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【2026年版】Google Chromeのアップデート方法|最新バージョンの確認と更新できないときの対処、会社のPCで更新を徹底する方法

Google Chromeを最新版にアップデートする方法

「Google Chromeを最新版にアップデートする方法が知りたい。」「なぜわざわざ最新版にアップデートする必要があるの?」

そのようにお考えの方向けに、本記事ではGoogle Chromeを最新版にアップデートする方法について、詳しく解説していきます!

世界ナンバー1のシェアを誇っているGoogle Chromeですが、日々ユーザーが使いやすいようにアップデートが行われています。安心して使うためにも、ユーザーは適宜アップデートを行い、最新の状態で利用する必要があります。

今回はGoogle Chromeを最新版にアップデートする手順、何のために最新版にアップデートする必要があるのかを解説してきます。

セキュリティの観点からも、最新版にアップデートすることはとても大切です!ぜひ最後まで読んでください。

この記事の結論(先にお伝えします)
更新は「⋮ →[ヘルプ]→[Google Chrome について]」を開くだけで始まります。そこに[再起動]ボタンが出なければ、あなたのChromeはすでに最新版です。
ダウンロードだけでは適用されません。再起動して初めて新しいバージョンに切り替わります。「更新したつもりで数週間そのまま」がいちばん多い状態です。
2026年は1月から9月3日までに36回、おおむね週1回のペースで更新が出ています。そのうち6回は、Googleが「すでに悪用が確認されている」と明記した緊急更新でした。
30秒でできる確認(いま開いているこの画面のままで)
1. アドレスバーに chrome://settings/help と入力して Enter を押します。
2. 「Google Chrome は最新版です」と出れば完了です。[再起動]ボタンが出たら押してください。
3. 押した直後にタブは自動で復元されます(シークレット ウィンドウだけは戻りません)。

ここまでが個人としての作業です。ただ、会社のパソコンが10台20台とある場合、全員がこの操作をしてくれる前提で運用するのは現実的ではありません。
本記事では前半で個人の更新手順と「更新できないとき」の切り分けを、後半で追加費用ゼロで会社全体の更新を行き渡らせる方法までまとめました。

目次

いま使っているChromeは最新版?バージョンの確認と読み方

結論として、覚えるべき最新バージョンの数字はありません。chrome://settings/help を開いたときに[再起動]ボタンが出るかどうかで、最新版かどうかは判定できます。
数字そのものを確認したいときだけ、次の手順を使ってください。

確認したいこと 操作 見えるもの
最新版かどうか アドレスバーに chrome://settings/help 「最新版です」または[再起動]ボタン
いまのバージョン番号 同じ画面の上部 152.0.7977.82 のような4つの数字
32bit版か64bit版か アドレスバーに chrome://version バージョン番号のうしろに(64 ビット)
世の中の最新版はどれか Chrome Releases(公式ブログ) その日に配信された安定版の番号

Google Chrome を更新する(Google公式ヘルプ) ➡

Chromeのバージョン確認と自動更新のイメージ図

バージョン番号の4つの数字は何を表しているのか

Chromeのバージョン番号は「メジャー.マイナー.ビルド.パッチ」という4つの数字で構成されています。たとえば 152.0.7977.82 なら、先頭の152がメジャーバージョンです。
実務で意味があるのはこの先頭の数字だけで、あとの3つはビルドの管理番号だと考えてかまいません。

メジャーバージョンはおおむね4週間ごとに1つ上がります。
つまり自分のChromeの先頭の数字が、公式ブログで案内されている番号より2つ以上小さければ、少なくとも2か月更新されていないことになります。
社内の端末を見比べるときも、先頭の数字だけを揃えれば十分です。

2026年9月時点の安定版はどれか

一次情報である Chrome Releases によれば、2026年9月3日に配信された安定版は Windows と Mac が 152.0.7977.82/.83、
Linux が 152.0.7977.82 で、このアップデートには12件のセキュリティ修正が含まれています。
同じ9月3日には、一部のユーザー向けに Chrome 153(153.0.8010.27/.28)の先行配信も始まっています。

ただ、この数字は数週間で変わります。記事や社内マニュアルに具体的なバージョン番号を書き込むと、必ずどこかで古くなって混乱の元になります。
社内向けの案内には数字ではなく「chrome://settings/help を開いて[再起動]が出たら押す」という手順だけを書いてください。これなら何年経っても内容が古くなりません。

Chrome Releases 安定版アップデート一覧(Google公式) ➡

Google Chromeとは

まず最初に、そもそもGoogle Chromeとは何かを解説していきます。

Google Chromeとは、Google社が提供するWebブラウザのことです。

どのような特徴があるのか、Google Chromeの代表的な特徴を3つご紹介します。

Google Chromeは初心者でも使いやすい

Google Chromeの一番の特徴は、なんといっても初心者でも理解しやすい簡単な設計、構造になっている点です。

とてもシンプルで分かりやすい画面なので、パソコンに苦手意識がある人でも直感的に操作が可能です。

またGoogle Chromeは、最適な検索結果を表示させるためのアップデートを頻繁に行っていて、最先端の技術・サービスが利用されています。その結果、自分が知りたい情報や検索結果を得やすいですし、多くの方々から利用されています。

15万以上の拡張機能によって、Webプラウザを使いやすくできる!

初心者に優しい設計となっているGoogle Chromeですが、拡張機能によってさらにWebプラウザを使いやすくできます。現在、15万以上の拡張機能が公開されており、日々世界中のデベロッパーによって開発、アップデートの作業が行われています。

これらの拡張機能によって、例えば以下のような機能を追加することができます。

・翻訳機能をより強化する

・辞書機能を追加する

・Webページをダークモードにする

・YouTubeのCM、広告を自動でスキップする

・Gmailをわざわざ開かなくても、新着メールがあったら確認できるようにする

これらの拡張機能以外にも、まだまだたくさんの機能があるので、自分が求めている機能を自由に追加・カスタマイズすることができます。利便性の高さも、Google Chromeの魅力の一つです。

様々なデバイスで使うことができる

現在、Google Chromeに対応しているOS、必要なスペックは下記のとおりです。

【Windows】Windows 7・Windows 8・Windows 8.1・Windows 10以降 Intel Pentium 4 以降のプロセッサ(SSE2 対応)

【Mac】OS X Yosemite 10.10 以降

【Linux】64ビット Ubuntu 14.04 以降、Debian 8 以降、openSUSE 13.3 以降、Fedora Linux 24 以降のいずれか Intel Pentium 4以降のプロセッサ(SSE2対応)

【iOS】iOS 12 以降

上記の通り、Google Chromeは、デバイス問わず、様々な場面で利用することができます。

⚠️ 2026年時点の対応OSは上記から変わっています
上の一覧は本記事を公開した2021年当時の要件です。その後 Chrome 109(2023年1月リリース)が Windows 7・8・8.1 に対応する最後のバージョンになり、現在は Windows 10 以降が必要です。
macOS も要件が上がり続けています。Chrome 150 が macOS 12 に対応する最後のリリースで、Chrome 151 以降を新規にインストールするには macOS 13 Ventura 以降が必要です。
「更新ボタンを押しても何も起きない」という相談のかなりの割合が、実はChrome側の不具合ではなく、この OSが要件を満たしていないケースです。

2026年9月時点の公式なシステム要件は次のとおりです。社内に古い端末が残っている会社は、Chromeの更新を追いかける前にこの表と突き合わせてください。

OS 2026年時点の最小要件 補足
Windows Windows 10 以降/Windows Server 2016 以降 Intel Pentium 4 以降(SSE3対応)。ARM版は Windows 11 以降
macOS macOS 13 Ventura 以降 Chrome 150 が macOS 12 最後の対応版
Linux Ubuntu 18.04以降/Debian 10以降/openSUSE 15.5以降/Fedora 39 64ビット版のみ
Android Android 10 以降 更新は Google Play 経由
サポート終了 Windows 7・8・8.1/Server 2012・2012 R2 Chrome 109 が最後の対応版(2023年1月)

なおWindows 10自体も2025年10月にMicrosoftのサポートが終了しており、延長セキュリティ更新(ESU)の1年目は2026年10月13日に期限を迎えます。
ブラウザだけを最新にしても、土台のOSが更新されない状態では守れる範囲が限られます。端末の入れ替え計画とセットで考えてください。

Chrome ブラウザのシステム要件(Google公式) ➡

Google Chromeを最新版にアップデートする方法

ここからはGoogle Chromeを最新版にアップデートする方法について、具体的な手順について解説していきます。

基本的に自動でアップデートされますが、手動でも簡単に確認できます。最新版をアップデートして不安なく使用したい方は、手動でアップデートすることをおすすめします。

手動でアップデートする方法

①まずGoogle Chromeを起動させて、画面右上の「︙」をクリックします。

②「ヘルプ」⇒「Google Chromeについて」をクリックします。

③自動でアップデートの確認を行います。

④新しいバージョンがあれば、自動でアップデートの処理へと進みます。

⑤「Google Chromeは最新版です」の表示されたら、アップデートの作業は完了となります。

手動でのアップデート手順は、上記のとおり非常に簡単で、1、2分あれば完了します!

解説画像

 

Google Chromeのアップデートは基本的には自動で行われる

現状、手動でアップデートを行わなくても、Google Chromeは基本的に自動でアップデートが行われます

全てのユーザーが最新のセキュリティ環境下で安心して利用してもらうために、Google Chromeは新しいバージョンがリリースされたら、即座に自動更新される仕組みになっています。

 

自動でのアップデートが反映されないケース

では、自動でのアップデートが反映されないときはどのような時なのか。

以下の原因が推測されます。

・自動更新がオンになっていない

・OSのバージョンを固定してしまっている

その場合、アップデートは保留中となってしまいます。アップデート保留中のアイコンカラーは下記の通りになります。

アップデート保留中のアイコンのカラー
アップデートが2日以内にリリースされている。
オレンジ アップデートが約4日前にリリースされている。
アップデートが1週間前にリリースされている。

またPC自体を再起動することで、Google Chromeが更新するかを試してみるのも一つの手です。

 

自動アップデートがされない場合にできること

それでも自動更新が行われない場合は、下記の3点を改めて確認してみてください。

①OSの確認

②ウイルス対策ソフトの使用制限を確認する

③不正なソフトがインストールされていないかを確認する。

まず更新されないときに確認するべき箇所は、OSになります。下記のOSは古くて更新されませんので、最新のOSへ更新した後、再度Google Chromeをアップデートしてみてください。

・Windows XP

・Windows Vista

・Mac OS X 10.6/10.7/10.8

またウイルス対策ソフトによって使用制限がかかっていたり、不正なソフトがアップデートに影響を与えるというケースも時々あります。その場合、不正なソフトを即座にアンインストールすることを推奨します。

この一覧も現在は範囲が広がっています
上に挙げた Windows XP・Vista・Mac OS X 10.6〜10.8 に加えて、いまは Windows 7・Windows 8・Windows 8.1、そして macOS 12 以前も更新されません。
これらの端末では Chrome は起動しますが、新しいセキュリティ修正は一切降ってきません。「動いているから大丈夫」ではなく「修正が止まった状態で動き続けている」と理解してください。

 

Chromeのアップデートができないときは?7つの原因と対処

結論として、更新できない原因のほとんどは「OSが要件を満たしていない」「会社のポリシーで固定されている」「そもそも再起動していない」の3つに集約されます。
上から順に確認すれば、Chromeを再インストールする前に解決することが多いです。

原因 起きている症状 対処
OSが要件を満たしていない 更新の確認をしても「最新版です」と出るのに番号が古い OSを更新する。Windows 7〜8.1やmacOS 12以前は端末の入れ替えが必要
再起動していないだけ ダウンロードは終わっているのにバージョンが変わらない [再起動]を押す。押せない状況ならPCを再起動する
管理者権限がない 更新ボタンが灰色/エラーで止まる 情シスに依頼する。会社支給端末では標準ユーザー権限のことが多い
会社のポリシーで制御されている 「管理者によって無効にされています」と表示される chrome://policy で適用中のポリシーを確認し、情シスに問い合わせる
更新用サービスが停止している 更新の確認自体がエラーになる Windowsのサービス一覧でGoogle更新サービスが停止・無効になっていないか確認する
セキュリティソフトやプロキシが遮断 特定の拠点・端末だけ更新できない 更新用の通信が許可されているか、除外設定を確認する
ディスク容量が足りない ダウンロードが途中で失敗する 空き容量を確保してから再試行する

ここで見落とされやすいのが4番目の「会社のポリシーで制御されている」です。
自分では何も設定していないつもりでも、以前導入した管理ツールや、退職した担当者が設定したグループポリシーが残っていて、更新が止められていることがあります。
アドレスバーに chrome://policy と入力すると、その端末に効いているポリシーの一覧が表示されるので、情シスに相談するときはこの画面を見せると原因の切り分けが一気に進みます。

Chromebookとスマートフォンは手順が違う

Chromebook(ChromeOS)の場合、ブラウザだけを個別に更新することはできません。本体のOSを更新すると、その中に含まれるChromeも一緒に新しくなります。
設定から「ChromeOSについて」を開いて更新を確認してください。

AndroidとiPhone・iPadでは、Chromeはアプリとして配信されているため、Google PlayストアやApp Storeから更新します。
業務でスマートフォンを使っている会社では、「アプリの自動更新をオフにしている社員の端末だけChromeが古いまま」という状態がよく起きます。
パソコンの更新状況を確認したら、あわせてスマートフォン側も見てください。

Google Chromeを最新版にアップデートしなくてはならない理由

続いて、Google Chromeをアップデートするべき理由について解説します。安心・安全に使用するために、知っておくべきことについてまとめました。

最新のアップデートによって、安心して使用することができる

Google Chromeのアップデートによる最大のメリットは、セキュリティ面で安心して使うことができる点です。

このアップデートによってセキュリティ面での強化、機能の追加、ユーザーのレビューを基にしたサービスの改善などが適宜行われています。ユーザーの立場からすると、改善された整ったサービスを使うことによって、安心してサービスを使うことができます。

セキュリティ問題を回避するためにアップデートはこまめに行おう

またバージョンが古い状態だと良くない理由の一つとして、個人情報の漏洩などのトラブル、不正アクセスなどに自身も巻き込まれるリスクが高まるからです。安心、安全にサービスを利用する場合は、こまめなアップデートが必須です!

通常、セキュリティの脆弱性が発表された場合は、アップデートのプログラムが即座に配信されますし、運営から更新するように促されます。情報を入手しましたら、必ず最新版にアップデートが行われたかをチェックしてください。

インターネットの世界は日々進化していますし、変化が非常に目まぐるしいです。重大なセキュリティ問題を起こさないために、こまめにアップデートを行い、安全な環境を整えることが大切です。

アップデートしないと最新の機能が使えない、細かい不具合がそのままに

仮にアップデートをしなかった場合、インストールしたサービスやアプリの最新の機能が使えなくなります。

ユーザーの利用した声、意見を基にサービスは日々使いやすく進化をしていきます。またリリースされたばかりのアプリについては、軽微なバグ、不具合があるものです。

繰り返しになりますが、不安を感じることなく利用するために、常に最新の状態でサービスを使うことは大切です。

 

 

 

2026年、Chromeのアップデートは何回あった?緊急更新の見分け方

結論として、2026年1月1日から9月3日までに、デスクトップ版Chromeの安定版アップデートは36回配信されました。おおむね週に1回のペースです。
そのうち6回は、Googleが「すでに悪用が確認されている」と明記した緊急のアップデートでした。

以下は当社が Chrome Releases(Google公式のリリース情報)に投稿された「Stable Channel Update for Desktop」を1件ずつ確認して集計したものです。
「exploit for CVE-〇〇 exists in the wild」という一文が入っている回だけを抜き出しました。
この一文は、その脆弱性がすでに現実の攻撃に使われていることをGoogleが認めた印です。

配信日 バージョン 修正件数 悪用が確認されたCVE
2026年2月13日 145.0.7632.75/.76 1件 CVE-2026-2441(CSS)
2026年3月12日 146.0.7680.75/76 1件 CVE-2026-3910(V8)
2026年3月13日 146.0.7680.80 1件 CVE-2026-3909(Skia)
2026年3月31日 146.0.7680.177/178 21件 CVE-2026-5281
2026年6月8日 149.0.7827.102/.103 74件 CVE-2026-11645
2026年9月3日 152.0.7977.82/.83 12件 CVE-2026-85046(V8)

2026年に配信されたChromeの緊急アップデートのイメージ図

⚠️ 修正件数が「1件」のアップデートこそ、いちばん急いで当てるべき

この表でいちばん重要なのは、修正件数の欄です。2月13日・3月12日・3月13日の3回は、いずれも「セキュリティ修正1件」だけのアップデートでした。
そして3回とも、その1件が悪用済みのゼロデイ脆弱性でした。

覚えておくと判断が早くなる法則
修正件数が多い回=定例のまとめ更新です。たとえば2026年8月25日の Chrome 152 のメジャーリリースには327件の修正が含まれていました。件数が多いのは、それまでに見つかった問題をまとめて出しているからです。
修正件数が1〜2件だけの回=緊急パッチです。わざわざ1件のために臨時のアップデートを出すのは、放置できない事態が起きているからです。この回を見たら、その日のうちに再起動してください。

もう1つ注目したいのが3月12日と3月13日です。
12日のリリースノートには後日「以前のバージョンのこのノートには CVE-2026-3909 が含まれていたが、その修正は将来のアップデートで提供される」という注記が追記され、翌13日にもう1回アップデートが出ました。
つまり「昨日更新したから今日は大丈夫」とは限りません。

さらに3月の2件は、どちらも Google Threat Analysis Group(Googleの脅威分析チーム)からの報告でした。
同チームは国家関与型の攻撃や標的型攻撃を追跡している部署です。そこから報告が上がってきた脆弱性は、実際の攻撃キャンペーンで使われていた可能性が高いと考えられます。
リリースノートに報告者としてこのチーム名が出ていたら、自社が狙われる立場かどうかにかかわらず、その日のうちに当てるのが安全です。

更新したのに「最新ではない」状態になる3つの落とし穴

結論として、更新作業をしたつもりでも最新版になっていないケースが3つあります。いずれも管理画面を持たない会社では気づけないため、更新を各自任せにしている限り必ずどこかの端末で発生します。

落とし穴 なぜ起きるか 気づく方法
再起動していない ダウンロードは自動で終わるが、適用は再起動のタイミング メニューアイコンに色が付いたままかどうか
ずっとPCを閉じない スリープで運用していると再起動が数週間発生しない chrome://settings/help のバージョン番号
ユーザー単位でインストールされている そのWindowsユーザーがログインしないと更新処理が走らない 全ユーザー向け(システム全体)にインストールし直す

とくに多いのが2番目です。ノートパソコンを毎日閉じるだけで、シャットダウンも再起動もしないという使い方は珍しくありません。
この場合、Chromeは新しいバージョンを裏でダウンロードし終えているのに、適用のタイミングが何週間も来ないまま古いバージョンで動き続けます。

3番目は、Chromeが「そのWindowsユーザーだけ」にインストールされている場合に起こります。
Program Files 配下にインストールされていれば端末全体で更新されますが、ユーザー領域(AppData)にインストールされていると、そのユーザーがログインしないと更新処理が走りません。
共用パソコンや、以前アカウントを分けて設定した端末で起きやすいパターンです。

元記事でご紹介したメニューアイコンの色(緑・オレンジ・赤)は、まさにこの状態を示すサインです。
赤くなっているということは、修正版が公開されてから1週間以上、その端末が脆弱なまま使われているという意味になります。
「赤くなる前に押す」を社内の共通認識にするだけでも、危険な期間はかなり短くできます。

「グーグルアップデート」で探しているのは、どの更新?

結論として、「グーグルのアップデート」という言葉は4つの別のものを指して使われています。自分がどれを更新したいのかがはっきりすると、操作は一気に簡単になります。

更新したいもの どこから更新するか 見分け方
Chrome(ブラウザ本体) chrome://settings/help パソコンで青と赤と黄と緑の丸いアイコンを使っている
Chromeの拡張機能 chrome://extensions →[デベロッパー モード]→[更新] 特定の機能・ボタンだけ調子が悪い
GoogleアプリやGoogle Play Google Playストア(Android)/App Store(iPhone) スマートフォンでの操作
Chromebook(ChromeOS) 設定 →[ChromeOSについて] 本体そのものがChromebook

検索されている言葉を見ると、「グーグルアップデート」「google 更新方法」といった漠然とした表現がとても多いです。
実際のご相談でも、「グーグルが更新できない」と言われて伺うと、Chromeではなくスマートフォンの Google アプリの話だった、というケースがしばしばあります。

会社で社員に案内を出すときは、「Chromeを更新してください」ではなく「パソコンで chrome://settings/help を開いて[再起動]が出たら押してください」と、操作そのものを書いてください。
製品名で伝えると、人によって違うものを更新してしまいます。

会社のパソコンで、更新を確実に行き渡らせるには?

結論として、追加費用ゼロで実現できます。
Googleが無償で提供している Chrome Enterprise Core を使うと、社内すべてのChromeのバージョンが一覧で見えるようになり、再起動を待たせずに強制することもできます。

各自任せの運用がなぜ危険かというと、「誰が更新していないか」を誰も知らないからです。
10台のうち9台が最新でも、残った1台が侵入の入口になれば、そこから社内のファイルサーバーやクラウドの認証情報に手が届いてしまいます。更新は、全員に行き渡って初めて効果が出る対策です。

社内のChromeを一元管理して更新を徹底するイメージ図

Chrome Enterprise Core は追加費用ゼロで使える

Chrome Enterprise Core は、Googleの管理コンソールからChromeブラウザを一元管理する仕組みです。
公式に「追加料金なしで」利用できると明記されており、ライセンスを買い足す必要はありません。できることは次のとおりです。

できること 内容
バージョンの可視化 管理対象のChromeのバージョン一覧をレポートで確認できる
対応OSの広さ Windows・Mac・Linux・iOS・Android のChromeを1つの管理コンソールで管理できる
ポリシーの配布 100種類以上のChromeポリシーを配布できる。ユーザーがGoogleアカウントにログインしていなくても効く
拡張機能の把握と制御 各端末に入っている拡張機能を一覧化し、不審な拡張機能をブロックできる
適用中の設定の確認 どのポリシーが効いているかをレポートで確認できる

導入は、管理コンソールで発行した登録トークンを、MDMやグループポリシーで各端末に配るだけです。
管理の単位は「ブラウザ単位(端末そのものを登録する)」と「プロファイル単位(ログインしたユーザーに紐づける)」の2種類があり、会社支給パソコンの棚卸しが目的ならブラウザ単位で登録するのが素直です。

始める前に1つだけ確認してください
Chrome Enterprise Core 自体は無料ですが、操作にはGoogleの管理コンソールを使います。そのため Google Workspace または Cloud Identity のいずれかのGoogle側アカウントが必要です。
Microsoft 365 だけで運用している会社では、ここで「Googleの契約は無いのに使えるのか」という論点が出ます。自社がどちらに当てはまるかは、着手前に確認しておくと手戻りがありません。
また公式に「Google アップデーターなどのChromeコンポーネントが変更または無効化されていないこと」が前提として挙げられています。過去に更新を止める設定をした端末は、先にそれを戻す必要があります。

Chrome Enterprise Core(Google公式) ➡

再起動を待たせず強制する(RelaunchNotification)

バージョンが見えるようになったら、次は「ダウンロード済みだが再起動していない端末」をなくします。これを担うのが RelaunchNotification というポリシーです。
設定できる値は2つあります。

設定値 挙動 向いている場面
Recommended(推奨) 再起動するまで通知が出るが、閉じて旧バージョンを使い続けられる まず様子を見たい導入初期
Required(必須) 通知を閉じても繰り返し表示され、通知期間の終了時に再起動される 更新の遅れをなくしたい本運用

Required を選んだときの通知期間は、既定で 604,800,000 ミリ秒(7日間)です。
RelaunchNotificationPeriod でミリ秒単位に変更でき、たとえば緊急のゼロデイ対応だけ短くするという運用もできます。
設定場所は管理コンソールの[デバイス]>[Chrome]>[設定]>[Chrome の更新]>[再起動通知]です。

いきなり Required にすると、作業中に再起動されたと感じる社員が出ます。
そこで RelaunchWindow を使い、再起動を始める時間帯を24時間形式(hh:mm)で指定してください。
たとえば深夜帯を指定しておけば、業務時間中に強制再起動が走ることはありません。
当社が支援するときも、最初の1か月は Recommended で通知の出方を見て、そのあと Required と RelaunchWindow を組み合わせる順番をおすすめしています。

再起動して保留中のアップデートを適用するようユーザーに通知する(Google公式) ➡

更新が多すぎて業務に支障が出るなら、チャンネルを見直す

Chromeは安定版でも、マイナーリリースが2〜3週間ごと、メジャーリリースが4週間ごとに出ます。
画面や挙動が変わるたびに社内から問い合わせが来るという会社では、リリースチャンネルの選び直しが有効です。

チャンネル 更新の間隔 位置づけ
Stable(安定版) マイナー2〜3週ごと/メジャー4週ごと 標準。ほとんどの会社はこれでよい
Extended Stable 8週ごと 機能更新の頻度を抑えたい組織向け。セキュリティ修正は同様に適用される
Beta 安定版の4〜6週前 新機能の事前検証用。本番端末には配らない
Dev 安定版の9〜12週前 情シス・開発者向け。安定していない

重要なのは、Extended Stable にしてもセキュリティ修正は同じように適用される点です。
機能の変化だけを緩やかにできるので、業務システムがブラウザの挙動に敏感な会社では現実的な選択肢になります。ただし機能更新が遅れる分、社内の一部だけ画面が違うという状態も生まれます。
全社を揃えるか、検証用の数台だけ分けるか、方針を先に決めてください。

Chrome ブラウザのリリースチャンネル(Google公式) ➡

IT資産管理ツールやIntuneとの使い分け

すでにIT資産管理ツールやMicrosoft Intuneを導入している会社では、Chrome Enterprise Core を追加で入れるべきか迷うところです。
判断の軸は「何を見たいか」です。

やりたいこと 適した手段 理由
Chromeのバージョンと拡張機能を見たい Chrome Enterprise Core 追加費用ゼロ。拡張機能の一覧まで取れるのはChrome側だけ
OSも含めた端末全体を管理したい Intune/IT資産管理ツール Windows Updateやアプリ全般まで一元管理できる
操作ログや持ち出しまで押さえたい 国産のIT資産管理ツール 詳細な操作ログはChrome側の管理範囲外

実務としては、Chrome Enterprise Core とIntuneは競合しません。
Intuneで端末そのものと Windows Update を押さえ、Chrome Enterprise Core でブラウザと拡張機能を押さえる、という役割分担が素直です。
Microsoft 365 Business Premium を契約している会社は Intune が追加費用なしで含まれているので、まず両方を有効にしてから、足りない部分だけ製品を検討してください。

IT資産管理の製品選びから比べたい場合は、法人向けセキュリティ比較サイト c-compe.com の比較記事もあわせてご覧ください。
当社は「いま持っている機能をどう有効にするか」を、c-compe.com は「どの製品を選ぶか」を担当しています。

IT資産管理ツールの比較|費用相場と選び方(c-compe.com) ➡

LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版(aclouds) ➡

更新したら拡張機能が動かなくなった?Manifest V2の終了

結論として、これはChromeの不具合ではありません。拡張機能の古い仕様(Manifest V2)が段階的に廃止され、2026年8月31日にウェブストアからも完全に削除されました。
古い拡張機能に業務が依存していると、更新した瞬間に使えなくなります。

時期 Chromeバージョン 起きたこと
2024年10月9日 安定版でManifest V2拡張機能の段階的な無効化を開始
2025年3月31日 全ユーザーで既定オフに(利用者が手動で再有効化はできた)
2025年7月24日 138 再有効化できない完全な無効化へ移行(企業向け猶予ポリシーのサポートも終了)
Chrome 139 提供以降 139 企業向けの猶予ポリシー(ExtensionManifestV2Availability)そのものが削除
2026年8月31日 残っていたManifest V2拡張機能をChromeウェブストアから完全に削除

重要なのは、企業向けの猶予も終わっているという点です。
以前は ExtensionManifestV2Availability というポリシーで期限を延ばせましたが、Chrome 139 でそのポリシー自体が削除されました。
現在はどの会社も逃げ道がありません。

いま確認しておきたい3つ
chrome://extensions を開いて、業務で使っている拡張機能を書き出す。特に翻訳・パスワード管理・広告制御・帳票の入力補助は要注意です。
ウェブストアで同じ拡張機能がまだ配布されているかを見る。2026年8月31日以降に削除されたものは、いま入っている端末から消えると再インストールできません。
Chrome Enterprise Core を入れていれば、社内全端末の拡張機能を一覧で確認できます。1台ずつ聞いて回らずに棚卸しが終わります。

実務でいちばん困るのは、業務システムの入力を補助するために社内で作った拡張機能です。
開発した担当者が退職していると、Manifest V3への書き換えができず、「Chromeを更新すると業務が止まるので更新を止めている」という最悪の状態に陥ります。
更新を止めると今度はセキュリティ修正も止まるため、脆弱性を抱えたまま使い続けることになります。この状態に心当たりがあるなら、早めにご相談ください。

Manifest V2 のサポートタイムライン(Chrome for Developers) ➡

情シスが見落としがちな、Chrome更新の落とし穴

結論として、更新をめぐるトラブルは技術の問題ではなく運用の問題です。中小企業のご相談で実際によく出てくるものを、起きやすい順に整理しました。

落とし穴 何が起きるか 先に打てる手
更新状況を誰も見ていない 1台だけ何か月も古いまま残る Chrome Enterprise Coreでバージョンを一覧化する
再起動を各自任せにしている ダウンロード済みだが未適用の端末が常に残る RelaunchNotificationをRequiredにする
業務システムのために更新を止めた セキュリティ修正も止まり、脆弱性を抱え続ける Extended Stableに切り替えて検証期間を作る
古いOSの端末が数台残っている その端末だけ修正が降ってこない OSごと入れ替える計画に載せる
自作の拡張機能が動かない Manifest V2終了で業務が止まる 作り手がいるうちに書き換えるか代替を探す
共用パソコンの一部ユーザーが古い ユーザー領域にインストールされたChromeは本人がログインしないと更新されない 全ユーザー向けにインストールし、ブラウザ単位で登録して端末として管理する
スマートフォンのChromeを見ていない アプリ自動更新オフの端末が放置される MDMでアプリ更新を管理する
更新だけで守れると思っている パスワードの盗み取りやフィッシングは防げない 多要素認証・EDRと組み合わせる

この表のうち、当社への相談でもっとも多いのは1番目です。「更新は自動だから大丈夫」と考えている会社が多いのですが、自動なのはダウンロードまでで、適用は人の操作に依存します。
しかも見る仕組みがないので、遅れていること自体に気づけません。

逆に言えば、バージョンを一覧で見られる状態にするだけで、この表の半分は「気づける問題」に変わります。
追加費用ゼロで始められるのですから、セキュリティ製品を買い足す前に、まずここを整えるのが順番として正しいです。

社内のパソコンでChromeの更新状況を確認する担当者

更新だけで守れる範囲は、どこまで?

結論として、Chromeの更新はブラウザ自体の欠陥をふさぐ対策です。
人が騙されて情報を渡してしまう攻撃や、パソコンに入り込んだマルウェアがブラウザの保存情報を抜き出す攻撃は、更新では止まりません。

攻撃の種類 更新で防げるか 必要な対策
ブラウザの脆弱性を突く攻撃 防げる(更新が最も効く) 最新版の適用と再起動
フィッシングで認証情報を入力させる 防げない 多要素認証・パスキー・社員教育
ブラウザ保存のパスワードやCookieを抜く 防げない EDR・ブラウザにパスワードを保存しない運用
悪意ある拡張機能に権限を渡す ほぼ防げない 拡張機能の許可リスト運用
社内の古いOSを狙う攻撃 防げない OSの更新・端末の入れ替え

特に2026年に増えているのが、3番目のインフォスティーラー(情報窃取型マルウェア)です。
ブラウザに保存したパスワードやログイン中のCookieを丸ごと持ち出す手口で、Cookieを奪われると多要素認証を突破されることもあります。
Chromeを最新にしていても、この経路は別に対策が必要です。

そのうえで順番を間違えないでください。更新は追加費用ゼロで、いま実行できて、効果がはっきりしている対策です。
高価な製品を検討する前に、更新と多要素認証を先に片付けたほうが、同じ予算でも守れる範囲は広くなります。

インフォスティーラーとは?ブラウザ保存のパスワードとCookieが盗まれる手口(c-compe.com) ➡

Chromeの更新管理にお金はかかる?補助金は使える?

結論として、Chromeの更新を会社として管理するだけなら費用は0円です。有料になるのは、ChromeOSデバイスの管理や、端末全体の管理まで広げる場合です。

手段 費用 できること
Chrome Enterprise Core 追加費用なし Chromeのバージョン可視化・ポリシー配布・拡張機能管理
Chrome Enterprise Premium 有料(ユーザー単位) ブラウザ側での高度な脅威対策・データ保護
Chrome Enterprise Upgrade 有料(デバイス単位) ChromeOSデバイスを組織として管理する
Intune Business Premium/E3以上に含まれる OS・アプリを含む端末全体の管理

補助金については正直にお伝えします。デジタル化・AI導入補助金は登録されたITツールの導入を対象とする制度で、すでに契約しているものの設定を変えるだけの作業は対象になりにくいです。
Chrome Enterprise Core の有効化そのものに補助金を充てるのは難しいと考えてください。

一方で、これから端末管理ツールやセキュリティ製品を導入する、Google Workspace や Microsoft 365 を新しく契約する、といった投資であれば対象になりえます。
要件は年度ごとに変わるため、公募要領の確認と専門家への相談が必要です。当社は補助金の活用支援も行っていますので、投資の順番から一緒に整理させてください。

今日からできる3ステップ(すべて0円)

結論として、最初にやるのは製品の検討ではありません。いま社内のChromeがどうなっているかを知ることです。合計1時間ほどで、更新の遅れが実際にあるかどうかがわかります。

ステップ やること 所要時間
STEP1 自分の端末で chrome://settings/help を開き、[再起動]が出るか確認する 1分
STEP2 部署ごとに数台、同じ画面のバージョン番号(先頭の数字)を書き出して比べる 30分
STEP3 chrome://extensions で業務に使っている拡張機能を一覧にする 30分

STEP2で先頭の数字が2つ以上ばらついていたら、更新が行き渡っていないことが確定します。その時点で Chrome Enterprise Core を検討する材料が揃います。
逆に全台そろっていれば、いまの運用のままで問題ありません。この3ステップの成果物は、そのままご相談時の資料になります。

当社は中小企業のエンドポイント管理・パッチ運用を、現状の棚卸しから強制更新の仕組みづくり、運用の定着までお手伝いしています。
「更新できていない端末がありそうだが、どこから手を付ければよいかわからない」という段階でも、お気軽にお声がけください。

Google Chromeのアップデートはこまめに気にしよう

今回はGoogle Chromeを最新版にアップデートする手順、何のために最新版にアップデートする必要があるのかについて詳しく解説しました。

基本的にGoogle Chromeは自動で最新版にアップデートされますが、手動でも簡単にアップデート、最新バージョンになっているかの確認は行うことができます。

先ほども述べたとおり、バージョンが古いままだとよくない理由の一つとして、個人情報の漏洩などのトラブル、不正アクセスなどに巻き込まれる危険があるからです。安心、安全にサービスを利用するためにも、是非こまめなアップデートを実践してください!

Google Chromeは、仕事の生産性アップ、作業の効率化につながる優れたサービスです。インストールや拡張機能の追加自体は、時間もかからずに簡単に行うことができます

Google Chromeは多くの方々から利用されていますし、アップデートを頻繁に行っていますが、自分自身でもセキュリティの面は留意する必要があります。最新バージョンになっているかの確認は、隙間時間に確認できますし、短時間で完了します。本記事を参考に、ぜひ実践してください。

 

 

Chromeはどう最新版にし、なぜ必要?

Chromeの更新は「気が向いたら」では不十分で、放置は実害に直結します。更新方法と必要性を整理すると次のとおりです。

項目 内容
更新方法 メニューの『Chromeについて』を開くと自動で最新版を確認・ダウンロードする
適用の完了 更新は再起動して初めて適用されるため、ダウンロード後の再起動が必須
必要性 新しいバージョンには脆弱性修正が含まれ、不正アクセス・情報窃取の入口を塞げる
放置の危険 脆弱性は公表後に攻撃が急増するため、未更新の期間がそのまま危険になる

 ポイントは、更新が「最も低コストで効果の高い防御」だという点です。修正版は通常すでに提供されており、最新化と再起動という数分の作業で守れます。特に見落とされやすいのが『ダウンロードしただけで再起動せず未適用』の状態です。

更新は入れることでなく適用まで完了させることが重要だと認識することが、安全運用の出発点になります。

法人で最新化を徹底するには?

各自任せの更新は、必ず未更新端末が残り、その1台が侵入口になり得ます。法人では更新を確実に行き渡らせる仕組みが必要です。中小企業が押さえる進め方は次のとおりです。

項目 内容
強制更新の仕組み MDMやグループポリシーで自動更新を有効化し、無効化を禁止する
適用状況の確認 バージョンを一元管理し、未更新・未再起動の端末を可視化する
期限の明確化 更新と再起動の期限を社内で区切り、確認とセットで運用する
周辺対策との併用 更新だけに頼らず、多要素認証やEDRと組み合わせ多層で守る

 最大のつまずきは、更新は各自に任され、誰も適用状況を把握していないことです。脆弱性対応は属人運用では必ず漏れます。当社は中小企業のエンドポイント管理・パッチ運用を、強制更新の仕組みづくりから運用定着まで伴走支援しています。

組織として確実に更新が行き渡る状態を作ることが、被害を防ぐ前提になります。

Chrome最新化チェック

Chrome最新化チェック

Chromeの最新化とは、Google Chromeを脆弱性修正の含まれた最新版へ更新し、適用まで完了させることのことです。

更新はメニューの『Chromeについて』を開くと自動で確認・ダウンロードされますが、再起動して初めて適用される点が見落とされやすく、ダウンロードしただけで未適用の状態は危険が残ります。

新しいバージョンには脆弱性修正が含まれ、不正アクセスや情報窃取の入口を塞げるため、最新化と再起動という数分の作業が最も低コストで効果の高い防御です。

脆弱性は公表後に攻撃が急増するため未更新期間がそのまま危険となり、法人では各自任せだと未更新端末が必ず残り侵入口になります。

MDMやポリシーによる強制更新、適用状況の可視化、期限の明確化、多要素認証やEDRとの併用で、組織として確実に更新が行き渡る状態を作ることが要点です。

 以下に、押さえるべき要点とその内容を整理します。

項目 ポイント 解説
方法 『Chromeについて』 自動で最新版を確認・適用する
適用 再起動が必須 DLだけでは未適用で危険が残る
必要性 脆弱性修正 不正アクセス・窃取の入口を塞ぐ
法人 強制更新の仕組み MDM/ポリシーで未更新を残さない
併用 MFA/EDRと多層 更新だけに頼らず多層で守る

より詳しい一次情報は公式の解説もあわせてご確認ください。

Chrome 公式リリース情報(一次情報) ➡

この記事のよくある質問(FAQ)

本記事に関して、よく寄せられる質問をまとめました。

Q. Chromeの更新方法は?

A. アドレスバーに chrome://settings/help と入力すると自動で確認が始まり、[再起動]ボタンが出たら押すだけで適用されます。
ダウンロードは自動でも、適用は再起動のタイミングです。押した直後にタブは復元されます(シークレット ウィンドウだけは戻りません)。

Q. なぜ最新版にする必要がありますか?

A. 既知の脆弱性が修正されるためです。2026年は1月から9月3日までに36回の安定版更新が出ており、うち6回はGoogleが「すでに悪用が確認されている」と明記した緊急更新でした。
修正版が出たあとも更新していない期間が、そのまま危険な期間になります。

Q. 自動更新は有効ですか?

A. 既定では有効ですが、自動なのはダウンロードまでです。ノートパソコンを閉じるだけで再起動しない使い方だと、適用のタイミングが数週間来ないまま古いバージョンで動き続けます。
メニューアイコンが赤くなっていれば、1週間以上未適用のサインです。

Q. 法人で徹底するには?

A. Googleが無償提供する Chrome Enterprise Core を使うと、社内すべてのChromeのバージョンを一覧で確認できます。
あわせて RelaunchNotification を Required にすれば、既定7日間の通知期間の終了時に再起動されます。追加費用はかかりません。

関連情報・お問い合わせ

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