AppSheetとkintoneを比較解説!
近年、ノーコードツールが普及しており、さまざまなサービスが登場しています。ノーコードツールの導入を検討している方の中には、どのツールが自社のニーズに適しているのか、わからないと感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、代表的なノーコードツールである、AppSheetとkintoneの2つを比較解説します。
AppSheetとは
AppSheetとは、Googleが提供しているノーコードツールのことです。さまざまなタイプのアプリを簡単に作成できます。
AppSheetでは、スプレッドシートやExcel、SQLデータベース、Salesforceなどのデータを利用してアプリを作成できるのが特徴です。そのため、新たなデータベースを構築する手間がありません。
アプリ開発の知識がなくても簡単にアプリを作成できるため、個人や中小企業、大企業まで幅広く利用されています。AppSheetの詳細は、下記の記事をご覧ください。
kintoneとは
kintoneとは、ビジネスアプリケーションを簡単に作成できるクラウドサービスのことです。サイボウズ株式会社が提供しています。
kintoneはカスタムアプリの作成だけでなく、チーム間のコラボレーションを支援するための機能(タスク管理、メッセージング、ワークフローなど)も豊富に備えてるのが特徴です。kintoneの詳細は、下記の記事をご覧ください。
AppSheetとkintoneを比較!
ここからは、AppSheetとkintoneを比較していきます。
1.利用コスト
AppSheetは無料プランもありますが、ビジネスで本格的に利用する場合は有料プランへのアップグレードが必要です。最大10ユーザーまでは無料で共有できるため、小規模な利用では無料プランで十分でしょう。Starterプランであれば、1ユーザー月額5ドルで利用できます。
有料プランの料金は、ユーザー数やアプリの規模や実装した機能などに応じて決まります。AppSheetはコストパフォーマンスに優れていますが、大規模で利用する際はコストが増加する可能性があるでしょう。
kintoneは1ユーザーあたりの月額料金が設定されおり、スタンダードコースであれば、1ユーザー月額1,500円(税抜)で利用できます。kintoneは機能に応じてプランが分かれており、企業規模に応じて利用しやすいプランが選べるのが特徴です。特に大規模なチームでの利用に適しています。
2.カスタマイズ性
AppSheetはシンプルで直感的なインターフェースが特徴であり、細かいカスタマイズが可能です。数式や条件付き書式、アクションの自動化などが容易に設定でき、柔軟性の高さが魅力です。
kintoneもさまざまなカスタマイズが可能ですが、高度なカスタマイズを行うためにはJavaScriptなどのプログラミングが必要なケースがあります。基本的にはドラッグ&ドロップでレイアウトの変更ができ、業務に応じた細かな設定も可能です。
3.コラボレーション機能
AppSheetは主にアプリケーションの作成とデータ管理に特化しており、コラボレーション機能は限定的です。しかし、Google Workspaceと連携すれば、共同編集などの機能は利用できます。しかし、kintoneほどの高度なチームコラボレーション機能はありません。
一方、kintoneはコラボレーション機能が充実しており、タスク管理やメッセージ、掲示板、ワークフローの管理などが可能です。チーム内での情報共有や業務の進行管理を一元化し、効率的なコラボレーションを実現できます。
AppSheet・kintoneがおすすめの企業の特徴
ここでは、AppSheetがおすすめの企業、kintoneがおすすめの企業の特徴を説明します。
AppSheetがおすすめの企業
AppSheetがおすすめなのは、小規模の企業やスタートアップ企業などです。特に小規模なチームで、迅速に業務効率化を図りたい場合には、AppSheetの利用が適しています。また、Google Workspaceを普段から利用している企業もAppSheetの利用がおすすめです。
AppSheetは初期投資を抑えつつ、必要な機能だけを追加できるため、コストを抑えたい企業にも適しています。
kintoneがおすすめの企業
kintoneがおすすめなのは、中規模~大規模な企業です。
特に複数部門にまたがる業務を管理したい企業、チームコラボレーションを強化しつつ業務プロセスを効率化したい企業などに適しています。ほかにも、 プロジェクト管理やタスク管理、ワークフローの自動化を一つのプラットフォームで実施したい企業などにもおすすめです。
まとめ
今回は、AppSheetとkintoneを比較解説しました。AppSheetとkintoneはどちらも低コストで利用でき、カスタマイズ性に優れたサービスとなっています。
AppSheetがおすすめなのは、小規模の企業やスタートアップ企業、Google Workspaceを普段から利用している企業などです。
kintoneがおすすめなのは、中規模~大規模な企業です。特に複数部門にまたがる業務を管理したい企業、チームコラボレーションを強化しつつ業務プロセスを効率化したい企業などに適しています。
それぞれの特徴、メリットを考慮した上で自社に適したツールを選んでください。
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