仮想オフィスとは?メリット・デメリット・料金を比較解説!
仮想オフィスツール・バーチャルオフィスツールとは?
仮想オフィスとは、テレワーク環境下でのコミュニケーションがとりづらいという課題を解決するものとして、2020年くらいから始まってきたサービスになります。仮想空間上にバーチャルなオフィスを構築し、そこにアバターやアイコンのあるなしで、出社の有無が判別できたり、会話やチャット、ビデオミーティング、画面共有などができるコミュニケーションツールとなります。
テレワークでの孤独感を減らし、雑談を増やしたり、いちいちメールでやりとりする手間を削減が可能でして、仮想オフィスツールには、2Dで平面上にオフィスを再現するツールと、3Dでレンダリングするツールの2種類があります。
種類 | 2Dのバーチャルオフィスツール | 3Dのバーチャルオフィスツール |
画面例 | ||
メリット | ・軽いのでスペックの低いPCでも快適に使えます。
・1つの画面上で、誰がどこにいるのか、簡単に判別できます。 ・自分の顔を出すことができます。 |
・バーチャル空間上を歩いたり、走ったり、アクションをしたり、様々なコミュニケーションが可能になります。
・外部のお客様を呼んだときのインパクトはすごいです。 |
デメリット | ・社内のコミュニケーションではなく、交流会やイベント、教育関係で、同時に授業をするなどでは使いづらいです。 | ・PCのメモリやCPUを多く消費しますので、商品にもよりますが、8GB以上のメモリを積んだPCをおすすめします。
・自分の顔は基本出せません。アバターでの表示になります。 |
主な商品 | Remotty、sococo、Walkaround Workspace等 | vribela、RISA等 |
仮想オフィスのメリット
メリット① コミュニケーション活性化
テレワーク中で、一日中誰とも雑談せずに、仕事をする日があると、精神的に孤独感でダメージを受けてしまう事があると思います。弊社でも導入して実感しましたが、周囲の仕事の会話が遠くから聞こえてきたり、画面上で会話をしているのが分かるので、ちょっと参加してみたりということが促進されまして、コミュニケーションが活性化されます。
雑談も増えましたね。かなり。
メリット② 生産性向上
ちょっとした、いちいち電話するほどでもない連絡は、今までチャットをしていたのですが、それもアバターで話しかける事に変わり、文字を打つ手間が減り、生産性も上がります。雑談から創造的な会話やアイデアが飛び出すことも。
また、上司に少し相談したい、質問したいとき、リアルオフィスでは気軽にできた質問が、テレワークだとかなりしづらいですよね。いちいちzoomミーティングを設定したりするのは、手間ですし、すぐミーティングは難しいので、後日の確認になってしまいます。
そんなとき、仮想オフィスツールなら、気軽に、すぐ質問、相談ができますので、仕事のスピードアップにつながります。特に、意思決定権がない、部下、新人の人には効果が高いです。
メリット③ セミナーや交流会等のイベントで活用できる
最近はウェビナーも増えましたよね。zoom等でも、もちろんできるとは思うのですが、仮想オフィスツールだと、例えば、2人ずつ組になってもらって、10組で作業してもらうとか、そういったことがいくらでもできます。また、一方的に講師が話をするセミナーではなく、交流会などの場合、いたるところで、コミュニケーションを偶発的に起きると思うのですが、zoomでは難しいですよね。仮想オフィスであれば、画面上を参加者が自由に動き回って、交流できますので、リアル交流会と同じ雰囲気でイベントを行う事が出来ます。
こちらの記事でもまとめておりますので、御覧下さいませ↓
メリット④ 外部のお客様を呼んでのブランディングに
すごく新しいツールですので、導入して使っているところをお客様に見せると、かなりびっくりされます。新しいITツールを使いこなしているということで、ブランディングにもなります。ツールによっては代理店にもなれますので、ご興味ある方はご相談くださいませ。
メリット⑤ 研修、教育での活用も
テレワーク中ですと、新人が、お客様にどういった電話をしているか、全く分からなくなりますよね。仮想オフィス上で声が聞こえてくる設定にしておけば、実際のリアルオフィスで席が隣にあるように、声が聞こえてきます。お客様と重要な話しになった場合は、チャットでアドバイスを送ったりすることも可能。
また、研修授業等も同じ画面内の会議室でできます。zoom等と違って、今、研修授業をやっているということが、回りからわかります。
メリット⑥ ステータス管理で、話しかけていいかがすぐわかる
今、お昼休憩中なのか、外出中なのか、それとも話しかければ会話ができるのかのステータス管理機能が付いています。話しかけたのに、返事がないと悲しくなりますが、ステータス管理機能があるので、周りの人に状況を伝えることができます。google work spaceをメインにしていると、こういったステータス管理機能がないので、おすすめです!
仮想オフィスのデメリット
①PCのスペックに影響される
音と、3D系は映像も見せる為に、CPUやメモリを消費します。ちなみにネットワークはそれほど使いません。重い3D系のサービスだと、700~800Mくらいメモリを消費するときもあります。
②運用ルールを決めないと、活用しきれない
かなりできる事が多いツールのため、例えば、朝礼や会議はどこで行うのか。自室にこもっていると、声が聞こえないので、会話が全然促進されないなどが弊社でもありました。きちんと運用のルールを決める必要があると思います。ステータス管理機能も自動でなるわけではないので、お昼にいくときに、ステータスを必ず変えるというルールを決めて、きちんと浸透するまで、少し時間がかかると思います。
仮想オフィスツールの主な機能
この辺はツールごとに多少異なりますが、以下のような機能があります。
機能 | 説明 |
①音声での気軽な会話 | 常時つなぎっぱなしで、話しかけるツールになります。気軽な音声での会話を促進します。 |
②会議室でのプライベートな会話 | 大事な商談やミーティングでは、会議室や個室で行う事で、周りに聞こえなくすることができます。もちろん入室もブロックする事も可能です。 |
③画面共有 | パソコンのデスクトップ上を共有しながらの、話し合いが可能です。 |
④ビデオミーティング | 顔を出しながらの会議も可能です。 |
⑤チャット | 文字でのチャット機能も各サービス付いています。 |
⑥ステータス管理 | こちらも紹介しましたが、現在の状態を周りに伝える機能があります。 |
⑦多彩な動作(3D系ツールのみ) | 笑ったり、怒ったり、拍手したり、握手したり、ダンスしたりと多彩な動きで、コミュニケーションを促進できます。 |
⑧通知機能 | 話しかけても返事がない時に、画面上で通知をする機能があります。これにより、気づかなかったをなくします。 |
仮想オフィスツールの料金
サービス名 | vribela | OASIS | sococo | Remotty | Walkaround Workspace |
料金 | 月100ドル/10人~ | 月額8,500円/30人まで~ | 月2500円/1人 | 月20000円/10人~ | 月2500円/1人 |
最低利用期間 | なし | 3か月 | 1か月 | 6ヶ月以上 | 1年 |
相場として、一人当たり、月1000円~2500円くらいですね。
まとめ
テレワークで、今後も注目があつまっていく仮想オフィスツール・バーチャルオフィスツール。メリットは、コミュニケーションの促進だけでなく、生産性向上やブランディング、イベントや研修でも活用ができます。要注意なのはスペックの低いPCを使っている場合に、動作が重くなって使いづらくなったりすることと、運用ルールの取り決めをしっかりする必要があるというところです。
価格は、一人当たり、月1000円~2500円になります。
なお、弊社では現在virbela、OASIS、sococo、Remotty、Walkaround Workspaceの5つのサービスを取り扱っております。細かい機能差もお伝えできますし、実際の画面にてご案内も可能です。ご興味ある方は、無料で仮想オフィスツアーやデモも行っておりますので、以下のフォームよりお問い合わせくださいませ。
なお、こういったツールは、各サービスごとに機能や料金にけっこう差がありまして、どれがいいのかわかりづらいところがあります。以下のサイトでは、料金・機能が表でまとまっており、一括で比較が可能です。実際の画面もたくさん掲載されていますので、ぜひご覧ください!
おすすめの仮想オフィス、バーチャルオフィスツールの一括比較サイトはこちら⇒
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