フィッシングサイトの被害が過去最多!被害を防ぐ対策を紹介
フィッシングサイトとは、正規のウェブサイトを模倣し、個人情報を不正に取得することを目的とした偽装サイトのことです。金融機関やショッピングサイトなどの公式サイトに酷似したデザインを用い、ユーザーを欺いてIDやパスワード、クレジットカード情報などの重要な個人情報を入力させます。収集した情報は、不正アクセスや金銭的被害、なりすまし犯罪などに悪用されるリスクがあるので注意が必要です。
本記事では、フィッシングサイトの被害を抑えるための対策を紹介します。
フィッシングサイトの被害が過去最多に!
はじめに、フィッシングサイトの最新の被害状況について解説します。
2024年12月、国内におけるフィッシング攻撃は報告数・URL件数どちらも過去最多となりました。
同月のフィッシング攻撃の報告数は23万2290件(前月比約30.1%増)であり、1日あたり約7493.2件ほど報告されました。これまで最多だった2024年10月の18万1443件を大きく上回りました。
また、悪用されたフィッシングURLは12万415件に達し、前月の約1.5倍に増加。1日あたり約3884.4件の報告があり、2024年8月の8万5768件を大幅に超え、初めて10万件を突破しました。
特に増加したのが、使い捨てURLを用いた手口(ランダムな文字列のサブドメインを設定し、リダイレクト用のURLとして利用する手法)であり、全体の約47.4%を占めました。これらのフィッシングサイトは、多くが同一のIPアドレスでホストされており、悪用されたIPアドレスの総数は1万4327件に上ります。
フィッシング詐欺の手法は年々巧妙化しており、今後もさらなる警戒が必要です。
参考:フィッシングURLが過去最多の約12万件 – 報告も23万件超に
フィッシングサイトの主な手口
フィッシングサイトの主な手口は下記の3つです。
①メールやSMSを使ったフィッシング詐欺
「アカウントが不正アクセスを受けました」「本人確認が必要です」など、緊急性を強調したメッセージを送信し、ユーザーを焦らせて偽のサイトに誘導する手口が多く見られます。本物の銀行やECサイトに似せたログインページを作成し、IDやパスワードを入力させて盗み取るのが典型的な手法です。
一度情報を入力してしまうと、不正ログインや金銭被害につながる危険性があります。
②偽のECサイトや金融機関を装った詐欺
本物そっくりの通販サイトを作成し、ユーザーにクレジットカード情報を入力させる手口もよくあるので注意が必要です。特に人気ブランドのセールや限定キャンペーンを装った偽サイトが多く、購入手続きを行うと商品が届かず、カード情報だけが詐取されるケースがあります。
また、銀行やクレジットカード会社を装い、「不正利用の確認」や「本人確認が必要」といったメールを送り、偽のログインページへ誘導する手法も多発しています。このような詐欺に騙されると、口座情報が盗まれたり、不正送金の被害に遭ったりする可能性があるため注意が必要です。
③SNSを利用したフィッシング詐欺
企業の公式アカウントを装い、キャンペーン当選の通知を送る詐欺が横行しています。「プレゼントが当選しました」「ギフトカードを進呈します」といったメッセージを送り、個人情報やクレジットカード情報を入力させる手口が一般的です。
また、SNSのログイン情報を盗み取ることで、アカウントを乗っ取られるケースも増えています。乗っ取られたアカウントが詐欺の発信源となり、友人やフォロワーを騙す被害が連鎖的に広がるため、特に注意が必要です。
フィッシング詐欺の被害を防ぐ対策
フィッシング詐欺を防ぐには、下記の対策が有効です。
① 送られてきたメール・SMSのリンクを安易にクリックしない
フィッシング詐欺の多くは、不審なメールやSMSのリンクをクリックさせることで被害を拡大させます。そのため、届いたメッセージに記載されたリンクを安易に開かず、公式サイトや公式アプリから直接ログインするようにしましょう。
また、リンク先のURLを確認し、公式サイトとは異なる不審なドメインが含まれていないかをチェックすることで、フィッシングサイトへのアクセスを防ぐことができます。
② 二段階認証を必ず設定する
不正ログインを防ぐためには、二段階認証の設定が有効です。SMS認証などを活用することで、ログイン時に追加の認証が必要となり、不正アクセスのリスクを軽減できます。
特に銀行やECサイト、メールアカウントなどの重要なサービスには必ず二段階認証を設定し、セキュリティを強化しましょう。
③ メールやSMSの送信元を確認する
フィッシング詐欺では、公式を装った偽の送信元からメッセージが届くことが多いため、メールアドレスやSMSの発信元を慎重に確認する必要があります。送信元のドメインが公式のものであるかをチェックしましょう。特に不審な文字列が含まれている場合は注意が必要です。
また、送信元が明らかに怪しい場合は絶対に返信しないようにして、リンクもクリックしないようにしましょう。
フィッシング被害はなぜ増えているか?
攻撃者の手口が高度化し、技術対策だけでは防ぎきれなくなっている点が本質です。観点は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手口 | 生成AIで作る自然な日本語の偽メール |
| 経路 | メール/SMS/チャット/QRコードの多経路化 |
| 標的 | 個人だけでなく法人の経理・人事への攻撃 |
| 影響 | 認証情報窃取からランサム・BECへ連鎖 |
ポイントは、見破る力だけでなく『見破れなかった時の被害最小化』も含めて備えるのが本質という点です。脅威動向は変化するためIPA等の最新情報で確認します。技術対策と教育・運用を起点に整えることが出発点になります。なお最終的には、
評判や機能数でなく自社の現状と業務に優先順位を付け、無理なく続けられる体制に落とし込むことが、投資を成果へ結びつける近道になります。加えて運用開始後も定期的に見直しを行い、現場の声をもとに小さく改善していく姿勢が、
効果を持続させ無理のない定着を実現する鍵となります。
中小企業はどう備えるべきか?
備えは、技術対策と教育・運用をセットで進めることが重要です。押さえる進め方は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 技術 | メールセキュリティ・MFA・URLフィルタ |
| 教育 | 定期的なフィッシング訓練と事例共有 |
| 運用 | 不審メール報告窓口と初動手順 |
| 監視 | 認証ログの監視と異常検知 |
最大のつまずきは、訓練だけで技術対策と運用が追いつかないことです。当社は中小企業のフィッシング対策と運用設計を伴走支援しています。技術・教育・運用を一体で整えることが、被害を防ぐ要点になります。なお最終的には、
評判や機能数でなく自社の現状と業務に優先順位を付け、無理なく続けられる体制に落とし込むことが、投資を成果へ結びつける近道になります。加えて運用開始後も定期的に見直しを行い、現場の声をもとに小さく改善していく姿勢が、
効果を持続させ無理のない定着を実現する鍵となります。
フィッシング対策チェック

フィッシング被害対策とは、フィッシングサイトは正規サイトを装って利用者の認証情報やクレジットカード情報を窃取する偽サイトのことで、メールやSMSのリンクから誘導されます。
攻撃者の手口が高度化し技術対策だけでは防ぎきれなくなっている本質があり、生成AIで作る自然な日本語の偽メールの手口、メール/SMS/チャット/QRコードの多経路化、個人だけでなく法人の経理・人事への標的、
認証情報窃取からランサム・BECへ連鎖する影響が観点です。
見破る力だけでなく見破れなかった時の被害最小化も含めて備えるのが本質で、脅威動向は変化するためIPA等の最新情報で確認します。
メールセキュリティ・MFA・URLフィルタの技術、定期的なフィッシング訓練と事例共有の教育、不審メール報告窓口と初動手順の運用、認証ログの監視と異常検知が要点で、訓練だけで技術対策と運用が追いつかない失敗を避け、
技術・教育・運用を一体で整えることが要点となります。
以下に、押さえるべき要点とその内容を整理します。
| 項目 | ポイント | 解説 |
|---|---|---|
| 技術 | メール | MFA/URL |
| 教育 | 訓練 | 事例共有 |
| 運用 | 窓口 | 初動手順 |
| 監視 | ログ | 異常検知 |
| 最新 | 公式確認 | IPA動向 |
より詳しい一次情報は公式の解説もあわせてご確認ください。
この記事のよくある質問(FAQ)
本記事に関して、よく寄せられる質問をまとめました。
Q. フィッシングサイトとは?
A. 正規サイトを装って利用者の認証情報やクレジットカード情報を窃取する偽サイトのことで、メールやSMSのリンクから誘導される手口が主流となっています。
Q. 被害が増えている理由は?
A. 生成AIによる本物そっくりな偽メール作成や、SMS・チャットを使った巧妙な誘導など、攻撃手口が高度化して見破りにくくなっていることが主な理由です。
Q. 中小企業はどう備えるべきですか?
A. 従業員教育による見破り力向上、メールセキュリティ・MFA等の技術対策、URLフィルタリング、被害発生時の連絡経路整備など総合的な対策が必要です。
Q. 最新の脅威動向はどう確認しますか?
A. フィッシングの手口は継続的に変化するため、必ずIPA等の最新情報で脅威動向と推奨対策を確認し続けることが極めて重要です。
関連情報・お問い合わせ
巧妙すぎる偽メールの見分け方|総務担当が知るべきフィッシング対策
法人向けセキュリティ比較サイト c-compe.com の関連解説で、背景・選び方・注意点の詳細が確認できます。
まとめ
今回は、フィッシングサイトの被害を抑えるための対策を紹介しました。近年、フィッシング詐欺は手口がますます巧妙化しています。
フィッシング詐欺のリスクは今後も高まり続けことが予想されるため、日頃から最新の情報をチェックし、慎重な行動を心がけましょう。適切な対策を実践することで、個人・企業ともにフィッシング詐欺の被害を未然に防ぐことができます。
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