Kaspersky Endpoint Security Cloudの特徴、メリットを徹底解説!
近年、パソコンやスマートフォン、タブレットなど業務で利用できる端末は増加し、どこからでも社内環境へ自由にアクセスできるようになりました。その一方で悪質なサイバー攻撃は年々増えており、多様化しているサイバー攻撃に対して適切に対応できるセキュリティ製品の導入が求められています。
本記事では、クラウド上でセキュリティ対策が行えるkaspersky Endpoint Security Cloudの特徴、メリットについて詳しく解説します。
kaspersky Endpoint Security Cloudとは
kaspersky Endpoint Security Cloud(以下、KES Cloud)とは、株式会社カスペルスキーが提供している法人向けのクラウド型のセキュリティ製品です。KES Cloudは、10人~500人程度の小規模・中規模の企業向けの製品となっています。
「個人識別情報保護:極秘データ検出テスト」や「Advanced Endpoint Protection:ランサムウェア対策テスト」など、世界的に行われているセキュリティテストで高いスコアを獲得しており、セキュリティレベルが高い製品として評価されています。
法人向けセキュリティソフトと個人向けセキュリティの違いについては以下の記事を御覧ください↓
kaspersky Endpoint Security Cloudの機能・料金プラン
KES Cloudは、「KES Cloud」「KES Cloud Plus」「KES Cloud Pro」の3つのライセンスがあります。企業の人数や用途に応じた購入が可能です。
製品名 | KES Cloud | KES Cloud Plus | KES Cloud Pro |
料金(新規1年) | ¥6,600(税抜)
※ライセンス数5~ |
¥11,070(税抜)
※ライセンス数5~ |
¥19,500(税抜)
※ライセンス数5~ |
使用用途 | ・エンドポイントの保護
・モバイル対策 ・脆弱性スキャン ・CloudDiscovery(監視のみ)
|
・KES Cloudのすべての機能
・Microsoft製品のパッチ管理 ・サードパーティ製品の修正パッチ配布 ・デバイス制御、Webフィルタリング ・Cloud Discovery(監視およびブロック) ・暗号化 ・Microsoft365の保護 ・ルートコーズ分析(根本原因分析) |
・KES cloud Plusの全機能
・EDR機能 ・アプリケーションコントロール ・アダプティアノマリコントロール ・リモート消去 ・BadUSB攻撃防止 |
KES Cloudの新規最低購入数量は5ライセンスとなっています。ライセンス数と年数(1~3年まで)によって、価格は変動するため、詳しくは「カスペルスキー法人向け製品 標準価格表」を参照してみてください。
kaspersky Endpoint Security Cloudのメリット
ここでは、KES Cloudのメリットについて詳しく解説します。
メリット①シャドーIT対策が可能
シャドーITとは、情報システム部や上層部の許可・管理が及んでいない状態で、従業員(もしくはチーム、各業務部門)の判断で導入・利用されているクラウドサービスやシステム、機器のことを指します。
脆弱性が発見されても企業側での対策ができないため、シャドーITはセキュリティ上のリスクになる可能性が高いと言えるでしょう。
KES Cloudでは、「Cloud Discovery」という機能で不要と思われるクラウドサービスへのアクセスをブロックできます。
さらに、Webブラウザやデスクトップアプリからサービスにアクセスするユーザーの監視・追跡も可能です。
メリット②Microsoft 365のセキュリティを強化できる
KES Cloud Plus以上のプランでは、Microsoft 365のサービスであるTeamsやOneDrive、Exchange Onlineなどの通信やファイルを適切に保護できるのもメリットです。
例えば、電子メールの送信元ドメインが詐称されていないかを検査するSPF(Sender Policy Framework)と呼ばれる機能や、電子メールの送信ドメイン認証技術であるDKIM (DomainKeys Identified Mail)とDMARC (Domain-based Message Authentication Reporting and Conformance) の技術を組み合わせたメール検証機能など、高度なセキュリティ機能が実装されています。
メリット③クラウドで管理するため、インフラ環境の構築・管理作業を削減できる
KES Cloudは、クラウドバースのセキュリティ製品であるため、管理サーバーの構築作業や設定作業、管理業務などのインフラ環境の構築や管理業務を削減できるメリットがあります。
また、クラウド上で攻撃の原因や経路を可視化できるため、どの場所からでも早急な対応・デバイスの保護が可能です。
メリット④スマートフォンも2台カバーできる
全てのプランで、スマートフォンも1ライセンスあたり2台まで保護が可能です。通常、他の法人向けセキュリティソフトでは、スマートフォンは別でライセンスがもう1つ必要ですので、スマートフォンもカバーするなら、かなりお得になります。しかも、アンドロイドだけでなく、iphoneもカバー対象となります。
まとめ
今回は、kaspersky Endpoint Security Cloudの特徴、メリットについて解説しました。
近年「エンドポイント」と呼ばれるテレワークで使用している端末などをターゲットにしたサイバー攻撃が増加している傾向があります。
※下記の記事で詳しく解説しています。
今回ご紹介したKES Cloudはエンドポイントのセキュリティ対策としても有効です。シャドーITへの対策も可能ですので、自社のセキュリティ強化するためにも導入を検討してみてください!
kaspersky Endpoint Security Cloudの料金、サービス詳細はこちら➡
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