ネット高速化のため、ipv4とipv6を実際に計測したら平均〇Mの速度アップだった!

「IPv6に変えるとネット速度がどれくらい速くなるの?」「実測で何倍違うの?」とお悩みの方向けに、本記事では IPv4とIPv6を実環境で計測した速度比較データ・改善の仕組み・導入方法を解説します。
結論を3行で言うと、IPv6(IPoE)はNTTの混雑する網終端装置を通らず、直接インターネットに接続する方式のため、夜間・休日の混雑時間帯でも高速・安定。当社実測ではフレッツ光ファミリーで 30〜50Mbps→90〜300Mbpsに改善しました。
IPv4とIPv6は何が違う?
IPv4は従来のインターネット接続方式(PPPoE)で、NTTの網終端装置を通る必要があり混雑のボトルネックになります。一方 IPv6(IPoE)は網終端装置を経由せず直接インターネットに接続するため、構造的に渋滞が起きにくくなります。
IPv4とIPv6(IPoE)の違いをまとめると以下の通りです。
| 項目 | IPv4 (PPPoE) | IPv6 (IPoE) |
|---|---|---|
| 接続経路 | NTT網終端装置を通る | 直接インターネット接続 |
| 混雑時の速度低下 | 大きい | 小さい |
| 夜間19〜23時の速度 | 大幅低下 | 安定 |
| 対応ルーター | 既存ルーターOK | IPoE対応ルーター必須 |
実測:IPv4とIPv6でどのくらい速度差が出る?
当社(株式会社アーデント)のオフィスで、フレッツ光ファミリータイプを使ったIPv4 vs IPv6 IPoE の速度比較を実測しました。
| 計測時間帯 | IPv4 (PPPoE) | IPv6 (IPoE) |
|---|---|---|
| 平日 昼14時 | 80Mbps | 250Mbps |
| 平日 夕方18時 | 45Mbps | 180Mbps |
| 夜間 21時(混雑時) | 15Mbps | 95Mbps |
| 休日 14時 | 30Mbps | 120Mbps |
夜間混雑時には 約6倍、平均でも 3〜4倍の速度差。Web会議・クラウドPBX等の通信負荷が高いアプリで体感差が大きく出ます。
IPv6に変えるにはどうすればよい?
IPv6(IPoE)への変更手順は以下の通りです。プロバイダー側の対応 + 自宅ルーターの対応で完結します。
- プロバイダーがIPv6 IPoE対応か確認(多くのプロバイダーは対応済み・無料)
- IPoE対応ルーターに切替(NEC Aterm・Buffalo業務用等)
- プロバイダーのマイページから「IPv6 オプション」をオン
- ルーターを再起動して接続確認(test-ipv6.com でチェック)
NTT光ファイバーの高速化方法全般は以下も参照ください。
IPv6化でクラウドPBX・Web会議の品質はどう変わる?
ネット速度の改善は クラウドPBXの通話品質・Web会議の安定性に直結します。夜間・休日の混雑時間帯にIPv4だと遅延・音切れが発生していた企業でも、IPv6化で改善するケースが多いです。
クラウドPBXの音質改善方法・QoS設定との組合せは以下の関連記事もご参考ください。
通信回線・電気通信事業者の公式情報については、総務省の ICT政策ページ も参考になります。
IPv4とIPv6の速度比較に関するよくある質問は?
本テーマでよく寄せられる質問をまとめました。
Q. IPv6に変えるだけでネット速度は上がりますか?
A. 多くのケースで明確に上がります。IPv4はNTTの網終端装置を通るため夜間混雑時に速度低下が起こりやすい一方、IPv6(IPoE)は直接インターネットに繋ぐため混雑回避が可能。当社実測でも夜間で平均30〜50Mbps→90〜300Mbpsに改善しました。
Q. IPv6対応かを確認する方法は?
A. test-ipv6.com やプロバイダー提供の確認サイトで判定できます。速度実測は Fast.com を時間帯別に複数回計測するのが推奨です。
Q. IPv6に変更すると追加料金はかかりますか?
A. プロバイダーによって異なります。無料の事業者も多いですが、IPoE専用ルーターのレンタル料(月数百円)が必要な場合もあります。NTTフレッツ光・コラボ光(トラム光等)で対応事業者を選定しましょう。
Q. IPv6対応ルーターはどんなものを選べばよいですか?
A. IPv6 IPoE / DS-Lite 対応のルーターを選びます。NEC Atermシリーズや、IO-DATA、Buffalo の業務用モデルが主流。QoS対応モデルだとさらに通話・動画品質が安定します。
Q. 企業導入で何が一番効果ありますか?
A. クラウドPBXやWeb会議の通話品質改善に最も効きます。IPv6でネット混雑を回避すれば、夜間・休日も音声品質が安定し、テレワーク中の業務効率が大幅に向上します。
IPv6化と他のネット高速化施策の組合せは?

IPv6化はネット高速化の 第一歩として最も費用対効果が高いですが、さらに速度・品質を上げるには 「LANケーブル6e以上化」「QoS対応ルーター導入」「Wi-Fi 6切替」「専用回線(NURO Biz等)への切替」を組合せると効果が累積します。
| 施策 | コスト | 改善幅の目安 |
|---|---|---|
| IPv6 (IPoE) 化 | 無料(IPoE対応ルーター必要) | 3〜6倍(夜間混雑時) |
| LANケーブル6e以上化 | 1本数百円〜 | 1.5〜2倍(有線時) |
| QoS対応ルーター | 2〜5万円 | 通話品質安定 |
| Wi-Fi 6への切替 | 1〜3万円 | 無線時の体感向上 |
| NURO Biz 等の専用回線 | 月額18,850円〜 | 速度保証あり・10倍超 |
中小企業ならまず 「IPv6化+LANケーブル6e化」からスタートし、効果を見ながら段階導入するのがコスパ最強です。光ファイバー全般の高速化は以下も参照ください。
導入後のメンテナンス・運用の注意点は?
IPv6(IPoE)に切替えた後も、定期的な監視が必要です。ルーターのファームウェアアップデート・速度の定期計測・接続安定性のモニタリングを行うことで、長期的に安定したネット環境を維持できます。当社が支援するお客様では、月1回の速度計測レポートをご提供しています。プロバイダー側のIPoE混雑も時間経過で起こりうるため、年に1回程度は再評価することをおすすめします。事業規模の拡大に応じて、必要なら専用線(NURO Biz等)への切替も検討します。光ファイバー回線とIPv6設定の最適化により、テレワーク主体の企業でも光オフィス並みの通信品質を維持可能です。
まとめ:IPv6化はネット速度改善のベストな第一歩?
IPv6(IPoE)への切替は、コスト負担なしで実測速度を3〜6倍に改善できる強力な施策です。Web会議・クラウドPBXを使う企業ほど効果が大きく、夜間業務やテレワーク主体の運用で特に恩恵があります。
当社では通信回線とクラウドPBXのトータル相談を無料で実施しています。厚労省テレワーク総合ポータル もテレワーク制度設計の参考になります。
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株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
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