仮想オフィスツールFrameとは?利用画面も交えてわかりやすく解説!
テレワークの浸透に伴い、社員間のコミュニケーション不足などの新たな問題が発生しています。社員が孤独を感じずオフィス勤務と近い状態で業務を行える状態を作るために、「仮想オフィスツール」を導入する企業が増えています。
仮想オフィスツールとは、インターネット上に仮想オフィスを設置し、実際にオフィスに出勤している感覚で業務を行えるツールのことです。
本記事では、仮想オフィスツールの一つである「Frame」をご紹介します。仮想オフィスツールを利用するメリット・デメリットについても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
仮想オフィスツール「Frame」とは
Frameとは、アメリカのIT企業のVirbera社 が開発している仮想空間プラットフォームのことです。本家Virbelaの兄弟製品として販売が始まっています。
本家のVirbelaについては以下の記事をご覧ください↓
Frameは、Virbelaと異なり、Webブラウザからの操作が可能であり、3D環境でのコミュニケーションや共同作業などを容易に行えるようになります。例えば、下記のような機能を利用することが可能です。
- アバターのネーム設定
- アバターカメラ
- チャット機能(音声・テキスト)
- 自動翻訳機能
- 音声入力機能
- レーザーポインター
Frameの画面で紹介
Frame上zenオフィスをご紹介
こちらはzenオフィスという空間です。和が混じっていて、すごくいい感じの内装ですね!
自分の部屋に名前をつけてみました。テキストの色、背景の色は自由に変更できます。
こちらは、部屋の壁に画像を配置しているシーンです。
3Dなので、上下左右や縦方向、横方向の傾きも調整できるため、どのように位置調整するかのマークが上記画像のように円2つと矢印3つの合計5種類が一度に表示されます。円をクリックすると、画像の向きを水平にしたり、45度傾けたりなども可能です。
PDFを壁に配置してみました。複数ページのPDFファイルなので、左右に矢印が付いて、ページ移動が可能です。
他にも一般オフィスにある家具以外で、犬や恐竜などのオブジェクトも配置できます。
こちらはアバター同士で会話中に拍手してもらったシーンです。
画面左上にあるPEOPLEからメンバーを確認できます。名前の横にある矢印を押すと、その人のところに一瞬で移動できます。
参加者の欄にあるアイコンで赤いアイコンの左隣を押すと、人を呼び集めることができます。
こちらは、私のPC画面を共有しているシーンです。試しに私の顔も出してみました。
設置したテーブル、いすには座ることができます。画面内にアバターがいると、けっこう没入感がでますね。
こちらは目から光線。。。ではなくレーザーポインターです。プレゼン時に使用します。ただ、目から光線にしか見えませんが。。。
他にもこんなマップが
学校向けマップです。いたるところにテーブルとイス、また小部屋が多く設置されたマップです。
南の島風マップ。小島が多く点在しているところを移動します。
数百人から千人単位のイベントやセミナーをやる用のマップです。
他にも様々なマップが用意されてますし、オリジナルで一から作ることも可能です。
Frameの特徴
Frameの特徴は下記の通りです。
- 専用アプリケーションのインストール不要で利用できる
Frameは、Webブラウザとインターネット環境があれば利用可能であり、専用アプリケーションのインストールは不要で利用できます。
- マルチデバイス対応
Frameは、パソコン(Windows、Mac)、スマホ・タブレット(Android、iOS)など様々なデバイスから利用できる点も魅力です。また、VRゴーグルなども利用できます。
- 基本機能だけであればアカウント登録不要で利用できる
FRAMEは、基本機能だけであればアカウント登録不要で利用することが可能です。さらに、URLさえ知っていればFrameのユーザアカウントをわざわざ作成する必要もありません。そのため、お客様や外部の取引先などをURLを送るだけで招待可能です。
Frameの料金体系
プラン名 | TRIAL FRAME | BASIC FRAME | PLUS FRAME | PRO FRAME |
月額料金 | 無料 | 10ドル | 50ドル | 200ドル |
同時接続人数 | 8名 | 8名 | 50名 | 100名 |
FRAME数(マップ数) | 3 | 4 | 4 | 4 |
ロゴ設置等ブランディング | × | × | × | 〇 |
なお、これ以上の人数やオリジナルURL、アナリティクス機能などを希望する場合は、別途メーカーと相談して利用も可能です。
Frameのメリット
Frameのメリットは、程よい広さの空間が提供されている点です。
仮想空間の中で自身のアバターを動かし、相手のアバターを見つけたら、一定の距離を保って話しかけるといったリアルの世界でよくみられる行動を再現できます。
アイデアを出し合うグループ・ディスカッションなどのシーンでは、このように一人一人が動ける空間が最適だと言われています。
Frameには、南の島や研修ルーム、キャンパスなどの豊富なテンプレートが用意されています。
ほかにも、リラックスして話しやすい雰囲気のラウンジや、山々に囲まれた広々とした屋外空間などのテンプレートもあります。
これらのテンプレートは、社内イベントや小規模なオンライン飲み会、研修など様々な用途で利用することが可能です。
仮想オフィスツールを利用するメリット
FRAMEのような仮想オフィスツールを利用することで、企業は様々なメリットを得られます。
仮想オフィスツールの代表的なメリットは、下記の3点です。
メリット①社員のコミュニケーション活性化につながる
一つ目のメリットは、社員のコミュニケーション活性化につながる点です。
仮想オフィスツールを利用することによって、仕事上のコミュニケーションをスムーズに行えるようになります。さらにちょっとした雑談なども気軽にできるようになるでしょう。
仮想オフィスツールでは自身のステータスを表示できるため、誰がどこで・何をしているのかが一目で分かる仕組みになっています。チャットツールやビデオ会議などと比較すると、よりリアルに近い環境で仕事ができるといえるでしょう。
メリット②孤独感を解消できる
二つ目のメリットは、孤独感を解消できる点です。
テレワークでよくある悩みとして、社員が孤独感を感じてしまうことが挙げられます。誰とも会わずに自宅で一人で作業をする日々が続くと孤独感を感じる方がほとんどです。
仮想オフィスツールでは、社員同士でのコミュニケーションや仕事の確認等を気軽に行えるため、孤独感を解消できるメリットもあります。
仮想オフィスツールを利用するデメリット
仮想オフィスツールには、メリットだけではなくデメリットもいくつかあります。
デメリット①パソコンに対しての負荷が大きい
仮想オフィスツールの最大のデメリットは、パソコンに対しての負荷が大きい点です。
基本的に仮想空間の中でコミュニケーションをとるため、業務時間内は常にインターネット通信が行われている状態になります。オンラインでの利用が必須であるため、安定した通信環境が欠かせません。
仕事で動画編集などパソコンへの負荷が大きい作業を既に行っている場合、バーチャルオフィスツールの導入でパソコンに対して過剰に負荷が掛かるリスクがあります。
デメリット②操作が複雑
二つ目のデメリットは、できることが多すぎて、操作が若干複雑です。
仮想オフィスツールでは、多くの人が参加するため、ITリテラシーも様々ですよね。全員に使い勝手を説明するのは少し大変です。また、イベントでの利用の場合は、マニュアルをしっかりと用意して、例えばチャットは使わないとか、利用しない機能もはっきりさせた方がいいでしょう。
Frame利用開始の流れ
ここでは、Frame申込の流れをご説明させて頂きます。
以下お申込みのリンクになります。
こちらの赤いボタンを押すと以下の画面に遷移します。
ここで、Frame name(マップの名前)を決めて、Enviroment(マップの種類)を選択します。
けっこういろいろあります。また、マップの入れ替えも簡単ですので、まずはどれを気になったものを選んでみましょう。
プランを選択し、青いボタンを押します。
最後に、カード情報を入れれば、利用開始となります。
まとめ
今回は、仮想オフィスツール「Frame」について詳しく解説しました。
Frameは豊富なテンプレートが用意されており、社内イベントや小規模なオンライン飲み会、研修など様々な用途で利用することが可能です。
社員のコミュニケーション活性化にもつながりますし、8名までなら無料ですので、まずは使ってみてください!
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