PHPを最新にしたらwordpressが爆速に!速度データも公開!
PHPとは
PHPとはHypertext Preprocessor の再帰的頭字語です。Hyper のHとPreのPとprocessorのPを使ってまとめた言葉ですね。なお、PHPはプログラミング言語のひとつで、動的なウェブページを作るのに適した言語となっています。世界中で利用されているwordpressというブログ形式のHPソフトで使われていて、世の中のHPの3/4はこのPHPで作られている状況です。
最新のPHPバージョンは?
PHPの最新版は、2021年3月19日現在、8.0.3というバージョンが最新となります。このPHPですが、定期的にバージョンアップが行われていきます。それに伴った高速化したり、便利になっていきます。
バージョンアップの問題点
1.PHPのバージョンはサーバーで決まってしまう
wordpressというソフト自体も定期的にバージョンアップがされていくのですが、徐々に古いPHPはサポート対象外となってしまいます。つまり、wordpressを最新版にしたくても、PHPのバージョンが古かったら、出来なくなってしまうんです。
ただ、このPHPのバージョンはレンタルしているサーバー側でアップデートしたりするかどうかです。そのため、サーバー側で対応してくれない場合、サーバー移転をしないと、wordpresやPHPの最新バージョンに移行ができないということです。レンタルサーバー選びでは、この点、よくよく確認しておきたいですね。PHPのいくつのバージョンに対応しているのかを。
2.PHPのバージョンを上げたら、動かなくなるプラグインや設定がある可能性がある
これが怖いですよね。バージョンアップした瞬間、HPが動かなくなってしまったら。。。そのため、PHPのバージョンアップにはバックアップとるなど、細心の注意が必要となります。
PHPのバージョンを入れ替える手順
1.wordpressのバックアップをとる
オススメはUpdraftPlusというプラグインです。こちらで普段は自動バックアップをとっているのですが、今回はバージョンアップする直前に手動でバックアップしました。この大きな青い「今すぐバックアップ」ボタンを押します。
すると上記のように、バックアップした日付が画面の下に出てきます。この「データベース」「プラグイン」「テーマ」「アップロード」「その他」をそれぞれクリックして、一旦デスクトップに保存しておきましょう。この操作はする必要はないのですが、万が一PHPのバージョンアップで上手くHPが動作しなくなった場合に、すぐに復旧する時に必要な操作です。かなり重いデータになっていたりするので、障害が起きてからダウンロードすると大変です。先にデスクトップに保存しておきましょう。
これができれば、バックアップ操作は完了です。
2.PHPのバージョンアップ
弊社が使っているエックスサーバーだと以下の手順になります。
サーバーパネル内のPHP Ver切り替えをクリックします。その後該当のドメインを選択。
今まで、PHP7.2.34だったのを今回7.4.13に変更します。PHP7.4.13を選び、横の変更ボタンを押して完了です。簡単ですね!
余談ですが、エックスサーバーの場合、Xアクセラレーターというwordpress高速化のプログラムも最新に変更しておきましょう。2021年3月19日現在、ver.2が最新となります。同じサーバーパネル内にありますので、チェックしておきましょう。
PHPのバージョンをアップさせた結果
PHP7.2.34 | PHP7.4.13 |
googleアナリティックスにある 行動 > サイトコンテンツ > サイトの速度 > 速度についての提案 > 速度を計測したいページの右側にあるpagespeedの提案を押すと、
googleさんが、各ページの表示される速度を100点満点で点数化してくれます。
今回、変えたのはPHPのバージョンだけなのですが、これにより、10点アップしました!改善できる項目で、それぞれ短縮できる時間が減っています。つまり1つ1つの項目でかかる時間が減っているということなんでしょう。また、「CSSの最小化」という改善項目は出てこなくなっておりました!
ウェブサイトの表示速度はSEOにおける検索順位の向上にもつながりますので、ぜひ、PHPのバージョンアップに取り組んでみましょう!なお、やる場合は自己責任で。かつバックアップを忘れずに行ってから実施しましょう!
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株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
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