事務所のプロがこっそり教えます!普通よりもお得な賃貸オフィスとは?
一般の人が知らない、オフィスのプロが思う、「自分が借りるならこんな賃貸オフィス」という特にお勧めの物件の条件についてご説明をさせて頂きます。
水周りが共用部分のオフィスはこんなにもお得!
トイレが室内にあるオフィスですと、トイレ清掃は基本的に借主負担となります。
紙の交換も借主負担です。
しかし、水周りが共用部分のオフィスの場合、紙の交換、トイレの清掃は基本的には貸主側で行います。
清掃にスタッフの時間を割き、
紙代までかかるとなると、ばかにならないコストになってきます。
「水周りが専有部の間取り図例」
※水周りが専有部にある間取りでは、トイレ、キッチンの面積はもちろん、そこへの導線もオフィスとしては使えず、実質の有効スペースが大きく減ってしまっている。
「水回りが共用部にある間取り図例」
こういう物件では、トイレ清掃もビル側で行います。また、室内に水回りへの導線の廊下を作る必要がなく、かなり有効に使えます。
ネット面積とグロス面積
オフィスの場合、募集図面に記載されている面積には、
ネット面積とグロス面積の2種類があります。
ネット面積・・・共用部分は入れない、有効スペース部分のみ
グロス面積・・・共用部分についても、一部面積に参入する
※グロス面積は、共用部分もテナントさんが使うし、清掃や紙代のコストも貸主が負担するので面積を賃貸面積に入れるやり方です。
ネット面積だと、なんとトイレの清掃はしなくていいし、紙代も貸主負担だし、しかも、賃料も水周りの負担はありません!!
相当お得ですよね!!
間取りのきれいなオフィスときたないオフィスでは
こんなにもデスクのおける数が違う?!
オフィスの間取りは、住居と異なり、配置できる机の数が大きく変わります。
多少少ない面積でも、
間取りがよければ、かなり広く使えて、デスクもたくさん置けるんです。
大きな差がありますので、事務所探しで、間取りは重要視したいですね!
「使いづらい間取り図例」
この間取りでは、EVを降りた正面。図上で言うと、右上の方のスペースは、部屋にすることができず、面積のわりに机を置けるスペースが狭いです。
また、トイレの左側の空間も使い方が難しく、使いづらい間取りと言えます。
SOHOマンションのあまり知られていないメリット
オフィスビルではなく、
SOHOマンションの方が実はコスト的メリットがでるところが2つあります。
1.初期費用
オフィスだと、保証金と償却になりますが、マンションの場合は、礼金、敷金になります。
通常オフィスを借りれば、保証金で6ヶ月、そのうち2ヶ月が償却されてしまうのが一般的です。
マンションの場合、礼金1ヶ月、敷金2ヶ月という物件もけっこうでてきます。
初期費用はこの時点で半分に!
資金を寝かせる額も少なくなるし、しかも償却金額も半分で、経費もかなり減ります。
2.原状回復費用
事務所の場合、原状回復費用はだいたい坪25,000円~30,000円くらいでしょうか。
20坪の事務所を借りれば、50万円~60万円くらいかかります。
これがマンションだと、基本クリーニング費用くらいになるんです!!
3.解約予告期間
事務所の場合、通常解約予告は3~6ヶ月です。
マンションの場合、通常1~2か月です。
移転先をどんなにうまく手配したとしても、事務所の場合はダブルで家賃を払う期間が発生しがちです。
下手したら、2ヶ月間くらい発生することも!!
マンションなら、うまくいけば、旧事務所と新事務所の賃料を両方払う期間を数日で済ませらえれるケースもあります。
株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
IT導入補助金を使って、50社以上にクラウドツールを提供。IT活用による業務改善のDXコンサルを提供。
Google Workspace、法人向けサイバーセキュリティの書籍も執筆、販売中。➡アマゾンリンク