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Chrome Enterprise Upgradeとは?機能・セキュリティを分かりやすく解説

Chrome Enterprise Upgradeによる端末の一元管理とセキュリティのイメージ

Chrome Enterprise Upgrade(クローム・エンタープライズ・アップグレード)は、業務で使うChromebook(ChromeOS端末)を、会社側で一元管理し、セキュリティを大きく強化できる有料ライセンスです。Google管理コンソールから、端末のポリシー設定や紛失時の対応などをまとめて行えるようになります。

本記事では「Chrome Enterprise Upgradeを入れると、具体的に何ができて、どうセキュリティが上がるのか」という機能・セキュリティの観点を中心に、中小企業の経営者・情シスご担当者にも分かりやすく解説します。

Chrome Enterprise Upgradeとは?

Chrome Enterprise Upgradeは、ChromeOS端末(Chromebookなど)の「管理機能」を解放するライセンスです。Chromebookは購入したままでも個人利用はできますが、会社の端末として安全に運用するには、管理者がポリシーを適用したり、紛失時に対応したりするしくみが必要です。

このライセンスを端末に割り当てると、すでにGoogle Workspaceなどで使い慣れたGoogle管理コンソールから、数百種類の設定(ポリシー)を一元的に管理できるようになります。台数が増えても、1台ずつ手作業で設定する必要がなくなる、というイメージです。

何ができる?主な管理機能

Chrome Enterprise Upgradeで使えるようになる管理機能は、大きく次の4つに分けられます。

分類 主な内容
デバイス管理 端末を会社の管理下に強制登録し、ポリシーを一括適用。OSの自動更新や利用状況の把握もリモートで実施
ユーザー管理 ログインできるアカウントの制限、利用できる機能の管理、ゲスト利用の制御など
アプリ・拡張機能管理 業務に必要なアプリや拡張機能を管理者から配布・許可・更新。不要なものはブロック
セキュリティ強化 紛失時のリモート無効化・データ削除、ログイン制限、定期的なセキュリティ更新の強制など

特に台数が多いほど効果が大きく、「管理者が席にいながら、全端末の設定・更新・セキュリティ対応をまとめて行える」点が最大のメリットです。

セキュリティ面で何が強化される?

機能の中でも、中小企業にとって特に重要なのがセキュリティ面の強化です。代表的なものを紹介します。

セキュリティ機能 どう役立つか
紛失・盗難時のリモート無効化/データ削除 端末を紛失しても、管理者が遠隔で無効化・初期化し、社内データの流出を防げる
強制登録(自動エンロール) 初期設定の段階で必ず会社の管理下に入るため、「管理外の野良端末」を防げる
ログイン制限・管理対象ゲストセッション 会社が許可したアカウントのみログイン可。共有端末では利用後にデータを自動消去できる
ポリシーの強制適用 パスワードや更新、利用できるサイト・アプリなどの社内ルールを全端末へ確実に適用
自動OS更新・堅牢な設計 ChromeOSは自動更新と多層防御に強く、ウイルス対策ソフトに頼り切らない運用がしやすい

紛失したらリモートで消せる」「許可した人しか使えない」という状態を全端末で作れることが、情報漏えい対策として大きな安心につながります。

Chrome Enterprise Core/Premiumとの違い

「Chrome Enterprise」には名前の似たプランがあり混同しやすいので、整理します。Upgradeは“ChromeOS端末(本体)の管理”で、他は“ブラウザ”が対象です。

プラン Chrome Enterprise Core Chrome Enterprise Premium Chrome Enterprise Upgrade
料金 無料 有料(ユーザー単位) 有料(端末単位)
主な対象 Chromeブラウザ Chromeブラウザの高度なセキュリティ ChromeOS端末(Chromebook本体)
主な用途 ブラウザのポリシーや拡張機能の管理 情報漏えい対策(DLP)・脅威防御などゼロトラスト型のブラウザ保護 端末の一元管理・紛失対策・キオスク運用など

つまり、「Chromebookを業務端末として安全に運用したい」場合に必要なのがChrome Enterprise Upgradeです。ブラウザだけを管理したい場合は無料のCoreから始められます。

料金と無料トライアル

機能・セキュリティが目的のライセンスですが、費用感もあわせてご確認ください。

項目 内容
料金(目安) 1台あたり年額 約7,000円(税抜)/年間契約が基本
課金単位 ユーザー単位ではなく「端末(デバイス)単位」
無料トライアル 最大50台・30日間を無料で試用可能(登録・ポリシー適用を実際に確認できる)
サポート Googleの管理者向けサポート(24時間365日)を利用可能

【ご注意】料金は2026年6月時点の目安です。販売形態(バンドル版・Kiosk & Signage向けなど)や購入先により異なる場合があります。正式な金額・条件は公式情報または弊社までご確認ください。

どんな企業に向いている?

次のような企業・用途では、Chrome Enterprise Upgradeの導入効果が特に大きくなります。

向いているケース 理由
Chromebookを複数台導入している 台数が増えるほど一元管理の効果が大きい
テレワーク・社外利用がある 紛失時のリモート対応やログイン制限で安全性を確保できる
店舗・受付の共有端末やサイネージ キオスクモードや管理対象ゲストセッションで安全に共用できる
情シスの人手が少ない 遠隔で一括管理でき、運用の手間とミスを減らせる

Chrome Enterprise Upgradeに関するよくある質問(FAQ)

普通のChromebookでも、買えばすぐ管理できますか?
Chromebook本体とは別に、このChrome Enterprise Upgradeライセンスを端末へ割り当てることで、管理コンソールからの一元管理が可能になります。ライセンスがない場合、会社としての本格的な管理はできません。

 

料金は「人数」と「台数」のどちらで決まりますか?
端末(デバイス)単位です。利用する人数ではなく、管理するChromebookの台数ぶんのライセンスが必要になります。

 

ウイルス対策ソフトは別途必要ですか?
ChromeOSは自動更新と多層的な防御に強く、一般的なWindows端末ほどウイルス対策ソフトに依存しない運用がしやすい設計です。ただし要件によっては追加対策が望ましい場合もあるため、用途に応じてご相談ください。

 

導入や設定を依頼できますか?補助金は使えますか?
はい、ライセンス手配から管理コンソールの初期設定・ポリシー設計までご支援が可能です。端末導入を含む業務のデジタル化は、デジタル化・AI導入補助金などを活用できる場合があります。対象可否は内容によりますので、まずはお気軽にご相談ください。

 

まとめ

Chrome Enterprise Upgradeは、Chromebook(ChromeOS端末)を会社で一元管理し、セキュリティを強化するための有料ライセンスです。ポリシーの一括適用、紛失時のリモート無効化、ログイン制限など、業務端末として安全に使うために必要な機能がそろいます。

名前の似た「Core(無料・ブラウザ管理)」「Premium(ブラウザの高度セキュリティ)」とは対象が異なり、“端末そのものを管理する”のがUpgradeです。台数が多い、社外利用や共有端末がある、情シスの人手が少ない、といった企業ほど効果が大きくなります。

「Chromebookを安全に業務利用したい」「管理コンソールの設定を任せたい」といったご相談がありましたら、補助金の活用も含めてアーデントがご支援します。

 

より詳しい一次情報は、Google公式のヘルプもあわせてご確認ください。

ChromeOSデバイスのアップグレード(Google公式)➡

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