1. HOME
  2. ブログ
  3. 開業時の電話・FAX選定のポイントを徹底解説!料金・内容比較表あり

開業時の電話・FAX選定のポイントを徹底解説!料金・内容比較表あり

そもそも電話回線にはどんな種類がある?

昔よりも、電話の選択肢は増えて、複雑になっています。まずはどんな電話回線があるかを解説したいと思います。

固定電話について

昔からあるアナログ回線・ISDN回線と言われるもので、主にNTTとソフトバンクが提供しているサービスです。

固定電話のメリットは、どこでもひけるというところです。逆にデメリットは、基本料も高く、また通話料はNTTの場合、距離に応じて高くなるので、通話料金負担も上がってしまいます。

NTT固定電話の通話料金表(固定電話から固定電話へ)

昼間 夜間 深夜 IP電話(光電話)
市内通話 8.5円/3分 8.5円/4分 8円/3分
市外20kmまで 20円/90秒 20円/2分
20km~60kmまで 30円/1分 30円/75秒 20円/90秒
60km以上 40円/45秒 30円/1分 20円/90秒

 

NTT固定電話から携帯電話への通話料金

相手先キャリア 固定電話、IP電話(光電話)
ドコモ 16円/1分
KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル 17.5円/1分
ドコモ(FOMAのワンナンバー機能で着信する場合) 10.8円/1分

携帯にかける場合は、IP電話との通話料差はないですね。

また、固定電話のデメリットは、将来オフィスを移転する場合に、NTTの基地局が変わってしまうと、番号も変わってしまうところです。

 

IP電話について

IP電話のIPとはInternet Protocol・インターネットプロトコルの事を言います。つまり、音声をインターネットを通じて、やりとりする電話のことをIP電話と言います。光ファイバー会社、CATV会社等多くのインターネットを提供している会社が行っているサービスになります。

ここでは、一番有名なNTTの光電話でご説明していきます。

メリットは、基本料が安く、通話料が遠くにかけても一律というところ。また、将来オフィス移転をしても、同じ光ファイバーサービスを移転先でも契約すれば、番号を変えずにオフィス移転が可能です。

デメリットは、光ファイバーの引き込みが必要というところ。最近はやりのシェアオフィス、レンタルオフィスで契約しようとしても、個別に光ファイバーを契約できないとか、マンションで指定の光ファイバーしか引けない場合には、そもそも契約することができません。そういう意味では、将来オフィス移転のときに番号が維持できるかどうかは、移転先の物件によってきてしまいます。

 

クラウドPBXについて

ここ3~4年くらいで、一気に人気がでてきたがクラウドPBXです。こちらも広い意味ではIP電話になります。クラウドPBXはインターネットを使った電話で、かつ電話機もスマートフォンやPCソフトフォンでも使えるサービスになっています。クラウドサーバーに、PBXというビジネスホンの主装置の機能を持ったソフトウェアを入れて使うサービスです。

メリットは、スマートフォンでも03等の地域番号での発着信が可能なため、テレワークや、開業時少人数の際に、非常に有効です。少人数のときは、外出時に携帯に転送をするのですが、携帯への転送通話料負担が発生する為、非常に通話料負担が大きくなってきます。クラウドPBXならこの転送通話料は全てカットできます。また、他の電話回線と異なり、留守電や時間外のアナウンス等のオプションも基本ついていますので、企業の電話として、便利です。また、将来オフィス移転をした場合でも、基本移転先の物件がなんであれ、番号をそのまま持っていくことができます。

デメリットは、音質がネット環境に左右されてしまうところです。有線LANでつなぐ電話機やPCソフトフォンならまだいいのですが、スマートフォンをWIFIでつないでいる場合や格安SIMでインターネットにつないでいる場合は、かなり音質が落ちてしまいます。

 

各電話のポイント比較

固定電話回線 IP電話(ひかり電話の場合) クラウドPBX
基本料 2500円~3500円と高い 500円~で安い 1080円~と比較的安い
通話料 距離に応じて高くなる 距離関係なく同一料金 距離関係なく同一料金
移転後番号を継続利用できるか? 同一NTT局内の引っ越しのみ可能 移転先で、同一光ファイバーを引き込む場合可能 移転先がどこでも、光ファイバーがひけなくても可能
利用可能局番 その地域の地域局番 その地域の地域局番 その地域の地域局番もしくは050
電話機 アナログ電話機 アナログ電話機、主装置を購入する場合、IP電話機も可能 IP電話機、スマートフォン、PCソフトフォン
利用場所 契約場所のみ 契約場所のみ インターネットがつながればどこでも
留守番電話、時間外アナウンス、通話録音等 別途ビジネスホンを購入すれば可能 別途ビジネスホンを購入すれば可能 基本無料で利用可能
光ファイバーは必要? 不要 必要 不要
契約できるエリア制限 なし 光ファイバーが引き込めるのが条件 03や06、052、048、011など都市部限定

 

1人で自宅開業する場合の料金比較(電話1番号のみ契約)

固定電話回線 IP電話(ひかり電話の場合) クラウドPBX
基本料 3,025円 500円 1,080円~
転送オプション 800円 500円 不要
光ファイバー 不要 必要だが、既に契約している場合は追加負担なし。ない場合は4000円~6000円程度 不要
通話料(転送通話料を3分の通話を1日2回転送すると想定) 2,244円 2,244円 不要
合計 6,069円 3,234円~9,734円

※自宅に光ファイバーがあるかどうか、また物件がマンションか戸建てかで変わる。

1,080円~

なお、自宅の光ファイバーがNTTフレッツを引けない場合、IP電話は要注意です。例えば、JCOMやAU光だった場合、移転先の物件でこれらの光ファイバーが引き込める可能性がかなり低く、基本的に移転先に電話番号を持っていくことは不可能と考えておいた方がいいです。

 

2人で開業。2人同時に通話。転送しない。レンタルオフィスを借りる場合

固定電話回線 IP電話(ひかり電話の場合) クラウドPBX
基本料 3,025円 500円 1,080円~
追加ch 不要 200円 不要
光ファイバー 不要 6000円程度 不要
合計 3,025円 6,700円 1,080円~

基本的にはどのケースでも、開業時にはクラウドPBXがおすすめです。ただ、地方エリアだと、クラウドPBXの契約の場合050番号になってしまいます。その場合は、光ファイバーを別途引き込む必要があるオフィスかどうかなどで、最適な電話が分かってきます。

FAXをどうするか?

開業時のFAXは2択なります。1つは、インターネットFAXを契約する方法。もう1つは固定電話・IP電話を契約し、複合機をつなぐ方法です。

インターネットFAXについて

以下の記事でインターネットFAXについての解説をしています。

基本的には、FAXが届くと、メールでPDFで受け取り、FAXを送るときはメールを送ると、相手にはFAXが届くサービスです。

こちらの場合、自宅でも、外出先でもFAXの送受信ができるため、便利です。欠点は従量課金のサービスが多いのですが、1枚10円程度が相場になっています。FAXの送受信が多いビジネスの場合、かなりのコスト負担になってしまいます。

 

固定電話回線、IP電話回線のFAXについて

こちらは従来からある、FAXの接続になります。FAXの受信では費用はかからず、送信料金は通話料になります。相手も固定電話だと思いますので、8円/3分程度になりますので、1枚10円のインターネットFAXよりは送信料金の負担は少ないです。

また、外出先からFAXの受信を確認するには、複合機の機能で「蓄積」にしておいて、リモートデスクトップ等で確認することは可能です。

 

番外編で、法人携帯のススメ

開業時に携帯電話をプライベートのものをそのまま使うのか、それとも法人用携帯を導入するかの2択になります。最初は少しでもコストを抑えようとプライベートスマホをそのまま仕事でも使うケースが多いです。ただ、その場合、以下のようなデメリットがあります。

  1. 仕事とプライベートの電話の切り分けでができない。休みの日も着信してしまう。
  2. 社員からすると一緒なのが嫌
  3. 将来社員が辞めた時に、携帯の中のデータ消去を確実にできる保証がなく、情報漏洩につながる可能性もある。
  4. データ(ギガ)の消費をプライベートの契約から消費する事になるので、不満につながる。

こちらに法人携帯のメリットをまとめております。

なお、料金は個人で契約するよりも大幅に値引きがうけられますので、かなりお安く導入が可能です。弊社ではソフトバンクの代理店をしておりますので、一度ご相談くださいませ。

 

まとめ

独立開業時の電話、FAXについては、選択肢が色々とあり、またオフィスを構える物件により制限があったりして、複雑になっています。たいていの場合はクラウドPBXが一番オススメになりますが、都市部以外では、使えないかもしくは電話番号が050になってしまうこともあり、本当にケースバイケースになります。

弊社では現在7社のクラウドPBXサービスの代理店を行っておりまして、料金や評判、機能、音質などから最適なサービスをご提案可能です。また、クラウドPBXは社内のネットワーク環境によっては、音質が劣化してしまいますが、私たちは、音質を高めるために光ファイバーや携帯についてもトータルでアドバイスさせて頂きます。

そして、電話番号が今の番号そのままに導入できるかなどもその場で回答できます!

ご興味があれば、まずはお電話にてお問い合わせくださいませ。

電話:株式会社アーデント 03-5468-6097 ※「クラウドPBXの記事を見た」とお伝えください。

または、おすすめのクラウドPBX7社比較サービスの詳細はこちらから↓以下ご覧下さい!

▷クラウドPBX7社一括比較サービス
の料金、詳細はこちら

 

 


株式会社アーデントは、IT導入補助金の支援事業者を行っております!



アーデントからIT導入補助金を使ってクラウドツールを導入するメリットは以下の通りです。

メリット①対象ツールを2年間、半額、もしくは1/4で利用可!

メリット②会計、経費精算、請求書処理、受発注ツール導入なら、PCやタブレットの購入も補助が受けられ半額!

メリット③補助期間終了後は、公式価格よりお値引き!

メリット④各種IT活用、DX、保守サポートでより貴社のIT化を促進、生産性を向上します!




【弊社取り扱いクラウドツール】

GoogleWorkspace※、Microsoft365、kintone、サイボウズオフィス、chatwork、LINEWORKS、マネーフォワード、freee、楽楽精算、楽楽販売、楽楽勤怠、freeeサイン、クラウドサイン、勤革時、OASIS、zoho、GMOトラストログイン、バクラクシリーズ、カスペルスキー、ESET、ウイルスバスタークラウド、NotePM、RoboTANGO、Adobe Acorbat、leaf、ロジザードZERO、DX-Suite、LANSCOPE、iTutor、INNOVERAPBX、MOTTEL※、yoom※など



※こちらのツールは補助期間終了後の値引不可

また、上記以外のツールも取り扱いできるものが多々ありますので、一度ご相談ください。





IT導入補助金2024の詳細、お問合せはお電話頂くか、以下の記事を御覧ください↓

IT導入補助金お問合せ:03-5468-6097






以下の動画では、採択のポイントや申請にあたっての注意点などを詳しく解説していますので、
あわせてご覧ください!




関連記事

ICTオフィス相談室 最新記事

おすすめ記事