マネーフォワード ビジネスカードのメリット、デメリットを徹底解説
ビジネスカードとは、会社の事業に関する経費を支払うためのクレジットカードのことです。ビジネスカードは会社名義で使うイメージがありますが、法人だけではなく個人事業主にも対応しているタイプも多くあります。
今回紹介する「マネーフォワード ビジネスカード」は、法人・個人事業主のどちらにも対応しているビジネスカードです。本記事では、マネーフォワード ビジネスカードのメリット、デメリットについて詳しく解説します。
マネーフォワード ビジネスカードとは?
マネーフォワード ビジネスカードとは、株式会社マネーフォワードが提供しているビジネスカードのことです。新設法人や中小企業、個人事業主など、間口が広いビジネスカードとなっています。
マネーフォワード ビジネスカードの特徴は、マネーフォワード クラウドと連携することで経理作業を効率化できる点です。ポイント還元率は通常1%となっており、カードで支払う費用と相殺が可能です。
マネーフォワード ビジネスカードを利用する流れ
マネーフォワード ビジネスカードは、下記の3ステップで利用できます。
①Webやアプリから申し込むをスタート
マネーフォワード ビジネスカードは、Webから申し込みできます。申し込みの際に本人確認を実施するため、下記の書類を用意しましょう。
法人 | 個人 |
①登記事項証明書
②取引担当者の本人確認書類として以下のどれか1つ 運転免許証 |
本人確認書類として以下のどれか1つ
運転免許証 |
※マネーフォワード ビジネスカードの「あと払い機能」を申し込む際には、与信審査があります。
②カードの発行
本人確認の審査が完了したら、カードを発行して本人へ発送します。本人確認後の発送手続きとなるため、審査完了後おおよそ1週間後に届くようです。状況によっては1週間以上のかかることもあります。
③カードの利用開始
カードを受けとった後に有効化を行うことで、全国のVISA加盟店で利用することが可能です。
マネーフォワード ビジネスカードの基本情報
マネーフォワード ビジネスカードの基本情報をまとめましたので、ご覧ください。
マネーフォワード ビジネスカードの基本情報 | |
発行手数料 | 無料
※ リアルカードは2枚目以降 900円+税(送料込み) バーチャルカードは2枚目以降も無料 |
年会費 | 無料( ウォレット開設から1年目は年会費無料)
※2年目以降、直前の1年間で1度も支払い実績がない場合は1,000円+税 |
発行枚数上限 | 無制限 |
ウォレットの保有上限 | 原則5,000万 |
チャージ金額上限 | 原則5,000万 |
ポイントチャージ | 100ポイント単位でウォレット残高へ移行できる |
ポイント利用期限 | 最終決済日から6ヶ月目の月末まで |
1回の決済金額上限 | 原則500万円、最大5,000万円 |
海外手数料 | 実質無料 |
発行枚数上限は無制限となっていますが、マネーフォワードの判断でカード発行枚数を制限するケースもあります。
マネーフォワード ビジネスカードのメリット
マネーフォワード ビジネスカードの主なメリットは、下記の3つです。
開業時でもすぐにカードが作れる
通常のクレジットカードで、開業時からカードが作れるものは基本的にはなく、アメックスなどの年会費が高いカードが作れるかなというくらいです。しかし、マネーフォワードビジネスカードは、創業して、すぐ申込して利用することが可能です。
個人の審査ではなく、会社を独自の基準で審査します。決算書は不要で、登記後即申し込みが可能です!
事前にチャージすれば、利用上限額関係なしに決済できる
マネーフォワード ビジネスカードは、事前にチャージをすることで利用上限額関係なしに決済できます。マネーフォワードでは、独自の与信審査ロジックにより最大10億円の利用限度額を提供しています。マネーフォワード ビジネスカードはプリペイドとクレジットの機能が一つになっていますが、利用状況に応じて使い分けることも可能です。
従業員や部署ごとに発行して経費を管理できる
法人カードで、発行枚数上限もないため、部署ごとや従業員ごとに低コストでカードを発行でき、経費の管理が可能になります。
高いポイント還元率
決済金額に応じて、1円あたり、1ポイントが溜まります。また、10万円や50万円などの基準額を超えると、以下のボーナスポイントがもらえます。
マネーフォワード ビジネスカードのボーナスポイントについてまとめましたので、ご覧ください。
マネーフォワード ビジネスカードのボーナスポイント表 | |
当月の利用金額 | ボーナスポイント |
100,000円(税込) | 500ポイント |
500,000円(税込) | 2,500ポイント |
1,000,000円(税込) | 5,000ポイント |
5,000,000円(税込) | 25,000ポイント |
10,000,000円(税込) | 50,000ポイント |
マネーフォワード ビジネスカードの月間利用ボーナスの上限は、50,000ポイントとなっています。このマネーフォワードポイントは、毎月10日に前月分のポイントが付与される仕組みです。
溜まったポイントは、1ポイントあたり、1円で翌月以降の決済に充当できます。
補償・サポート対応が充実している
マネーフォワード ビジネスカードは、補償・サポート対応が充実している点もメリットです。不正利用があった際は最大1,000万円まで補償します。マネーフォワード ビジネスカードはメールでのサポートに加えて、ヘルプ機能も充実しているのが特徴です。
不正利用防止の機能もあり、カードごとに上限金額を設定したり、利用のON・OFFを設置したりすることもできます。従業員の不正利用を防止し、盗難・紛失のリスクを軽減することが可能です。
マネーフォワードと連携してインボイス制度・電子帳簿保存法にも対応
マネーフォワード ビジネスカードの最大のメリットはこの点です。通常、法人クレジットカードを従業員に渡した場合の経理処理では、カードデータはマネーフォワードに取り込めますが、インボイス制度の関係で、領収書もきちんと受け取る必要がありますよね。
このとき、各従業員が受け取った領収書を1つずつ、マネーフォワードに経理担当がアップする必要があるんです。
小規模企業では、社長が経理を担当しているケースがあると思いますが、そうすると、社長が全従業員分の領収書を1つずつデータ化して、該当の仕分けにアップするというとんでもない手間が発生してしまいます。
しかし、マネーフォワードビジネスカードでは、各従業員のスマホに専用アプリを入れることで、クレジットカードで決裁した情報がすぐに入ってきて、そこに各従業員が領収書をアップすることが可能になります。
これにより経理担当の手間を大幅に削減ができます。
従業員側もスマホで撮影するだけなので、簡単。メモを入力したりすることも可能です。
インボイス制度や電子帳簿保存法の内容を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
マネーフォワード ビジネスカードのデメリット
マネーフォワード ビジネスカードのデメリットは、Apple PayやGoogle Payには対応していない点です。現時点では対応していませんが、これから対応できるようになる可能性は十分にあるでしょう。
まとめ
今回は、マネーフォワード ビジネスカードのメリット、デメリットについて解説しました。マネーフォワード ビジネスカードは、新設法人や中小企業、個人事業主など、間口が広いビジネスカードです。マネーフォワード クラウドと連携すれば、経理作業を効率化できます。
マネーフォワード ビジネスカードのメリット・デメリットは、下記のとおりです。
【メリット】
・事前にチャージをすれば利用上限額関係なしに決済できる
・補償・サポート対応が充実している
・インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応している
【デメリット】
・Apple PayやGoogle Payには対応していない
ポイント還元率が高いビジネスカードを利用している方、マネーフォワード クラウドを利用している方などは、ぜひマネーフォワード ビジネスカードの導入を検討してください。
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