社内SNS3社を徹底比較!【Chatwork・LINE WORKS・Slack】
「社内での情報共有をスムーズに行いたい」「別の部署の人とも気軽にコミュニケーションをとっていきたい」
このような目的で「社内SNS」を導入する企業が増えています。
勤務場所を特に限定していなくても、コミュニケーションをとれる「社内SNS」は、近年のテレワーク・リモートワークの働き方ともマッチしています。
今回は社内SNSのChatwork、LINE WORKS、Slackについて、比較しながら解説していきます。
3社とも社内SNSとして人気が高く、導入する企業が非常に多いです。会社の規模や導入目的を考慮しつつ、ぜひ本記事を導入の際に参考にしてください。
Chatworkとは
最初にChatworkについて解説していきます。
画像引用元:Chatwork
Chatworkの特徴
Chatworkは、Chatwork株式会社が提供しているコミュニケーションツールです。
チャット機能、PDFや画像ファイルの共有、タスク管理、ビデオ通話などの機能を搭載しており、様々なビジネスシチュエーションで使用できます。
国産のツールということもあり、日本人にとって使いやすい仕様になっている点が特徴です。
パソコン、スマホ、タブレットなどデバイスを問わず、どこにいてもチャットでのやり取りが可能で、仕事・プライベートどちらでも気軽に使うことができます。
Chatworkの料金プラン
Chatworkの料金プランは、フリー、ビジネス、エンタープライズの3種類があります。
プラン名 | フリー | ビジネス | エンタープライズ |
対象 | 無料で試したい企業・個人 | 業務で利用したい企業・個人 | 管理機能を強化したい企業 |
料金 | 1ユーザー/月
¥0 |
1ユーザー/月(年間契約)
¥500(月間契約の場合は¥600) |
1ユーザー/月(年間契約)
¥800(月間契約の場合は¥960) |
ビデオ通話 | 1対1のみ | 参加者最大14名 | 参加者最大14名 |
グループチャット数 | 7グループまで | 無制限 | 無制限 |
広告 | 表示 | 非表示 | 非表示 |
無料でも利用が可能ですが、組織で導入したい場合は、ビジネスプランがおすすめです。セキュリティ水準が高く、社員のユーザー管理やアカウントの把握を行うことが可能であるからです。
さらに管理機能を強化したい、セキュリティ対策を万全にしたい場合は、エンタープライズプランがおすすめです。エンタープライズのプランはチャットワークのすべての機能を搭載しており、外部サービスとの連携の制限、特定の端末やIPアドレスの制限をかけることも可能です。
チャットワークが向いているユーザー
チャットワークは、社外の人とつながって、やり取りをする事が多いツールです。そのため、BtoBのビジネスをしている企業に最適です。社内メンバーだけでなく、社外の方ともチャットしたりタスクを共有したりできますので!
チャットワークの詳細はこちらから↓
LINE WORKSとは
続いてLINE WORKSについて解説していきます。
画像引用元:LINE WORKS
LINE WORKSの特徴
LINE WORKSは、「LINE」に掲示板、ファイル共有機能、組織階層型アドレス、強固なセキュリティ機能などビジネスに必要な機能を実装したツールです。
普段プライベートで利用しているLINEと操作感が非常に似ているため、非常に使いやすいのが特徴です。
LINE WORKSは、ID・アプリ自体はLINEとは別なので、仕事、プライベートを混合してしまう心配もありません。
お客様からの勤務時間外のチャットでの問い合わせなどに対しては、定型文で自動返信する機能が搭載されています。このようにプライベートの時間に仕事を持ち込まない工夫が施されています。
LINE WORKSの料金プラン
LINE WORKSの料金プランは、フリー、スタンダード、アドバンストの3種類があります。 ※2022年4月1日、料金改定!
プラン名 | フリー | スタンダード | アドバンスト | |
利用可能人数 | ~100人 | 無制限 | 無制限 | |
月額料金(年間契約) |
¥0/ユーザー |
¥450/ユーザー | ¥800/ユーザー | |
音声・ビデオ通話・画面共有 | 1対1 | ~200人 | ~200人 | |
ストレージ | 5GB | 1TB | 100TB | |
監査ログ | 2週間/DL不可 | 6ヵ可/DL可 | 6ヵ可/DL可 |
LINE WORKSは、2018年から無料のフリープランも提供されることになりました。
フリープランは、利用人数が100人まで、容量は5GB、管理・セキュリティ機能が限定的という制限もありますが、1度導入して試験的に運用するといった方法に非常に最適です。
まずは無料プランから試してみて、自社の規模やニーズに合わせて、適したプランへとグレートアップすることも可能です。
LINE WORKSが向いているユーザー
LINE WORKSの最大の強みは、通常のLINEとつながって、やり取りができる点です。そのため、BtoCの事業を行っている、旅行会社、不動産会社、人材関係などの企業に特におすすめです!
LINEWORKSの詳細はこちらから↓
Slackとは
最後にSlackについて解説します。
画像引用元:Slack
Slackの特徴
Slackは、アメリカ発のコミュニケーションツールで、世界中の企業で利用されています。
基本的なチャット機能、データやファイルの共有機能はもちろんのこと、Slackの最大の魅力はカスタマイズが可能で、遊び心を持って楽しく利用できる点です。
チャットルームのテーマを自由に選択できますし、好みの色へと変更することも可能です。また絵文字やスタンプを自分で作ることもできるので、普段のチャットのやり取りを楽しく行うことができます。
Slackの料金プラン
Slackの料金プランは、フリー、スタンダード、プラス、Enterprise Gridの4種類があります。
プラン名 | フリー | スタンダード | プラス | Enterprise Grid |
対象 | 個人 | 中小企業 | 大企業 | 要件の厳しい大企業 |
月額料金 | ¥0 | ¥850 | ¥1,600 | 見積相談 |
音声通話、ビデオ通話 | 1対1 | 最大15名 | 最大15名 | 最大15名 |
ストレージ | ワークスペースあたり5GB | メンバーごとに10GB | メンバーごとに20GB | メンバーごとに1TB |
ゲストアカウントと共有チャンネル | 不可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
Slackは、ワークスペース内の検索範囲、グループ通話ができないといった制限がありますが、フリーの料金プランでも基本的な機能は問題なく使うことができます。
フリープランで物足りなさを感じることがあれば、850円/1ユーザーでのスタンダードプランにグレートアップすることによって、グループ通話や画面共有の制限がなくなります。
Slackが向いているユーザー
海外製で、画面がちょっと見づらいのですが、Slackの特徴は開発しやすいツールということ。そのため、IT企業で、自分で他ツールと連携したり、開発できる企業や新しいITツールに抵抗なく使えるユーザーに向いています。
Chatwork、LINE WORKS、Slackを徹底比較!
続いてChatwork、LINE WORKS、Slackのそれぞれの料金プラン、搭載機能、特徴を比較していきます。
Chatwork、LINE WORKS、Slackの比較表 | |||
Chatwork | LINE WORKS | Slack | |
月額料金(年間契約) | ¥0~¥800 | ¥0~¥1,000 | ¥0~¥850
(大企業向けだと¥1,600) |
ビデオ通話の人数 | 1対1~最大14名 | 1対1~200人 | 1対1~最大15名 |
使いやすさ | 日本で作られたツールなので使いやすい | LINEと似ている部分が多く使いやすい | アメリカで作られたツールなので操作に戸惑うこともある |
すべて無料で利用が可能!
Chatwork、LINE WORKS、Slackすべて無料のプランが含まれています。まずは無料で利用してみて、企業規模やニーズに適した有料プランへと変更するやり方が可能となります。
有料のプランでも小規模~中規模の会社であれば、3社とも月々¥800~¥1,000で利用が可能です。
料金面を比較した結果、どれを選んだとしてもそれほど大差がないといえます。
Chatwork | LINE WORKS | Slack | |
無料プラン主な制限内容 | ・グループチャット:累積7個まで ・ユーザー管理なし |
・ステータス表示なし ・メール、Drive機能なし・共有ストレージ5GBまで |
・メッセージの履歴10000件までの閲覧 ・外部ユーザーとの連携不可 ・音声、ビデオ通話1対1のみ ・画面共有なし |
コメント | 複数人でチャットするグループチャットが7個までというのが一番影響が大きいです。社内でのみ使うなどで、7個までに抑えれば、ずっと無料で使えます。 | 共有ストレージ5GBが影響大きいです。重たい画像データなどをどんどんアップしていると、メンバー全員で5GBなので、投稿ができなくなります。弊社では、1年半で容量が上限になりました。 | slackの場合、過去のやり取り1万件までしか保存されないので、そこが困りますね。また、画面共有できないのは、地味に痛いですね。 |
使いやすさはLINE WORKSかChatwork
使いやすさの面を比較すると、普段利用する頻度が多いLINEと操作感が近いLINE WORKS、または国産のChatworkが使いやすいです。どちらも感覚的な操作が可能で、機能自体もシンプルなものが多いです。
Slackはアメリカ発のコミュニケーションツールということもあり、チャンネルや検索機能など普段使わない特殊な機能もあります。操作に慣れるまでは少々時間がかかりますし、戸惑ってしまうことも多いでしょう。
同時にビデオ通話ができる人数が最も多いのはLINE WORKS
同時にビデオ通話を行うことができる人数が一番多いのは、LINE WORKSです。
無料プランだと1対1のビデオ通話しか行うことができませんが、ライトプラン以上であれば(1ユーザー¥300~)最大で200人までのビデオ通話が可能となります。
まとめ:無料プランで試してからの導入がおすすめ!
今回はChatwork、LINE WORKS、Slackについて、比較しながら解説していきました。
3つとも無料プランがあり、無料プランである程度の使い方や機能等を把握することができます。無料プランから試して、慣れてきたら会社の人数や規模、目的に合わせて有料プランへと変更する方法が、結果的に無駄なコストがかからないのでおすすめです。
社内SNSは、勤務場所を限定せずにともコミュニケーションをとることができますし、作業の効率化へとつなげていくことも可能です。
会社の規模や導入目的を考慮して、社内SNSを上手に活用してみてください!
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株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
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