学校などで小規模のチームで利用する、またコラボレーションツール(※)を利用したいけど予算がない、既に他のメールサービスを利用していてソフトウェアに予算をかけられないと考えている企業などに適しています。
※コラボレーションツール・・・社内、社外関係なしに誰かとの共同作業(コラボレーション)をサポートするためのツールのこと
Googleの主なコラボレーションツールは、Google ドライブ、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Google Meetなどが挙げられます。
会社のメールアドレスをそのまま利用できる点がメリット
Essentials Starterのメリットとして、Gmailではなく会社のアドレスを利用して、Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、Google Meetなどを利用できる点です。
たとえば会社でGmailの利用がなく、上記に挙げたコラボレーションツールのみを重点的に利用したいと考えている企業に適しています。
Enterprise Essentialsとの違い
Essentials Starterの他に、「Google Workspace Enterprise Essentials」というプランもあります。Essentials Starterの上位エディションにあたります。
Essentials Starterは、会社や学校などの比較的小規模のチームでの利用が適しています。
それに対して上位エディションにあたる「Google Workspace Enterprise Essentials」の場合は、規模が大きい組織向けのプランとなっております。
またEssentials Starterで制限がかかっていた機能も、Enterprise Essentialsでは利用ができるようになります。
主な違いについて、下記の表にまとめましたのでご覧ください。
Essentials Starter | Enterprise Essentials | |
料金 | 無料で利用可能 | 有料 |
ストレージ | 1人あたり15GB | 1TB プール |
登録可能ユーザー数(1チームアカウント) | 最大25人まで | 無制限 |
Google ドライブ | 〇 | 〇 |
Googleドキュメント、スプレッドシート | 〇 | 〇 |
Google Meet | 〇 | 〇 |
Gmail | × | 〇 |
Gmailと紐づいている機能(カレンダーなど) | × | 〇 |
またEnterprise Essentialsでは、Essentials Starterよりもセキュアなアクセス、ファイルの暗号化などセキュリティや管理機能が強化されています。
まとめ
今回は、Google Workspace Essentials Starterについて詳しく解説しました。
Essentials Starterは、チーム作業向けのツールとなっており、会社や学校などで小規模のチームで利用する場合や「コラボレーションツールを利用したいけど予算がない。」「既に他のメールサービスを利用していてソフトウェアに予算をかけられない」と考えている企業などに適しています。
「Google Workspace」の基本機能であるGoogle ドライブ、ドキュメント、スプレッドシートなどは変わらず利用できますが、Gmail、Gmailに紐づいている機能が使えなくなってしまう点がEssentials Starterの特徴です。
また利用するためには仕事用のアドレスが必須です。
※例えば【ユーザー名】@【会社名】.com という形式のもの
本記事を参考にぜひ導入してみてください。
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