オフィスで必要な電気容量は何アンペア?~そのアンペア数で足りますか?!~
オフィス選びで絶対に避けたいのは、入居してみたら、
『電気容量が足りなくて、しょっちゅうブレーカーが落ちる状況』
ではないでしょうか。
作成中の書類、かきかけのメール、 すべて消えて、泣きそうになり事態が、
何度もおきたら・・・。
悲劇ですね。
電気容量について注意してほしい2つのこと
1.全体の電気容量は足りているかどうか?
2.子ブレーカーのわりふりはきちんとできているか?
の2点です。
全体の電気容量は、ブレーカーを見ると書いてあるので、わかりますよね。
特に東京電力のブレーカー(アンペアブレーカーに色がついています)
の場合は、間違いありません。
http://www.tepco.co.jp/service/custom/idoufaq/keihen-j.html
主に60A以上の契約を行う場合は、東京電力のブレーカーは使いません。
その場合は、色がついていないのですが、だいたい30Aとか、40Aと書いてあると思います。
この場合には、
30A ⇒ 実際に使える最大電気容量60A
40A ⇒ 実際に使える最大電気容量80A
となります。
みなさんのオフィスでも事務所ビルなら、このようになっているはずです。
※ちなみに、東京電力の請求書には60Aの場合 「6KVA」と書いてあります。
主なオフィス機器の電気容量について
・パソコン 1~2A(ノートパソコンの方が少ないです)
・エアコン 8~12A
・複合機 10~15A以下(最大値です)
・蛍光灯 0.3~0.4A
・シュレッダー 1.5~6A
・ルーター 0.05~0.1A
他にも会社によっては、
コーヒーメーカーや給茶機、自動販売機等をおいていあるところもあるかもしれませんね。
5人のオフィスの一般的な事例
パソコン 5台 2A×5=10A
複合機 1台 15A
蛍光灯 12本 0.4A×12=4.8A
シュレッダー 2A
ルーター 0.1A
その他 5A
合計 36.9A
ということで、
おおよそ必要な電気容量は、
37Aくらいということになります。
みなさんのオフィスで必要な電気容量を 計算してみましょう!!
次に気をつけたい子ブレーカー
全体の電気容量が40Aの物件であれば、 上記の例の場合問題がないはずですよね。
ただし、ブレーカーには親ブレーカーの下に小さな子ブレーカーがいくつもついています。
こちらの子ブレーカーは1つあたり、最大20Aまでが一般的です。
ということは、パソコンと複合機をすべて同じ子ブレーカーにつないだとすると・・・
子ブレーカーだけが落ちてしまうわけです。。。
多くのオフィスでは、コンセントに子ブレーカーを2つ割り当てています。
多分、入って右側の壁と左側の壁で分けてあるはずです。
※実際には物件ごとに異なりますので、ご注意ください。
ということで、大事なのは、子ブレーカーごとに使用する機器をうまく配分することです。
どのコンセントがどの子ブレーカーに対応しているかは、
携帯の充電器でもなんでもいいので、
子ブレーカーを落とした状態で、コンセントに接続してみれば、
簡単にわかります!
この辺は
忘れがちなので、しっかりと入居前に調べて計画しましょう!
株式会社アーデント 代表取締役。2006年にオフィス専門不動産会社アーデントを創業。その後、オフィス賃貸仲介、ワークプレイス作りに10年以上携わり、合計500社以上のオフィス移転をサポート。2018年よりクラウドPBXを中心にネットワーク、通信分野を専門に400社以上の電話、ネット環境づくりをサポート。2022年より100以上のクラウドサービスの販売を開始。
IT導入補助金を使って、50社以上にクラウドツールを提供。IT活用による業務改善のDXコンサルを提供。
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