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開業時の電話・FAX選定のポイントを徹底解説!料金・内容比較表あり

そもそも電話回線にはどんな種類がある?

昔よりも、電話の選択肢は増えて、複雑になっています。まずはどんな電話回線があるかを解説したいと思います。

固定電話について

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昔からあるアナログ回線・ISDN回線と言われるもので、主にNTTとソフトバンクが提供しているサービスです。

固定電話のメリットは、どこでもひけるというところです。逆にデメリットは、基本料も高く、また通話料はNTTの場合、距離に応じて高くなるので、通話料金負担も上がってしまいます。

NTT固定電話の通話料金表(固定電話から固定電話へ)

昼間 夜間 深夜 IP電話(光電話)
市内通話 8.5円/3分 8.5円/4分 8円/3分
市外20kmまで 20円/90秒 20円/2分
20km~60kmまで 30円/1分 30円/75秒 20円/90秒
60km以上 40円/45秒 30円/1分 20円/90秒

 

NTT固定電話から携帯電話への通話料金

相手先キャリア 固定電話、IP電話(光電話)
ドコモ 16円/1分
KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル 17.5円/1分
ドコモ(FOMAのワンナンバー機能で着信する場合) 10.8円/1分

携帯にかける場合は、IP電話との通話料差はないですね。

また、固定電話のデメリットは、将来オフィスを移転する場合に、NTTの基地局が変わってしまうと、番号も変わってしまうところです。

 

IP電話について

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IP電話のIPとはInternet Protocol・インターネットプロトコルの事を言います。つまり、音声をインターネットを通じて、やりとりする電話のことをIP電話と言います。光ファイバー会社、CATV会社等多くのインターネットを提供している会社が行っているサービスになります。

ここでは、一番有名なNTTの光電話でご説明していきます。

メリットは、基本料が安く、通話料が遠くにかけても一律というところ。また、将来オフィス移転をしても、同じ光ファイバーサービスを移転先でも契約すれば、番号を変えずにオフィス移転が可能です。

デメリットは、光ファイバーの引き込みが必要というところ。最近はやりのシェアオフィス、レンタルオフィスで契約しようとしても、個別に光ファイバーを契約できないとか、マンションで指定の光ファイバーしか引けない場合には、そもそも契約することができません。そういう意味では、将来オフィス移転のときに番号が維持できるかどうかは、移転先の物件によってきてしまいます。

 

クラウドPBXについて

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ここ3~4年くらいで、一気に人気がでてきたがクラウドPBXです。こちらも広い意味ではIP電話になります。クラウドPBXはインターネットを使った電話で、かつ電話機もスマートフォンやPCソフトフォンでも使えるサービスになっています。クラウドサーバーに、PBXというビジネスホンの主装置の機能を持ったソフトウェアを入れて使うサービスです。

メリットは、スマートフォンでも03等の地域番号での発着信が可能なため、テレワークや、開業時少人数の際に、非常に有効です。少人数のときは、外出時に携帯に転送をするのですが、携帯への転送通話料負担が発生する為、非常に通話料負担が大きくなってきます。クラウドPBXならこの転送通話料は全てカットできます。また、他の電話回線と異なり、留守電や時間外のアナウンス等のオプションも基本ついていますので、企業の電話として、便利です。また、将来オフィス移転をした場合でも、基本移転先の物件がなんであれ、番号をそのまま持っていくことができます。

デメリットは、音質がネット環境に左右されてしまうところです。有線LANでつなぐ電話機やPCソフトフォンならまだいいのですが、スマートフォンをWIFIでつないでいる場合や格安SIMでインターネットにつないでいる場合は、かなり音質が落ちてしまいます。

 

各電話のポイント比較

固定電話回線 IP電話(ひかり電話の場合) クラウドPBX
基本料 2500円~3500円と高い 500円~で安い 1080円~と比較的安い
通話料 距離に応じて高くなる 距離関係なく同一料金 距離関係なく同一料金
移転後番号を継続利用できるか? 同一NTT局内の引っ越しのみ可能 移転先で、同一光ファイバーを引き込む場合可能 移転先がどこでも、光ファイバーがひけなくても可能
利用可能局番 その地域の地域局番 その地域の地域局番 その地域の地域局番もしくは050
電話機 アナログ電話機 アナログ電話機、主装置を購入する場合、IP電話機も可能 IP電話機、スマートフォン、PCソフトフォン
利用場所 契約場所のみ 契約場所のみ インターネットがつながればどこでも
留守番電話、時間外アナウンス、通話録音等 別途ビジネスホンを購入すれば可能 別途ビジネスホンを購入すれば可能 基本無料で利用可能
光ファイバーは必要? 不要 必要 不要
契約できるエリア制限 なし 光ファイバーが引き込めるのが条件 03や06、052、048、011など都市部限定

 

1人で自宅開業する場合の料金比較(電話1番号のみ契約)

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固定電話回線 IP電話(ひかり電話の場合) クラウドPBX
基本料 3,025円 500円 1,080円~
転送オプション 800円 500円 不要
光ファイバー 不要 必要だが、既に契約している場合は追加負担なし。ない場合は4000円~6000円程度 不要
通話料(転送通話料を3分の通話を1日2回転送すると想定) 2,244円 2,244円 不要
合計 6,069円 3,234円~9,734円

※自宅に光ファイバーがあるかどうか、また物件がマンションか戸建てかで変わる。

1,080円~

なお、自宅の光ファイバーがNTTフレッツを引けない場合、IP電話は要注意です。例えば、JCOMやAU光だった場合、移転先の物件でこれらの光ファイバーが引き込める可能性がかなり低く、基本的に移転先に電話番号を持っていくことは不可能と考えておいた方がいいです。

 

2人で開業。2人同時に通話。転送しない。レンタルオフィスを借りる場合

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固定電話回線 IP電話(ひかり電話の場合) クラウドPBX
基本料 3,025円 500円 1,080円~
追加ch 不要 200円 不要
光ファイバー 不要 6000円程度 不要
合計 3,025円 6,700円 1,080円~

基本的にはどのケースでも、開業時にはクラウドPBXがおすすめです。ただ、地方エリアだと、クラウドPBXの契約の場合050番号になってしまいます。その場合は、光ファイバーを別途引き込む必要があるオフィスかどうかなどで、最適な電話が分かってきます。

FAXをどうするか?

開業時のFAXは2択なります。1つは、インターネットFAXを契約する方法。もう1つは固定電話・IP電話を契約し、複合機をつなぐ方法です。

インターネットFAXについて

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以下の記事でインターネットFAXについての解説をしています。

基本的には、FAXが届くと、メールでPDFで受け取り、FAXを送るときはメールを送ると、相手にはFAXが届くサービスです。

こちらの場合、自宅でも、外出先でもFAXの送受信ができるため、便利です。欠点は従量課金のサービスが多いのですが、1枚10円程度が相場になっています。FAXの送受信が多いビジネスの場合、かなりのコスト負担になってしまいます。

 

固定電話回線、IP電話回線のFAXについて

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こちらは従来からある、FAXの接続になります。FAXの受信では費用はかからず、送信料金は通話料になります。相手も固定電話だと思いますので、8円/3分程度になりますので、1枚10円のインターネットFAXよりは送信料金の負担は少ないです。

また、外出先からFAXの受信を確認するには、複合機の機能で「蓄積」にしておいて、リモートデスクトップ等で確認することは可能です。

 

番外編で、法人携帯のススメ

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開業時に携帯電話をプライベートのものをそのまま使うのか、それとも法人用携帯を導入するかの2択になります。最初は少しでもコストを抑えようとプライベートスマホをそのまま仕事でも使うケースが多いです。ただ、その場合、以下のようなデメリットがあります。

  1. 仕事とプライベートの電話の切り分けでができない。休みの日も着信してしまう。
  2. 社員からすると一緒なのが嫌
  3. 将来社員が辞めた時に、携帯の中のデータ消去を確実にできる保証がなく、情報漏洩につながる可能性もある。
  4. データ(ギガ)の消費をプライベートの契約から消費する事になるので、不満につながる。

こちらに法人携帯のメリットをまとめております。

なお、料金は個人で契約するよりも大幅に値引きがうけられますので、かなりお安く導入が可能です。弊社ではソフトバンクの代理店をしておりますので、一度ご相談くださいませ。

 

開業時の電話・FAXはどう選べばいい?

開業時の電話・FAX選びは、種類が多く複雑に見えますが、判断軸を整理すると迷いません。主な選択肢の特徴は次のとおりです。

項目 内容
固定電話(アナログ/ISDN) 従来型で安定するが、工事費・基本料が高く拡張に弱い
光電話 固定電話より割安だが、回線工事が前提で場所に縛られる
クラウドPBX ネット環境があれば工事不要で開通が早く、市外局番取得・在宅多拠点対応・拡張に強い
インターネットFAX 複合機・FAX専用回線が不要で、受信はメール・Webで完結する

 開業初期は、コストを抑えつつ事業の立ち上がりを速め、将来の増員・移転にも対応したいニーズが強くなります。この点で、工事不要・低コスト・拡張性の高いクラウドPBXとインターネットFAXの組み合わせは、開業時の要件によく合います。

電話番号を「回線に固定された設備」ではなく「持ち運べる事業基盤」として捉えることが、選定の出発点になります。

選定で失敗しないための判断基準は?

電話・FAXの選定は、目先の月額だけで決めると、拡張時や移転時に作り直しになりがちです。開業時に押さえるべき判断基準は次のとおりです。

項目 内容
総コストで比較 初期費用・工事費・月額・通話料・FAX運用費を合算した総額で比較する
開通スピード 開業日に間に合うか。工事が必要な方式は前倒しで段取りする
拡張性 増員・店舗展開・在宅対応に柔軟に対応できるか
番号の継続性 既存番号がある場合、番号ポータビリティの可否と期間を事前確認する

 ポイントは、開業時点の最小構成だけでなく、1〜2年先の事業の姿まで見据えて選ぶことです。当社は開業・移転時の電話・FAX基盤を、固定電話・光電話・クラウドPBX・インターネットFAXの中立比較から番号移行・運用定着まで伴走支援しています。

立ち上げ準備の段階で基盤を整えると、開業後の手戻りを防げます。

開業電話選定チェック

開業電話選定チェック

開業時の電話・FAX選びとは、新規開業にあたり、固定電話(アナログ/ISDN)・光電話・クラウドPBX・インターネットFAXといった選択肢から、事業に合う電話・FAX基盤を選ぶことのことです。

固定電話は安定するが工事費・基本料が高く拡張に弱く、光電話は割安だが工事前提で場所に縛られ、クラウドPBXは工事不要で開通が早く市外局番取得・在宅多拠点対応・拡張に強く、インターネットFAXは複合機・専用回線が不要です。

開業初期はコストを抑えつつ立ち上がりを速め将来の増員・移転にも対応したいニーズが強いため、工事不要・低コスト・拡張性の高いクラウドPBXとインターネットFAXの組み合わせがよく合います。

選定は月額だけでなく初期費用・工事費・通話料を含む総額、開通スピード、拡張性、番号の継続性で判断し、1〜2年先の事業の姿まで見据えることが要点です。

 以下に、押さえるべき要点とその内容を整理します。

項目 ポイント 解説
方式 固定/光/クラウドPBX 工事要否・拡張性で特徴が分かれる
FAX インターネットFAX 複合機・専用回線が不要になる
総額 初期+月額+通話 表示月額でなく総コストで比較
開通 開業日に間に合うか 工事方式は前倒しで段取りする
番号 ポータビリティ確認 既存番号の継続可否と期間を確認

この記事のよくある質問(FAQ)

本記事に関して、よく寄せられる質問をまとめました。

Q. 開業時の電話はどの方式が良いですか?

A. 通話量・拠点・在宅有無で選びます。柔軟性と初期費用を抑えたいならクラウドPBX、固定的なら従来固定電話など、用途で選定します。

Q. FAXはどうすべきですか?

A. 利用量が少なければインターネットFAXで機器不要にできます。送受信量や相手先の運用を踏まえ、コストと利便で方式を選びます。

Q. 市外局番は取得できますか?

A. 条件を満たせば市外局番の固定電話番号を取得できるサービスがあります。提供エリア・手続き条件を事前に確認することが重要です。

Q. 既存番号は引き継げますか?

A. 番号種別や条件で可否が分かれます。名刺・サイトに使う番号を変えると影響が大きいため、契約前に必ず引き継ぎ可否を確認します。

まとめ

独立開業時の電話、FAXについては、選択肢が色々とあり、またオフィスを構える物件により制限があったりして、複雑になっています。たいていの場合はクラウドPBXが一番オススメになりますが、都市部以外では、使えないかもしくは電話番号が050になってしまうこともあり、本当にケースバイケースになります。

弊社では現在7社のクラウドPBXサービスの代理店を行っておりまして、料金や評判、機能、音質などから最適なサービスをご提案可能です。また、クラウドPBXは社内のネットワーク環境によっては、音質が劣化してしまいますが、私たちは、音質を高めるために光ファイバーや携帯についてもトータルでアドバイスさせて頂きます。

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