LMSとは?eラーニングに最適なツール・サービスをご紹介
集合型の研修やオンライン研修、セミナー、eラーニングなど、企業研修を行うやり方は多岐に渡ります。近年、教育効果を最大限に高めるために注目されているのが「LMS」です。
本記事では、LMSとはどのようなものなのか、混同しやすいeラーニングとの違いについて解説します。eラーニングで活用できるツール・サービスも紹介しますので、参考にしてください。
LMSとは
LMS(Learning Management System=学習管理システム)とは、eラーニングを実施する際に必要な学習教材や受講状況、成績などを一元管理できるシステムのことです。「eラーニングシステム」や「eラーニングプラットフォーム」などと呼ばれています。
LMSとeラーニングの違い
LMSが「eラーニングやオンライン研修などを実施する際のプラットフォーム」であるのに対し、eラーニングは「インターネットを介して提供されるオンライン学習」のことを指します。
LMSの必要性
インターネットの普及に伴い、eラーニングを企業研修の手段として選ぶ企業が増えています。
eラーニングはインターネットを介していつでも学習できるのがメリットです。しかし、企業側からすると無関係のユーザーが利用しないように受講者を適切に管理したり、どのコースから始めるか指示したりなど、手間と時間が掛かります。
このような課題を解決するために考案されたのが「LMS」です。LMSでは、学習教材の保管や蓄積、受講者への学習教材の配信、受講者の学習履歴や成績管理などを行えます。
LMSを導入し、eラーニングを正しく管理・運用することで、学習効果を最大限に高められるのです。
LMSの種類
LMSは、以下の4種類に分類できます。
種類 | オンプレミス型 | クラウド型 | 特化型 | 統合型 |
特徴 | 自社のサーバー内にLMSを構築するタイプ | インターネット経由でLMSを利用するタイプ | 特定分野の学習教材を提供・管理しているタイプ | 様々な研修・学習のプラットフォームとして活用できるタイプ |
テレワークが普及した背景もあり、近年主流となっているのがクラウド型のLMSです。
クラウド型のLMSは、契約後に初期設定を行えばすぐに利用できます。
LMSのメリット
LMSは、受講者と講師、管理者それぞれにメリットがあります。
受講者のメリット
受講者のメリットは、どの教材から学習を始めればよいか、どこまで完了させればよいかをすぐに把握できる点です。
LMSでは、試験結果や学習の進捗率をリアルタイムで把握できます。受講者からすると、学力を向上させるための道筋やコツをつかみやすいでしょう。
講師のメリット
一人の講師が何十人もの受講者の成績を管理する場合、講師の負担が大きくなりがちです。LMSは受講者の成績や学習の進捗状況が一覧で表示・抽出できるため、講師の負担軽減につながります。
受講者一人ひとりの学習状況を把握できるため、個別指導なども行いやすくなるでしょう。
管理者のメリット
管理者側のメリットは、一からシステムを構築する必要がないため、コスト削減につながる点です。学習教材や受講者に関するデータはLMSに一元管理されるため、研修を円滑に進めらやすくなるでしょう。
おすすめのLMS・eラーニングツール3選
続いて、おすすめのLMS・eラーニングツールを3つご紹介します。
①Learning Ware
画像引用元:Learning Ware
Learning Wareは、企業研修や学校教育、オンライン講習、オンライン試験など幅広い用途で利用できるeラーニングシステムです。
eラーニングに求められるニーズは企業によって異なりますが、Learning Wareは企業に最適なプランやコスト、スケジュールを提案できます。導入後もメール・電話サポートや動画解説、利用初期研修など、様々なサポートを行っています。
②etudes Plus
画像引用元:etudes Plus
etudes Plus(エチュード プラス)は、100種類以上あるeラーニング教材を学べる学習管理システムです。
直感的で分かりやすい学習管理画面が特徴であり、演習が組み込まれた実践的な教材が多く搭載されています。「ナレッジボックス」と呼ばれる教育担当者向けのコンテンツも充実しています。
③セキュリオ
画像引用元:セキュリオ
セキュリオは、企業のセキュリティ教育を目的としたクラウドサービスです。
eラーニングだけでなく、メール訓練やセキュリティニュースの情報提供など、セキュリティ向上に役立つ様々なサービスを提供しています。
下記の記事でセキュリオの特徴や料金について詳しく解説していますので、参考にしてください。
まとめ
今回は、LMSの特徴やeラーニングとの違いについて解説しました。
LMSを利用すれば、eラーニングを実施する際に必要な学習教材や受講状況、成績などを一元管理することが可能です。
受講者・講師・管理者それぞれにメリットがありますので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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