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サーバー設置したいIT企業様向け!事務所を見に行く前に知っておきたい要注意ポイント

オフィスにサーバーを設置するときの事務所探しのポイントをまとめました。注意するポイントが多いので、内見に行く前によく読んでおいてくださいませ!

内見時にエアコンの配置をチェックしよう!

発熱するサーバーを冷却するのに、当然エアコンの冷気を当てておきたいので、内見時にはサーバーを設置したい場所にエアコンがあるかどうか確認しましょう。

もし適当な場所にエアコンがない場合には増設をすることになるのですが、

実はオフィスでエアコンの増設は非常に難しいことが多いです。

エアコンを設置する場合、室外機をおく必要があるのですが、ベランダがないオフィスの場合、室外機は屋上に設置することになります。そうすると、配管の距離は非常に長くなり、設置費用も10万円ではすまなくなってきます。さらに、室内への配管ルートが無いことが多いので、外壁に穴を開けるか、窓を一枚はめ殺しの状態にして、配管を通すことになります。どちらにしても、大変です。

※はめ殺しとは、窓の開閉ができないことをいいます。半開きの状態にして、配管をそこから通し、空いたスペースは埋めてしまいます。

 

さらに、エアコンを引き込んだ場所からサーバー設置箇所までの室内の配管距離が長くなると、さらに費用がかさんできます。

やはり、理想的なのは、サーバールームを設置する場所に、エアコンがすでに設置されている間取りの物件を選ぶことです。もしくは、ベランダのあるビルで、かつサーバールームがそのベランダのすぐそばに作ることができれば、エアコン設置コストを大幅に下げることができます。この場合、うまくいけば10万円以下で追加設置も可能でしょう。

 

また、戸建て、マンションを選ぶと、すでにエアコンの設置された洋室を専用のサーバールームとして利用できますので、物件の種別にこだわらないのであれば、住居用の物件もおすすめです。

屋上に設置されたエアコンの室外機

ブレーカーをチェックして、電気容量が足りるか確認しよう

サーバーを何台置くかにもよりますが、内見時には電気容量に余裕があるかどうかをチェックしておきましょう。

ブレーカーの種類

まず、知っておきたいのは、ブレーカーには、アンペアブレーカーと漏電ブレーカーの2種類があるということです。

アンペアブレーカー

 

電力会社が設置するブレーカーで、あらかじめ契約した電気容量を超えると落ちるブレーカー。マンション、戸建ては基本的にアンペアブレーカーです。

アンペアブレーカーは電気容量に応じて色がついています。

漏電ブレーカー

これ以上使うと漏電の危険があるときに落ちるブレーカー。オフィスビルは通常漏電ブレーカーが設置されています。

よく、マンションだとブレーカーに60Aと書いてある場合に、60A以上の電気機器をつないで使うと、ブレーカーが落ちてしまいます。

しかし、漏電ブレーカーの場合には、倍の120Aまで電気を同時に使うことができます。

 

ですから、オフィスビルの場合、60Aと書いてあるブレーカーがある場合には、最大で120Aまで使えるということになります。

子ブレーカーの数も確認しよう!

仮に十分な電気容量のブレーカーが設置されていたとしても、子ブレーカーは、基本20Aまでです。子ブレーカーがコンセントにいくつ振り分けられているかもチェックしておきましょう。できれば、サーバー用に1つ子ブレーカー割り当てられるのが理想的ですので、予算的に余裕があれば、コンセントの増設を検討しましょう。ブレーカーから、サーバールームまでの距離次第ですが、コンセント1つ増設するだけであれば、3~5万円程度の工事費用で増設が可能です。

 

ブレーカーを見ても、経験がないとわからないことも多いですが、弊社であれば、内見時にブレーカーもチェックして問題ないかを確認させて頂きます。

 

 

専用の光ファイバーを引き込むには、オフィスビルか戸建てが理想的。

サーバーに接続する光ファイバーも重要です。できれば、完全に専有できる光ファイバーが理想的ですので、外からお部屋まで光ファイバーが引き込める物件を選びましょう。基本的にオフィスビルは、配管がしっかりありますので、部屋まで専用の光ファイバーを引き込むことが可能です。戸建ても、電柱から専用の光ファイバーを引き込むことができます。逆に、マンションの場合は、専用の光ファイバーを引き込むほど配管に余裕がないので、引けない物件が多いです。物理的に数本引くことくらいなら基本大丈夫ですが、戸数が多いので、みなさんが引きたいというと無理が出てきます。

できれば、オフィスビルか戸建てを選びましょう。

 

オフィスビルには、法定点検という恐怖の一日がある

オフィスビルの屋上には基本的にはキュービクルという電気機器があり、電柱から来た6600Vの電気はそこで変圧して100V,200Vにしてから各お部屋に引き込まれています。 このキュービクルは年に一度法定点検が義務付けられており、ビルの全館停電を行う必要があります。

サーバーはもちろん、PCから何からすべて電気が来なくなる日があるんですね。。。

これを避けるには、マンションか戸建てのようにキュービクルの設置がない物件を選ぶことになります。ただ、たった1日のことですので、事前に準備をして、サーバーのシャットダウン等を行って、対応していくのもありでしょう。

 

停電は、UPSで回避できる?できない?

サーバーの電気使用容量にもよりますが、UPS(無停電電源装置)を設置して回避する方法もあります。多少コストはかさみますが、容量の大きなUPSで、数時間耐えられるように対策をすることも可能でしょう。注意したいのは、UPSは温度が高い場所では、電気を供給できる時間がどんどん減っていってしまうということです。そのため、エアコンが効いた部屋に設置したいところです。また、計算して必要な電気容量の2倍くらいの容量のUPSを用意しておくと、バッテリが寿命で容量が減ってきたとしても、電気を供給し続けることが可能です。

 

以上サーバーを設置する場合の事務所探しのポイントを解説させて頂きました。ただ、エアコンの増設ができそうかどうか、ブレーカーの電気容量が足りるかどうか、経験知識がないと判断できないケースもあります。弊社までご相談頂ければ、ご案内時に今回ご紹介させて頂いた知識を活用したアドバイスをさせて頂きますので、お気軽にご相談くださいませ。


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