メタバースとは?意味、定義をわかりやすく解説!
近年、メタバースという言葉をよく聞くようになりました。
世界的に有名なFacebookが社名を「Meta」に変更したことで非常に話題になりましたし、メタバースは現代社会に革命的な影響をもたらすのではないかということで、非常に注目されています。
しかし、「メタバースの意味や定義がよく分からない」「メタバースを利用するメリット・デメリットは何?」と感じている方も実は多いのではないでしょうか。
本記事では、メタバースの意味、定義についてわかりやすく解説していきます。
メタバースとは
メタバースとは、コンピューターやネットワークの中に構築された仮想空間やサービスのことです。
利用者はアバター(自分の分身)を介して仮想空間に入り、他の利用者とコミュニケーションをとったり、買い物やゲームで遊んだりなど、現実世界に近い状態で活動できます。
メタバースの意味・定義
メタバース(metaverse)は、「メタ(meta/超越)」と「ユニバース(universe/宇宙)」を組み合わせた造語です。
インターネット上にある「仮想空間」のことを指しており、もともとはニール・スティーヴンスンというSF作家が発表した小説「スノウ・クラッシュ」に登場する架空の仮想空間サービスの名称でした。
その後、テクノロジーが発展して様々な仮想空間が誕生すると、それらの総称や名称として「メタバース」という言葉が使われるようになりました。
世界で最初にメタバースが注目されたのは、2006年頃の「Second Life」のブームがきっかけです。アメリカの大手金融機関やコンピューターメーカなどが続々と参入して、3DCGで作られた仮想空間でアバターを利用してのプロモーション活動や発表会などを開催しました。
この当時はメタバースは今ほど浸透しておらず、iPhoneも登場していなかった時代です。そのため、パソコンだけでマウスとキーボードを駆使しながら操作を行っていました。
参考:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メタバースのサービス例
メタバースを利用したサービスは、ゲームとビジネスの分野が多いです。
たとえばゲームでは、アメリカのEpic Gamesという会社が提供している「フォートナイト」でメタバースの要素が盛り込まれています。
画像出典元:フォートナイト
フォートナイトの「パーティーロイヤル」のモードでは、ユーザー同士がミニゲームで遊ぶことができるため、仮想空間内でも自由に交流することが可能です。
また、日本国内で流行した「あつ森」という呼び方で親しまれている「あつまれどうぶつの森」も、一種のメタバースだと言われています。
画像引用元:あつまれどうぶつの森
ビジネスでのメタバースの利用は、主にオンライン会議です。
メタバースをオンライン会議で利用することによって、職場でミーティングをしたり、同僚とコミュニケーションをとったりしているのと同じ感覚で働くことができます。
仮想空間内でも社員同士のコミュニケーションがとりやすくなる点は、社員にとって大きなメリットです。
メタバースのメリット
世界中で注目されているメタバースの代表的なメリットを3つ紹介します。
仮想空間内でもコンサートやイベントを体験することができる
一つ目のメリットは、仮想空間内でもコンサートやイベントを体験できる点です。
現場にわざわざ足を運ぶ必要がなく、自宅に居ながらもコンサートやイベントなどを体験できるのは斬新に感じる方も多いのではないでしょうか。
たとえば、アバターで会場へ入って好きなアイドルの歌を聴いたり、仮想空間内のイベントに参加したりなどが可能となります。
その場に居るかのような感覚を体験できますし、これまでに感じたことがない臨場感や体験を味わうことができます。
仮想空間内にイベントやコンサートの会場を用意できる
二つ目のメリットは、仮想空間内にイベントやコンサート会場を用意できる点です。
たとえば、仮想空間内に建造物などを自由に用意できるので、仮想空間内でもイベントやコンサートを開催することが可能です。
ビジネスシーンでも利用が可能
三つ目のメリットは、メタバースはビジネスシーンでも利用が可能な点です。
メタバースを利用して会議やミーティングなどが開催できますし、その場で一緒に作業をしているような感覚で仕事を行えます。
さらにテレワークのデメリットとしてよく挙げられる「社員同士のコミュニケーション機会の減少」も、メタバースを活用することで解消できます。
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メタバースのデメリット
メタバースのデメリットについても解説していきます。
現実世界でのコミュニケーションの機会が減少する
一つ目のデメリットは、現実世界でのコミュニケーションの機会が減少する点です。
近年のクラウドサービスやオンラインゲームの発展は著しく、オンライン上で集まって複数人でコミュニケーションをとることは珍しいことではなくなりました。メタバースでも同じことが言えます。
仮想空間でのコミュニケーション機会が長くなるほど、現実世界でのコミュニケーションが希薄になる懸念があります。
仮想世界に依存する可能性がある
二つ目のデメリットは、仮想世界に依存してしまう可能性がある点です。
オンラインゲームでよく言われているデメリットと同様で、仮想世界への依存には注意が必要です。特に子供の頃は自分の意志で制御することが難しいです。周りの家族が使い方などをサポート・管理していく必要があります。
VRの準備が手間に感じる
三つ目のデメリットは、VRの装着が必須のサービスの場合、VRの準備が手間に感じてしまう点です。
近年、オンラインでの交流は頻繁に行われるようになりましたが、メタバースで交流するメリットやVRの準備が手間に感じる声も聞かれます。
ビジネスで利用する場合は、Zoomなどで顔を見合わせた状態で会議をするのか、メタバース会議を行うのか、ルールや線引きを明確に行う必要があります。
メタバースは今後どうなる?
メタバースの今後についてですが、ユーザーにとって魅力的なサービスが続々と登場することが予想されます。
「株式会社グローバルインフォメーション」市場調査レポートによると、世界のメタバースの市場規模は、2030年には6,788億米ドルに達するという情報が出ています。
2022年1月には、ワーナーミュージックグループとThe Sandboxが提携を結び、The Sandboxのメタバースで音楽をテーマにした世界を立ち上げるという発表がありました。ワーナーミュージックグループはメタバースやNFT分野での活動にも足を踏み入れた形です。
日本国内では、ソーシャルゲームで名が知られているGREEが運営しているバーチャル配信アプリの「REALITY」を今後メタバース事業として取り扱うことを表明しました。
またKDDIやNTTなどの大企業でもメタバースへの参入が進められています。
このようにメタバースに可能性を感じた企業が今後ますます増えていき、ユーザーにとって魅力のあるサービスやビジネスを数多く展開していくのではないでしょうか。
まとめ
今回は、メタバースの意味、定義について解説しました。
メタバースとは、コンピューターやネットワークの中に構築された仮想空間やサービスのことであり、仮想空間においても現実世界と近い状態で活動できるのが大きな魅力です。
今後メタバースに可能性を感じた企業が増えていき、ユーザーにとって魅力のあるサービスやビジネスを数多く展開していくことが予想されます。
メタバースの最新情報や動向はビジネス面でも役にも立ちますので、見逃さないようにチェックしていきましょう。
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