おすすめのクラウドストレージ比較4選
クラウドストレージとは、オンライン上でファイルの共有・保管できるサービスのことです
クラウドストレージを利用すれば、どの場所からでもファイルにアクセスでき、ファイル共有をスムーズに行えるメリットがあります。近年、様々なクラウドストレージサービスが登場しているため、どのサービスを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、代表的なクラウドストレージサービスである「OneDrive」「Google ドライブ」「Dropbox」「セキュアSAMBA]の4つを比較しながら解説していきます。
①OneDrive
OneDriveとは、マイクロソフトが提供しているクラウドストレージサービスです。OneDriveは単体で契約することも可能ですが、Microsoft 365の中に含まれているOneDriveをそのまま利用するケースが多く見られます。OneDriveを単体で使う場合、1ユーザー月額540円(税抜)で利用できます。
ただ、通常は、Microsoft365を契約して、そこについてくるOneDriveを利用することになると思います。
プランによって異なりますが、基本的には、1TB (1000GB) のクラウドストレージを利用することが可能です。
Microsoft 365については、下記の記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。
OneDriveは、マイクロソフトが提供していることもあり、世界基準の高度なセキュリティ対策を実施しています。データセンターへのアクセス制限や、暗号化技術によるデータ保護、ユーザーの2段階認証などの機能を搭載しています。
また、OneDriveは個人向けのサービス以外にも、法人向けの「OneDrive for Business」も提供しています。
2つの違いについて下記の記事で詳しく解説しています。こちらも参考にしてみてください。
②Google ドライブ
Google ドライブは、Googleが提供しているクラウドストレージサービスであり、Google Workspaceのグループウェアの一つとして提供されています。
※Google Workspaceについては、下記の記事をご覧ください。2023年3月に値上げが行われました。
Googleドライブも同じく、ファイルやフォルダの保存はもちろん、ファイル共有・共同編集などにも対応しています。
Googleドライブは、Googleアカウントがあれば15GB分のストレージを無料で利用することが可能です。
③Dropbox
Dropboxは、クラウドストレージの代表格ともいえるサービスです。アクセス制限やデータの暗号化、ログの取得など、高いセキュリティ対策を実施しており、信頼性の高いサービスを提供しています。
Dropboxは操作のしやすさが特徴です。ファイルのアップロードやダウンロード、共有、同期などを簡単に行えます。
Dropboxの料金プランは下記の通りです。
プラン名 | Plus | Family | Professional | Standard | Advanced |
対象 | 個人向け | ご家族やお友達向け | フリーランサー向け | 小規模チーム向け | 大規模チーム向け |
料金 | 月額1,200円 | 月額2,000円 | 月額2,000円 | 1ユーザーあたり月額1,500円 | 1ユーザーあたり月額2,400円 |
ストレージ容量 | 2,000 GB | 2,000 GB | 3,000 GB | 5,000 GB | 必要なだけのスペースを一度で購入する |
ユーザー | 1人 | 最大6人 | 1人 | 3人以上のユーザー | 3人以上のユーザー |
上記のプラン以外にも、「Enterprise」というプランもあり、このプランでは必要に応じたストレージ容量を追加したり、カスタマイズしたりすることが可能です。(こちらはセールス担当者への問い合わせが必要なプランとなっています)
④セキュアSAMBA
セキュアSAMBAは、Chatworkの子会社が運営するクラウドストレージです。その特徴は、なんといっても、ユーザー数無制限プランがあることでしょう。
他のサービスは通常、1人〇円課金体系です。これだと、1ユーザー当たりでは、あまり使わない企業からすると、高くついてしまいます。
セキュアSAMBAのスタンダードプラン以上では、ユーザー数は無制限。データ容量で課金していくプランのため、例えば、病院、福祉施設、工場などユーザー数は多いけれども、1人当りの保管するデータ容量が重くない企業に向いています。
セキュアSAMBAの料金プラン
プラン名 | フリー | スモール | スタンダード | ビジネス |
月額料金(税別) | 0円 | 15,000円 | 25,000円 | 35,000円 |
容量 | 5GB | 100GB | 300GB | 500GB |
ユーザー数 | 3名 | 50名 | 無制限 | 無制限 |
また、オプションが多数用意されているのも特徴です。
以下主なオプションになります。
ウイルスチェック | 文書管理機能「RAQCABI」 | 全文検索 |
バックアップ | 遠隔地バックアップ | AIーOCR連携 |
4つのサービスを比較!
ここまで紹介した3つのサービスの料金や特徴を表にまとめましたので、ご覧ください。
サービス名 | OneDrive | Google ドライブ | Dropbox | セキュアSAMBA |
月額料金(中小企業向け) | 【Microsoft 365 Business Standardの場合】
1ユーザー1,360円 |
【Google Workspace Business Standardの場合】
1ユーザー1,360円 |
【Standardの場合】
1ユーザー1,500円 |
スタンダード
月25,000円 |
ストレージ容量 | 最大1TB/ユーザー | 最大5TB/ユーザー | 必要に応じた容量 | 300GB |
アップロード上限 | 100GB | 750GB | 割り当てられた容量 | なし |
グループウェア | Microsoft 365 | Google Workspace | オンラインストレージのみ | オンラインストレージのみ |
メリット | Microsoft製品との親和性が高い | リアルタイムの共同編集が可能 | 同期の精度が高い | ユーザー数無制限 |
デメリット | 安定したネット環境が必須 | Googleアカウントが必須 | 料金が高め | ストレージがメインで、他の機能が少ない |
Dropboxは、クラウドストレージサービスとしての機能が非常に優れていますが、他のサービスよりも料金は割高になる点がデメリットです。
Google ドライブはストレージ容量が最大5TBとなっており、共同編集も行いやすい点が魅力です。Googleアカウントがなければ利用できない点がデメリットです。
OneDriveはMicrosoft 365に含まれているため、Microsoft製品を普段から使っている方であればスムーズに利用できます。安定したネット環境で利用するようにしましょう。
セキュアSAMBAは、データ容量に対して、ユーザー数が多い企業に向いています。
まとめ
今回は、「OneDrive」「Google ドライブ」「Dropbox」「セキュアSAMBA」の4つを比較しながら解説しました。
クラウドストレージを導入することで、データ管理・セキュリティ対策の負担を大幅に削減できます。さらに、離れた場所にいる社員とも簡単にファイルの共有ができるため、生産性アップにもつながります。
本記事を参考にしてクラウドストレージの導入を検討してみてください。
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