クラウド会計ソフトのシェア最新版はこちら!
「会計ソフトを導入したい」「どのソフトがよく選ばれているのか知りたい」
確定申告の準備期間ということもあり、会計ソフトの導入を検討したり、会計ソフトのシェアについて知りたいという方も多いのではないでしょうか。
本記事では「クラウド会計ソフトの最新のシェア」について解説します。
どの会計ソフトが一番選ばれているのか、法人や個人企業主で利用するソフトに違いはあるのか、この点も詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
クラウド会計ソフトのシェア【法人】
まずは法人向けのクラウド会計ソフトのシェアについて解説します。
順位 | ソフト名 | シェア率 |
1位 | freee | 32.3% |
2位 | マネーフォワード | 19.2% |
3位 | 弥生シリーズ | 15.4% |
4位 | ネットde会計 | 13.8% |
5位 | ClearWorks会計ワークス | 10.0% |
6位 | ハイブリッド会計ソフトCrew | 7.7% |
出典:株式会社MM総研「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査」
上記の表のとおり、「freee」が32.3%と最も高い利用率となっています。2位がマネーフォワード(19.2%)、3位が弥生会計オンライン(15.4%)ということで上位の3つで66.9%のシェアを占めているという結果になりました。
クラウド会計ソフトのシェア【個人事業主】
続いて個人事業主向けのシェアについて解説していきます。
順位 | ソフト名 | シェア率 |
1位 | 弥生 | 56.7% |
2位 | freee | 21.1% |
3位 | マネーフォワード | 16.8% |
出典:株式会社MM総研「クラウド会計ソフトの利用状況調査(2020年4月末)」
法人、個人事業主問わず「弥生」「freee」「マネーフォワード」のシェアが大半を占めていることが分かります。
個人事業主では「弥生」のシェアが56.7%と半数以上を占めています。
2位がfreee(21.1%)、3位がマネーフォワード(16.8%)という結果になっています。
クラウド型、インストール型どちらの利用が多い?
会計ソフトはクラウド型とインストール型の2種類があります。
どちらのタイプの利用が多いのか、個人・法人ではどちらを利用することが多いのか、この点についても解説します。
【法人】インストール型の利用が8割以上
会計業務の方法について | |
会計ソフトを利用 | 54.1% |
全て税理士に任せている | 24.6% |
Excelなどの表計算ソフトを利用 | 12.2% |
出典:株式会社MM総研「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査」
会計業務の方法についての調査結果を参照すると、会計ソフトを利用している企業が54.1%ということで、半数以上の企業が何らかの会計ソフトを利用していることが分かりました。
インストール型かクラウド型かどちらを利用しているのか、その調査結果が下記の表です。
会計ソフトの導入形態 | |
インストール型 | 85.5% |
クラウド型 | 14.5% |
出典:株式会社MM総研「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査」
半数以上の会社が会計ソフトを導入する中で、インストール型の会計ソフトを利用しているのが85.5%、クラウド型のソフトを利用しているのが14.5%ということが分かりました。
「インストール型の会計ソフト」のメリットについては後ほど解説します。
【個人事業主】クラウド型ソフトの利用が増加傾向に
一方の個人事業主の会計ソフトについての調査結果は下記の表のとおりです。
会計ソフトの利用率(個人事業主) | |
会計ソフトを利用している | 33.9% |
会計ソフトを利用していない | 57.1% |
分からない | 9.0% |
出典:株式会社MM総研「クラウド会計ソフトの利用状況調査(2020年4月末)」
会計ソフトの利用形態 | |
インストール型 | 67.7% |
クラウド型 | 21.3% |
分からない | 11.0% |
個人事業主で会計ソフトを利用している人の中で、インストール型を利用している人は67.7%、クラウド型を利用している人は21.3%ということが分かりました。
しかしクラウド会計ソフトの利用率は年々増加しているというデータもあります。
年月 | クラウド会計ソフトの利用率 |
2016年3月 | 9.2% |
2017年3月 | 13.2% |
2018年3月 | 14.7% |
2019年3月 | 18.5% |
2020年4月 | 21.3% |
この表のとおり、会計ソフトを導入している個人事業主のうち20%以上がクラウド型の会計ソフトを利用しているということになります。
個人事業主の場合は法人と比べて複雑な会計処理は不要となるケースが多いため、導入コストを抑えられて操作も簡単なクラウド型での利用がおすすめです。
クラウド型の会計ソフトを使うメリット
会計ソフトには「クラウド型」「インストール型」の2種類に大別されますが、それぞれどのようなメリットがあるのか解説していきます。
まずはクラウド型の会計ソフトのメリットについて解説します。
手間がかかる会計業務を効率化できる
会計業務にかかるコストや時間を大幅に減らすことができるのが、クラウド型の会計ソフトの最大のメリットです。
様々な種類の帳簿の作成を手書きで行おうとするとミスにつながる危険性がありますし、社内の専任の担当者の負担も大きいのが現状です。
クラウド型の会計ソフトを導入することで、入力した仕訳内容から自動で帳簿を作成できますので、日々の手間がかかる会計業務を効率化することができます。さらに担当者の負担を大幅に減らすことも可能です。
社員全員が会社の経営状況、データをいつでも見ることができる
クラウド上でデータを一元管理しているので、社員一人一人がいつでもデータを確認できる点もメリットの一つです。専任の経理担当者だけではなく、経営者、契約している税理士も最新のデータ、数字を確認することが可能となります。
またクラウドに保管してあるデータを閲覧できるため従来のデータのバックアップ、メールでの送信などの作業が不要となります。経営者と税理士間のコミュニケーションがより円滑になりますし、社員がデータを見て数字を意識した業務が行えるといった効果も期待できます。
常にセキュリティの高い最新版で利用できる
クラウド会計ソフトは、常に最新版の状態で安全なセキュリティ環境下で利用できるメリットもあります。
基本的にサービスの提供元の会社がソフトをアップデートやバージョンアップを行うので、利用者が手動で更新作業等を行う必要がありません。
さらに法改正などに合わせた対応作業もサービスの提供元の会社にて行うため、利用者は手間がかかる更新作業を行う必要がなく通常通りに作業ができます。
インストール型の会計ソフトを使うメリット
インストール型の会計ソフトはその名の通りパソコンにソフトをインストールする型です(パッケージ型とも呼ばれています)
インストール型の会計ソフトを使うメリットも解説します。
ランニングコストがかからない
インストール型のソフトは買い切りのため、月額料金・年額料金などのランニングコストがかかりません。
その分初期費用はクラウド型のソフトと比較すると高くなってしまいますが、毎月の定額料金が不要で利用できる点は大きなメリットです。
ネット環境、システム障害に左右されない
クラウド型のソフトの場合、インターネット環境に依存するため何か障害があった時やメンテナンス作業を行う場合などには一時的に利用できなくなるといった可能性もあります。
インストール型のソフトの場合、パソコンにインストールするため外部の影響を受けずに利用することが可能です。また動作速度もクラウド型と比べると安定するのも特徴です。
まとめ
今回はクラウド会計ソフトの最新のシェアについて解説しました。
現在のところ、法人や個人企業主問わず、「弥生」「freee」「マネーフォワード」のシェアが大半を占めています。
法人で利用率が一番高いソフトがfreee(32.3%)、個人事業主で一番利用率が高いのが「弥生」(56.7%)となっています。
会計ソフト自体はクラウド型・インストール型の2つに大別されますが、近年「クラウド型」の会計ソフトの人気も高まっています。特に個人事業主の間ではクラウド型の会計ソフトの利用率が20%を超えたというデータもあります。
クラウド型、インストール型それぞれメリットは異なりますが、個人事業主の場合は法人と比べて複雑な会計処理は不要となるため、クラウド型のソフトの利用がおすすめです。クラウド型の方が導入コストを抑えられて操作も簡単だからです。
導入を検討する際は、事前にソフトの特徴や導入コストを比較する必要があります。本記事を参考にしてもらえたら幸いです。
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株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
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