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NTTのおまかせサイバーみまもり(UTMサービス)を使ってみた!感想まとめ

NTTのおまかせサイバーみまもりとは

NTTのおまかせサイバーみまもりとは、NTTが行っているUTMレンタルサービスです。通常UTMを導入する場合は、かなり高額な機器代金を払って購入し、ライセンスも年間数万円を払うのが一般的ですが、それをNTTがレンタルでかなり低額で提供しているサービスです。社内にIT人材がいない企業で、UTMの設定を自社で細かくできない場合に、有効なサービスです。

また、万が一不正アクセス等でウイルス感染した場合に、NTTから連絡がきて、その除去も一緒にサポートしてくれるのが特徴で、商品名のおまかせ、見守りとはそこから来ているのだと思います。

この動画を見ると、一番イメージがつくと思います。

UTMとは

UTMとは、統合脅威管理(Unified Threat Management)のことで、ウイルス対策ソフトに次ぐ、ネットワークの不正アクセスに対応するための必須ツールになってきています。

詳細はこちらから↓

 

おまかせサイバーみまもりの料金

これ以外にインターネットに接続する為の光ファイバー代金等がかかります。

通常UTMを購入する場合、30台くらいまでだと、こんな感じの料金になります。

情報元はこちら➡UTMの価格相場は?企業規模別費用(月額料金)を調査

一番、シェアが大きいfotigateだと、初期で25万円くらい。月額8000円程度がかかるようです。それと比べると、NTTのおまかせサイバーみまもりは月額11000円なので、お得に感じますね。

 

機能、スペック

機能一覧

スペック比較

一番気になっていた速度(スループット)の部分ですが、145Mbpsでした。

これだと、よくわからないので、トレンドマイクロのHPに確認にしにいくと、こんな感じなってました。

おまかせサイバーみまもりのスタンダードプランだと、cloud edge50という機種になります。145Mbpsは、ウイルス対策と、IPS(Intrusion Prevention System)という不正侵入防止も使っていた場合の速度のようです。

ちなみに、fortigateのfortigate-30Eのスペックだとこのような感じでした。

比較とると以下のようになります。

種別 cloud edge50 fortigate-30E
ファイアウォールスループット 845Mbps 950Mbps
ファイアーウォール+IPSスループット 227Mbps 600/240Mbps
ファイアーウォール+IPS+ウイルス対策スループット 145Mbps 150Mbps

これを見ると、fortigate-30Eの方が優れているのがわかります。ということで、資金的に余裕がある場合は、fortigateを選ぶ方がいいでしょう。

管理画面:ダッシュボード

ここからは導入後の管理画面を紹介していきます。

コチラがログイン後の画面です。上のセキュリティステータスを選んでいる状態です。

 

こちらがトラフィックステータス画面。どういった種類のHPにアクセスがあったのか、使われたアプリケーションの種類などがわかります。また、使用された帯域幅も記録されているので、トラフィックがひっ迫していたかもここで確認ができます。

これがデバイスマップセキュリティタブを選択した状態です。うちの場合は、複雑な構成もしていないので、シンプルな構成ですね。

管理画面:ポリシー

ポリシータブをご説明します。ポリシータブに移動すると、このような感じでセキュリティのルールが並んでいます。

試しに追加ボタンを押して、ルール(ポリシー)を追加してみます。この画面では、仕事中に株取引をする社員が出ないように、コンテンツタイプでビジネスカテゴリ内の金融サービスをチェックし、処理ではブロックを選択して登録します。

すると、今までアクセスができていた証券会社のHPにアクセスが出来なくなりました。

こちらは松井証券のHPにアクセスしたところ、このような表示になりました。

他にもSNSや、アダルトなど、会社のルールで、不要だと思うウェブサイトへのアクセスをブロックできます。これは会社のWIFI環境でも一緒なので、スマホからのアクセスも会社のWIFIを使っている場合はブロックできます。

この辺のルールは各社それぞれだと思いますが、アダルト、金融サービス等はブロックしても良いのかなと思いました。

 

管理画面:分析とレポート

分析とレポートタブでは、様々なアクセスを分析できます。この画面では、どのPCがどれくらいウェブアクセスをしたかを表すグラフです。

こちらは、セキュリティポリシーに抵触したPCのアクセス数です。

具体的にどのポリシーに抵触したかも確認できます。先ほど追加した金融サービスブロックのアクセスも記録されていますね。

これは、どのウェブサイトにアクセスしたかを表すグラフです。弊社の場合、googleのgsuiteを使っている為、googleのウェブサイトへのアクセスがほとんどになっていますね。

 

月次レポートはこんな感じです

毎月レポートがNTTから届きます。全体評価は曇りでした。危険なウェブサイトへのアクセスかスパムメールがあったとか。

ネットワークの脅威を見ると、SIP asterisk PJSIPという文字が。弊社ではクラウドPBXの代理店をしておりまして、デモでアスタリスクベースのクラウドPBXの電話の発着信をしたのが脅威と認定されてしまったようです。それと、UDP land:MISC:RFC768という脅威の記載が。。。こちらはウェブで検索すると、同じIPアドレスを送ってきて、無限ループさせてしまう攻撃なんだとか。。怖い!ほんとに攻撃されてるんですね!

 

こちらのレポートでは、スパムメールは来ていなかったようです。一安心。

ただ、定期的にUTMの管理画面にアクセスすることをしていなかったので、毎月レポートが届くのは良いなと思いました。

 

こちらのレポートでは、edonkeyというファイル交換プログラムが動こうとして、ブロックをしたようです。社内で、こういったプログラムが動いていたかもしれないと思うと、怖いですね。。

 

 

障害が起きると通知が来るのが便利

また、ネットワークで障害が起きると、即通知が来ます。

これによりいち早く障害対応で、ルーターを再起動するなどして、影響を最小限にすることができます。

これは導入してほんとに良かったです。通常障害が起きている事は気づかない事も多いので。

 

まとめ

UTMを始めて導入する企業、社内にIT・ネットワーク担当が居ない企業には、価格も見守りで定期レポートがあったり、万が一の不正アクセスで感染した場合にウイルス除去をサポートしてくれたりするのは、かなり安心というかいいなと思いました。

ただ、社員数が30人を超えるような企業だと、fortigateを購入した方がカスタマイズ性や性能でいいかもしれません。なお、使ってみて3ヶ月以内の解約は違約金がかかりません。違約金がかかるのは、4ヶ月目~24か月以内の場合で16500円の違約金がかかります。UTMを入れてみて、問題があれば解約してしまえるのも、fortigateを購入する場合と違って安心なポイントだと思います。

UTMを入れたら、ネットワークの速度が遅くなったが一番心配なところだと思いますので、そういう意味では購入よりは安心だと思います。

 

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