ファイルサーバーを廃止するメリットとは?Googleドライブへ移行して検索速度・バージョン管理を劇的に改善
ファイルサーバーとは、社内で利用するファイルを一元管理し、複数の社員が共有して利用できるサーバーのことです。従来はオンプレミス環境で運用するケースが一般的でしたが、近年ではクラウドストレージの普及に伴い、ファイルサーバーを廃止し、Googleドライブなどのクラウドサービスへ移行する企業が多く見られます。
本記事では、ファイルサーバーを廃止するメリットと、Googleドライブへ移行することで得られる改善効果などを解説します。
ファイルサーバーを廃止するメリット4つ
ファイルサーバーを廃止することで、以下のようなメリットを得られます。
①サーバー運用・保守の負担を削減できる
ファイルサーバーは、ハードウェア保守・更新対応・バックアップ・障害対応など、情報システム部門の負担が大きくなりがちです。クラウドへ移行すれば、これらの作業が不要となり、運用コストを大幅に削減できます。
② リプレイスの費用や設備投資にかかる費用を抑えられる
サーバーは数年ごとに更新が必要であり、更新する度に多大なコストがかかります。クラウドサービスであれば月額課金となっているため、リプレイスの費用や設備投資にかかる費用をを抑えることが可能です。
③ テレワークや社外業務でも利用しやすくなる
ファイルサーバーではVPN接続が必要になるなど、社外からのアクセスに制限がかかることが一般的です。クラウドへ移行すれば、インターネット環境があればどこからでも安全にアクセスでき、柔軟な働き方を実現できます。
④ 障害・災害リスクを低減できる
オンプレミスのファイルサーバーは、故障や災害が発生するとデータへアクセスできなくなるリスクがあります。クラウドではデータが複数拠点に分散して保管されているため、万一トラブルが起きても影響を受けにくく、事業継続の面でも安心です。
Googleドライブへ移行することで得られる効果
ファイルサーバーを廃止した後は、Googleドライブなどのクラウドサービスへ移行する企業が多く見られます。Googleドライブへ移行することで得られる主な効果は以下の3つです。
●ファイル検索のスピードが大幅にアップする
●バージョン管理や共同編集を効率化できる
●社外・拠点間からでも安全にアクセスできる
それぞれ解説します。
①ファイル検索のスピードが大幅にアップする
Googleドライブでは、ファイル名だけでなく文章の本文も検索対象になります。さらに、担当者名・更新日時・ファイル種類などでの絞り込み検索も可能です。これにより「目的の資料が見つからない」「フォルダ階層を何層も開いて探す」といった時間を大幅に削減できます。
②バージョン管理や共同編集を効率化できる
Googleドキュメントやスプレッドシートでは、複数人で同時にリアルタイム編集することが可能です。編集履歴も自動で保存されるため、万が一誤って上書きしたとしても、過去の状態へ簡単に戻せます。メールでファイルをやり取りする必要もなく、常に最新データを共有できるのがメリットです。
③社外・拠点間からでも安全にアクセスできる
Googleドライブではクラウド上にデータが保存されるため、インターネット環境さえあれば場所を問わずアクセスすることが可能です。権限設定も細かくコントロールでき「閲覧のみ」「コメントのみ」「外部共有不可」などの運用ルールも適用できます。テレワークや複数拠点での業務にも特に適しています。
Googleドライブへの移行を成功させるポイント
Googleドライブへ移行する際は、単にデータをコピーするだけでは不十分です。移行後の運用も見据えて、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
① フォルダ設計と命名ルールを事前に決めておく
移行前に、部署・業務内容・権限単位などを踏まえたフォルダ構成と命名ルールを整理しておきましょう。設計が曖昧なままだと、移行後にフォルダが乱立し「どこに保存すればいいのか分からない」という状態に陥ります。
②共有ドライブとマイドライブの使い分けを明確にする
業務データは原則として共有ドライブで管理するルールを徹底しましょう。マイドライブに保存したままだと、担当者の退職や異動によりデータへアクセスできなくなる恐れがあります。あらかじめ運用ルールを文書化し、社内に周知しておくことが重要です。
③データ移行は段階的に実施する
いきなりすべてのデータを移行するのではなく、部署単位・プロジェクト単位などで段階的に移行するのがおすすめです。テスト移行を実施し、問題点を洗い出してから本格的な移行を進めることで、トラブルを最小限に抑えられます。
まとめ
今回は、ファイルサーバーを廃止するメリットと、Googleドライブへ移行することで得られる改善効果について解説しました。
Googleドライブへ移行することで、検索性の向上や共同編集の効率化、テレワーク環境での利便性向上など、多くの効果が期待できます。
一方で、フォルダ設計や権限設定、運用ルールの整備を行わないまま移行すると、かえって管理が複雑になる可能性もあります。運用体制を設計したうえで導入を進めていきましょう。
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