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Copilot in Power Appsとは?何ができるのかを詳しく解説!

Power Apps Copilot イメージ画像

マイクロソフトは2023年3月16日、ローコード開発ツール「Power Apps」に会話型AI「Copilot」を統合した「Copilot in Power Apps」を発表しました。

Power AppsにAI機能である「Copilot」が搭載されることで、人間・AIが一体となってアプリケーションを開発することができます。

世界中で大きく取り上げられたニュースですが、Copilot in Power Appsでどのようなことができるのか、あまりわからないと感じている方も多いのではないでしょうか?そこで本記事では、Copilot in Power Appsで何ができるのか、どのような点が便利なのかを詳しく解説していきます

そもそもPower Appsとは

はじめに、Power Appsについて説明します。

Power Appsとは、ローコードでアプリケーションを開発できるプラットフォームのことです。

ローコードとは、可能な限りプログラミング言語の記述を書かずにアプリを開発することを指します。

Power Appsでは、ITに関する専門知識がない人でもコーディング作業がほとんど不要でアプリを作成することが可能です。Power Appsは、「コントロール」と呼ばれる部品を画面上にドラッグ&ドロップしてアプリを作成できます。アプリ作成に必要な機能が部品として用意されており、必要な部品を配置しつつ関数を記述する流れでアプリ開発を進められます。

また、PowerAppsは「Microsoft Power Platform」の中の一つとなっています。Power Platformは以下の4つのサービスで構成されています。

  • Power Apps(ローコードでのアプリ開発)
  • Power Automate(ワークフローの自動化)
  • Power BI(データベースのデータ分析・可視化)
  • Power Virtual Agent(チャットボットの作成)

これらを組み合わせることで、幅広い業務に対応できるようになります。

以下Power appsの詳細解説記事です↓

※Power Automateについては、以下の記事で解説しています。

 

 

Copilot in Power Appsでできること

Power Appsには、アップロードされた画像を元にアプリを生成したり、修正の提案をしたりなど、GPTベースのAI機能を搭載してきました。

今回の「Copilot in Power Apps」では、以下のことが可能になります。

会話形式でのアプリ作成

Copilot in Power Appsでは、自然言語によって簡単にアプリケーションを作成できます。例えば、以下のように具体的にどのようなアプリケーションを作成したいのかを最初にCopliotに伝えます。

  • 「従業員が時間や経費の報告書を提出できるように、時間や経費のアプリケーションを作成したい」
  • 「顧客の請求書を作成し承認する手動のプロセスを自動化するアプリケーションを構築したい」
  • 「入社員の情報を取得し、トレーニングコンテンツや学習モジュールを共有するための従業員オンボーディングアプリケーションを生成する」

参考:ローコード開発を変革する Microsoft Power Apps の次世代 AI Copilot を発表

雛形が完成したらCopliotからの質問に答える形でアプリケーションに必要な調整を行なっていきます。例えば「データテーブルに列を追加するか?」といった質問がされるので、その都度質問に回答していきます。

Copilot自らがアプリケーションを改善するために必要な提案を積極的に行うイメージです。

完成したアプリの分析

Copilot in Power Appsでは、会話型のチャットを通して完成したアプリを分析することもできます

例えば、以下のような質問をCopilotに投げかけます。

  • 「検査が失敗する理由で最も多いものは?」
  • 「その種の問題で最も活躍する検査官は誰?」
  • 「どの機器の点検が多いですか?」

参考:ローコード開発を変革する Microsoft Power Apps の次世代 AI Copilot を発表

これ以外にも、在庫の変化を把握したいとき、タスクを完了するまでの平均時間を見積もりたいとき、どのキャンペーンが最も収益を上げたかを調べたいなど、様々な分析が可能です。

近年、データの利活用の重要性が高まっていますが、Copilot in Power Appsでは的確な質問をすることで、よりスピーディーなデータ分析が可能です。さらに、データ分析に必要なデータ収集・解析などもCopilot側で行うため、少ない負担で分析できるメリットもあります。

まとめ

今回は、Copilot in Power Appsでできること、便利な点について解説しました

Copilot in Power Appsによって、対話形式で効率的にアプリケーションを開発できるようになります。さらに、完成したアプリケーションの分析等も実施することが可能です。

AIの技術やサービスが急速に普及する中、人間・AIの共存が一つの課題となっています。Copilot in Power Appsなどのサービスを使いこなし、生産性が高い業務を行っていきましょう。

 

 

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