AppSheet User Passとは?メリット・デメリットを徹底解説

ノーコードアプリ開発ツールとして人気の高い「AppSheet」。Googleが提供しているAppSheetは、業務アプリを手軽に構築・運用できます。
2025年3月、Googleは新たなライセンス体系である「User Pass」を発表しました。本記事では、AppSheet User Passの概要やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
AppSheet User Passとは
AppSheet User Passとは、AppSheetアプリのユーザーに対して適用される新しいライセンス形式のことです。
これまでのAppSheetは、アプリにアクセスするユーザーごとにライセンスを割り当てる必要がありました。
User Passでは「同時アクセス数」単位でライセンスを購入する仕組みとなっております。
つまり、ユーザーが100人いても、普段アクセスせず、同時アクセスが1人でよければ、1ユーザーでいいということですね。
AppSheet User Passの料金はいくら?
AppSheet User Passの料金は、1ライセンスあたり月額565円で利用できます。
AppSheet User Passの特徴
AppSheet User Passの主な特徴は下記の2つです。
プール型ライセンスで柔軟に利用できる
AppSheet User Passの特徴の一つが、プール型ライセンスとして提供されている点です。組織内でライセンス枠を共有し、アプリにアクセスした時点でそのユーザーに一時的にライセンスを割り当てます。
これにより、AppSheetライセンスを持たない社外の関係者や、Googleアカウントでの認証を行わない未認証ユーザーでもアプリにアクセスできるようになります。たとえば、顧客や取引先向けのアンケートフォームや外部パートナーへの進捗報告・入力アプリなど外部に公開するアプリなどに適しています。
使用状況が月単位でリセットされる
AppSheet User Passにおけるライセンスの使用状況は、月単位でリセットされます。月内に使われたユーザー数に応じてライセンスが消費され、翌月にはカウントがリセットされる形です。そのため、利用状況に合わせて無駄なくライセンスを活用できます。ただし、未使用分を翌月に繰り越すことはできません。
AppSheet User Passのメリット
AppSheet User Passを導入すれば、柔軟かつ実用的なライセンス運用が可能です。ここでは、AppSheet User Passのメリットについて解説します。
外部との連携や利便性が大きく向上する
先述したとおり、AppSheet User Passでは社外ユーザーや未認証ユーザーにもアプリの利用を許可できます。これにより、社外との接点を持つアプリを手軽に運用できるため、営業・現場・総務など幅広い部門での利活用が進みます。
アプリの利用範囲を組織外にまで広げられることで、業務効率の向上やコミュニケーションの円滑化が期待できるでしょう。
コストを最適化できる
従来の「ユーザー単位のライセンス」では、利用者の数に応じて都度ライセンスを追加購入する必要があり、コストがかさむケースがありました。User Passの場合、利用状況に応じて柔軟にライセンスを運用できるため、実際の利用頻度に見合ったコスト管理が可能です。一時的な利用者や不定期な業務にも対応できるため、ライセンスの無駄を削減することができます。
ライセンス管理の負担を軽減できる
AppSheet User Passでは、個別にライセンスを割り当てる必要がないため、管理者の負担を大幅に軽減できます。特に日替わりで担当が変わる現場や、利用者が流動的なプロジェクトにおいて効果的です。ライセンスの一元管理や自動割り当ても可能となっているため、システム運用の効率化にもつながります。
AppSheet User Passのデメリット
AppSheet User Passを利用する際は、メリットだけでなくデメリットについても把握することが重要です。主なデメリットは下記の2点です。
ユーザーごとのアクセス制御がやや複雑になる
AppSheet User Passは「誰がいつ使うかを固定しない」仕組みのため、従来のユーザー単位で管理する方法と比較すると、利用者の特定やアクセス制御の管理が難しくなることがあります。
ユーザー数が多すぎると追加費用が発生する可能性がある
AppSheet User Passは、アクティブユーザーの数に応じて料金が変動する仕組みであるため、一時的に大量のユーザーが利用すると予想外のコスト増につながる可能性があります。たとえば、イベントやキャンペーン期間中に一時的に大量のユーザーがアプリを使ったときなどは、ライセンス数が想定よりも超過し、コストが増加します。
まとめ
今回は、AppSheet User Passの概要やメリット・デメリットについて解説しました。
AppSheet User Passを導入することで、ユーザーライセンスの柔軟な運用や、コストの最適化が可能になります。一方で、ユーザーごとのアクセス制御がやや複雑になったり、ユーザー数が増加して追加費用が発生したりする可能性がある点には注意が必要です。
利用するアプリケーションの種類やライセンス数を考慮した上で有効に利用しましょう。
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