GASを使って、iphoneのショートカットアプリからスプレッドシートを操作する方法解説まとめ
GASとは
GASとは、Google Apps Scriptの略で、googleが提供しているプログラム言語です。javasciptというプログラム言語を元に作られていて、特徴としてgoogleのgmail、googleカレンダー、スプレッドシート等のgoogleドライブ等の連携が簡単にできるというものがあります。
例えば、スプレッドシートに記載してある宛先、本文、件名をワンクリックでgmailからメール送信するといった事や、
スプレッドシートに書いてある内容をワンクリックで、カレンダーに予定を追加するなど、様々なことがプログラムを組むことで可能になります。
iphoneのショートカットアプリとは
iphoneのios13から標準でインストールされるようになったこのショートカットアプリ。みなさんのiphoneにも入っていると思います。指定したアプリを立ち上げたり、指定した時間になったらメッセージやLINEを送信したりといったことが可能です。
こちらに使い方が詳しく解説されています↓
iPhone『ショートカット』アプリが便利!使いこなし方やおすすめの設定法を紹介します
ショートカットアプリから、googleスプレッドシートを操作する方法
今回は仕事でよく使うスプレッドシートの操作をiphoneのショートカットアプリを使って、ワンタップで出来るようにしてしまおうというものです。
1.GASのプログラムを組む
空のスプレッドシートを開き、メニュー内のツールをクリック。その後、スクリプトエディタを押して、プログラムを組む画面に移動します。
そうするとこちらの画面になります↓
ここにプログラムを書いていきます。これは私の場合のプログラムです。
function doGet(){
// ショートカットアプリで開いたスプレッドシートファイルを取得
var ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
// 取得したファイル内の一番最初のシートを取得
var sheet = ss.getSheets()[0];
// そのシートの1列目の後に5列を新しく挿入する
sheet.insertColumnsAfter(1, 1);
// そのシートの2列目、3行目にその日の日付を入力する
sheet.getRange( 3, 2 ).setValue( new Date() );
}
GASのプログラムでは、function 〇〇(){ から
後に出てくる
} までの間に書いてあることを実行するという意味になります。各行の意味は //の後ろに記載しておきました。
ポイントはfunction の後を doGetにするというところです。
2.デプロイする
画面右上のデプロイボタンを押しましょう。 ちなみに、デプロイとはプログラムをサーバーに設置して使えるようにすることを言います。
その後、ウェブアプリを選択。
この画面になったら、ウェブアプリの項目を自分に。アクセスできるユーザーをgoogleアカウントを持つ全員にしましょう。最後にデプロイボタンを押します。これでデプロイ完了です。
完了画面にでてくる、ウェブアプリのURLをコピーします。
3.iphoneのショートカットアプリの設定
iphoneのショートカットアプリを開き、右上の+ボタンをタップします。
以下の画面になったら、アクションを追加をタップします。
その後、以下の順でアクションを追加していきます。
①「URL」を選び、先程GASのウェブアプリURLを入れます。
②次に「URLの内容を取得」を選び、①で使った作った「URL」を設定します。
表示を増やすを選び、方法が「GET」になっていることを確認しましょう。なっていない場合は、GETに変更しましょう。
③「URLを開く」を選び、URLは①で使った作った「URL」を選びます。
④操作するスプレッドシートのURLをgoogleスプレッドシートの画面に移動してコピーしてきて貼り付けます。
完成すると以下のようになっていると思います。
この状態で右上の完了ボタンを押せば完成です。その後、該当するショートカット右上にある点3つをタップすると
設定画面になりますので、アイコンを自分の好きなものにしたり、名前を変えたり、ホーム画面に追加すれば完了です!
こちら完成したショートカットを動かした動画です。タップするごとに列が増えて、日付が自動で挿入されていきます!!
みなさんの参考になれば幸いです!
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