IT導入補助金の統合業務とは?IT導入補助金を活用する際の注意点も解説

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際の費用を一部補助する制度です。労働生産性の向上をサポートすることを目的としており、デジタル化推進を支援する重要な取り組みとなっています。
業務の効率化や情報の一元管理が求められる現代において、統合業務システムの導入が注目されています。本記事では、IT導入補助金における統合業務について解説します。IT導入補助金を活用する際の注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも統合業務とは?
統合業務とは、企業内の基幹業務を一元的に管理・運用するシステムや手法のことです。販売や購買、在庫、財務、人事など、複数の業務プロセスを統合的に管理することで、業務効率化と情報共有を実現できます。部門間でのデータ連携がスムーズになり、経営判断の迅速化が図れる点もメリットです。
IT導入補助金における統合業務とは?
IT導入補助金の対象となっている統合業務システムは、下記のとおりです。
IT導入補助金の対象となっている統合業務システムの例 | |
ビジネスアプリ作成ツール | 多様な業務に適したアプリをプログラミング不要で、自社で最適な形にカスタマイズして作成することができるもの(ノーコード、ローコード) |
ワークフロー | 入力フォーム設計、フロー作成、承認・決裁、通知、連携 |
BI、分析・解析専門ツール | データ抽出・加工、レポート、ダッシュボード、分析、共有 |
「IT導入補助金2025 ITツール登録要領」によると、ワークフローは『報告書の提出など、企業内で行われる承認や決裁等情報のやり取りや業務の一連の流れを設定・管理し、業務プロセスの効率化に資するもの』が対象となっています。
BI、分析・解析専門ツールは『企業や組織が持つデータを収集・分析・可視化し、意思決定や戦略立案・需要予測に活用するもの』が対象です。
参考:「IT導入補助金2025 ITツール登録要領」P31
統合業務システムを導入するメリット
統合業務システムを導入するメリットは下記の3つです。
●業務プロセスの効率化
●情報の一元管理と可視化
●意思決定の迅速化
それぞれ解説します。
業務プロセスの効率化
統合業務システムを導入することで、部門間の業務プロセスをシームレスに連携させることが可能です。受注から生産、在庫管理、販売、給与計算までのプロセスを一元的に管理できるため、データの重複や入力ミスを防ぎ、業務効率を向上させることができます。
手作業の削減や業務の自動化が進むため、労働時間の短縮やコスト削減も期待できます。
情報の一元管理と可視化
統合業務システムでは、各部門のデータを一元管理できるため、リアルタイムでの情報共有が可能となります。
これにより、データの更新状況を即座に把握でき、経営や業務運用における意思決定をサポートすることが可能です。データの可視化により、問題点や改善ポイントを早期に発見できるメリットもあります。
意思決定の迅速化
統合業務システムを活用すれば、部門ごとにバラバラだったデータを一元管理でき、経営層が迅速かつ的確な意思決定を行うことが可能です。集約されたデータを基に売上分析やコスト管理をリアルタイムで行えるため、経営判断をより迅速に行えます。
リスク管理や戦略立案にも有効活用できるため、競争力の強化にもつながります。
IT導入補助金を活用する際の注意点
統合業務システムを導入する際には多くのコストがかかるため、IT導入補助金の活用がおすすめです。ここでは、IT導入補助金を活用する際の注意点について解説します。
補助金申請の要件を確認する
補助金を申請するには、補助対象事業者や導入するITツールが要件を満たしているかを確認することが重要です。申請時には、導入目的や効果を具体的に示す書類が必要となるため、事前準備を怠らないようにしましょう。
IT導入補助金2025の最新情報については下記の記事を参考にしてください。

報告義務を適切に果たす
IT導入補助金を受けた企業には、導入効果や活用状況を報告する義務があります。報告義務を怠ると、補助金の返還を求められるケースもあるため、注意しなければなりません。
たとえば、業務効率化やコスト削減の成果を記載する場合、導入前後での作業時間削減率やコスト削減額を比較し、改善点をわかりやすくまとめることが求められます。以下のような数値を報告すると、効果が伝わりやすくなります。
【作業時間削減率】導入前月100時間 → 導入後月60時間(40%削減)
【コスト削減額】年間運用コスト500万円 → 300万円(200万円削減)
【エラー発生回数】月10件 → 月2件(80%削減)
これらの数値をグラフや表で可視化することで、効果を一目で伝えられるでしょう。
まとめ
今回は、IT導入補助金における統合業務について解説しました。
統合業務システムを導入することで、業務プロセスの効率化や情報の一元管理などを実現し、企業の生産性向上につなげることが可能です。IT導入補助金を活用することで、導入コストを抑えつつ、統合業務システムを導入できます。
IT導入補助金で行うべき準備、よくある質問などについて下記で詳しく解説しています。こちらも参考にしてください。




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