無料で使える社内SNSを3つ紹介!無料の制限内容も解説
「コミュニケーションを円滑にとりたい」「社員がどこにいても情報共有を行える状態にしたい」
このような目的で社内SNSを導入する企業が増えています。
導入の際に考慮しなくてはいけないのが「導入費用」です。失敗を防ぐためにも、まずは無料のプランから一部の部署で徐々に運用するやり方がおすすめです。
本記事では、無料でも使える社内SNSを3つ紹介します。
また無料プランと有料プランでどのような違いがあるのか、この点についても詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
社内SNSとは
社内SNSとは、名前の通り職場、企業内で使われるSNSのことを指します。
(Twitter、Facebook、InstagramなどWeb上で社会的に繋がるための一般的なSNSサービスとは異なります。)
社内SNSを使う目的
テレワークの導入に伴い社内SNSを導入する企業が増えましたが、どのような目的で社内SNSを使うのか、主に下記の三つが挙げられます。
社員同士のコミュニケーションの低下を避ける
テレワークの懸念事項として、社員同士のコミュニケーションの場の減少が一番に挙げられます。
社内SNSを導入することによって、社員全員が自分のタイミングでチャットを閲覧することが可能となり、気軽にコミュニケーションをとることが可能となります。
社内の情報、ノウハウを共有する
社員一人一人が持っている情報や知見は会社にとって大きな資産です。
しかし通常のオフィス勤務だと会話をする人も一部の人に限定されてしまいます。また社内で勉強会やプレゼンの機会を設けるのにも、その都度時間とコストがかかってしまいます。
社内SNSがあれば、その人が持っている知見やノウハウをSNS上に投稿することによって、社内のメンバーがいつでも閲覧できることが可能となります。投稿したノウハウはSNS内にデータとして残るので、新入社員や中途社員にも共有したノウハウ等を伝達できます。
社員全員が情報を共有できる環境によって、会社全体が目的達成のために一致団結して仕事を行うことが可能となります。
勤務場所にとらわれずコミュニケーションを図る
近年テレワーク、時短勤務など場所や時間にとらわれず柔軟に働くことが可能となりました。その分以前より意識的にコミュニケーションをとらなくてはいけなくなったといえます。
社内SNSはマルチデバイスに対応しているため、場所やデバイス問わず、手軽に社員同士でコミュニケーションをとることが可能です。
無料で使える社内SNS「Chatwork」
社内SNSは無料で利用できるものもあります。
ここでは無料で利用できる社内SNSを3つ紹介します。
Chatworkとは
一つ目はChatworkです。
画像引用元:Chatwork
Chatworkは、Chatwork株式会社が提供しているコミュニケーションツールです。
チャット機能、PDFや画像ファイルの共有、タスク管理、ビデオ通話などの機能を搭載しており、様々なビジネスシチュエーションで使用できます。
国産のツールということもあり、日本人にとって使いやすい仕様になっている点が特徴です。
パソコン、スマホ、タブレットなどデバイスを問わず、どこにいてもチャットでのやり取りが可能であり、仕事・プライベートどちらの場面でも気軽に利用できます。
Chatworkの料金プラン
続いてChatworkの料金プランについて解説します。
Chatworkの料金プランは、フリー、ビジネス、エンタープライズの3種類があります。
プラン名 | フリー | ビジネス | エンタープライズ |
対象 | 無料で試したい企業・個人 | 業務で利用したい企業・個人 | 管理機能を強化したい企業 |
料金 | 1ユーザー/月
¥0 |
1ユーザー/月(年間契約)
¥500(月間契約の場合は¥600) |
1ユーザー/月(年間契約)
¥800(月間契約の場合は¥960) |
ビデオ通話 | 1対1のみ | 参加者最大14名 | 参加者最大14名 |
グループチャット数 | 7グループまで | 無制限 | 無制限 |
広告 | 表示 | 非表示 | 非表示 |
Chatworkの無料プランの制限、違いを解説
無料 | 有料 | |
ビデオ通話 | 1対1のみ | 参加者最大14名 |
グループチャット数 | 累計7グループまで | 無制限 |
広告 | 表示 | 非表示 |
Chatworkは、無料(フリー)、有料(ビジネス、エンタープライズ)で利用できる機能が異なります。異なる点は下記の3点です。
・ビデオ通話
無料プランだと1対1のみのビデオ通話しかできませんが、有料プランですと最大14名までのビデオ通話が可能となります。
・グループチャット数
グループチャット数にも違いがあります。無料プランは7グループまでですが、有料プランは特に数に制限がありません。
・広告
無料プランは広告が表示されますが、有料プランにすれば広告が非表示になります。
無料で使える社内SNS「LINE WORKS」
二つ目に紹介するのはLINE WORKSです。
画像引用元:LINE WORKS
LINE WORKSとは
LINE WORKSは、「LINE」に掲示板、ファイル共有機能、組織階層型アドレス、セキュリティ機能などビジネスに必要な機能を実装したツールです。
普段プライベートで利用しているLINEと操作感が非常に似ているため、非常に使いやすいのが特徴です。
またID・アプリ自体はLINEとは別なので、仕事、プライベートを混合してしまう心配もありません。お客様からの勤務時間外のチャットでの問い合わせなどに対しては、定型文で自動返信する機能が搭載されています。
このようにLINE WORKSはプライベートの時間に仕事を持ち込まない工夫が施されています。
LINE WORKSの料金体系
LINE WORKSは、フリー、ライト、ベーシック、プレミアムの4種類があります。
プラン名 | フリー | ライト | ベーシック | プレミアム |
利用可能人数 | ~100人 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
月額料金(年間契約) |
¥0/ユーザー |
¥300/ユーザー | ¥500/ユーザー | ¥1,000/ユーザー |
音声・ビデオ通話・画面共有 | 1対1 | ~200人 | ~200人 | ~200人 |
ストレージ | 5GB | 100GB | 1TB | 10TB |
監査ログ(メンバーの利用履歴の確認) | 直近2週間まで検索可能/DL不可 | DL可(180日間保管も可能) | DL可(180日間保管も可能) | DL可(180日間保管も可能) |
LINE WORKSの無料プランの制限、違いを解説
無料 | 有料 | |
利用可能人数 | ~100人 | 無制限 |
音声・ビデオ通話・画面共有 | 1対1 | ~200人 |
ストレージ | 5GB | 100GB~10TB |
監査ログ(メンバーの利用履歴の確認) | 直近2週間まで検索可能/DL不可 | DL可(180日間保管も可能) |
LINE WORKSは、無料(フリー)、有料(ライト、ベーシック、プレミアム)で利用できる機能が異なります。異なる点は下記の4点です。
・利用可能人数
無料プランは100人までの利用しかできませんが、有料プランは人数の制限はありません。
・音声・ビデオ通話・画面共有の人数
無料プランは1対1のみのビデオ通話しかできませんが、有料プランは最大200人まで利用可能となります。
・ストレージ
ストレージの容量にも違いがあります。無料プランは5GB、有料プランはライトが100GB、ベーシックが1TB、プレミアムが10TBまでの使用が可能です。
・監査ログ(メンバーの利用履歴の確認)
メンバーの利用履歴の確認にも、無料プランの場合は制限があります。
無料プランは直近2週間までの利用履歴が検索可能でダウンロードはできません。有料プランはダウンロードが可能で180日間保管することができます。
無料で使える社内SNS「Slack」
三つ目に紹介するのはSlackです。
画像引用元:Slack
Slackとは
Slackは、アメリカ発のコミュニケーションツールで、世界中の企業で利用されています。
基本的なチャット機能、データやファイルの共有機能はもちろんのこと、Slackの最大の魅力はカスタマイズが可能で、遊び心を持って楽しく利用できる点です。
チャットルームのテーマを自由に選択できますし、好みの色へと変更することも可能です。また絵文字やスタンプを自分で作ることもできるので、普段のチャットのやり取りを楽しく行うことができます。
Slackの料金プラン
Slackの料金プランは、フリー、スタンダード、プラス、Enterprise Gridの4種類があります。
プラン名 | フリー | スタンダード | プラス | Enterprise Grid |
対象 | 個人 | 中小企業 | 大企業 | 要件の厳しい大企業 |
月額料金 | ¥0 | ¥850 | ¥1,600 | 見積相談 |
音声通話、ビデオ通話 | 1対1 | 最大15名 | 最大15名 | 最大15名 |
ストレージ | ワークスペースあたり5GB | メンバーごとに10GB | メンバーごとに20GB | メンバーごとに1TB |
ゲストアカウントと共有チャンネル | 不可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
Slackの無料プランの制限、違いを解説
無料 | 有料 | |
対象 | 個人 | 中小企業、大企業 |
音声通話、ビデオ通話 | 1対1 | 最大15名 |
ストレージ | ワークスペースあたり5GB | メンバーごとに10GB~1TB |
ゲストアカウントと共有チャンネル | 不可能 | 可能 |
Slackも、無料プラン、有料プランで利用できる機能が異なります。異なる点は下記の4点です。
・対象
無料プランは基本的に個人での利用が対象となっています。企業単位での利用は有料プランとなっています。
・音声通話、ビデオ通話の人数
無料プランは1対1のみの音声通話、ビデオ通話しかできませんが、有料プランは最大15人までの利用が可能となります。
・ストレージ
使えるストレージの容量にも違いがあります。無料プランはワークスペースあたり5GB、有料プランはメンバーごとに10GB~1TBまでの使用が可能です。
・ゲストアカウントと共有チャンネル
無料プランはゲストアカウントと共有チャンネルを設定することができませんが、有料プランにすれば可能となります。
まとめ:まずは無料プランで試すやり方がおすすめ!
今回は、無料で使える社内SNS3つ(Chatwork、LINE WORKS、Slack)、無料プランと有料プランでどのような違いがあるのかを解説しました。
まずは一部の部署で無料のプランで運用を開始して、導入したツールの使い勝手、改善点等をきちんと確認してから徐々に会社全体へと拡大していく方法がおすすめです。
導入を検討する際には、ぜひ本記事を参考にしてください。
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